ABCお笑い新人グランプリ

ABCお笑い新人グランプリエービーシーおわらいしんじんグランプリ)とは、毎年成人の日に朝日放送主催で行われる、関西若手お笑い芸人の登竜門的コンクールの名称。その模様は同局の生放送でOAされる。また、愛媛朝日テレビへネットされている。

ABCお笑い新人グランプリの概要と歴史

第1回大会ABC漫才落語新人コンクールとして1980年に行われ、最優秀新人賞は漫才の部で前田一球・写楽、落語の部で桂雀三郎が受賞している。1991年の第12回大会からは、名称と授賞スタイルを現在のものに改めた。

審査方法は基本的に審査員五人による合議制による、2002年の第23回大会までは、出場者が一回ずつのネタ披露のみで、最優秀新人賞が一組、優秀新人賞が二組、審査員特別賞が一組から二組が選出された。しかし2003年の第24回大会より、同局で放送されているM-1グランプリを強く意識した番組構成に変更となり、まず一回戦を行って、上位三組を選出した後に最終決戦を行い、その勝者を最優秀新人賞、敗れた二組を優秀新人賞とし、審査員特別賞は最終決戦に残れなかった七組の中から選出、という方式に改められた。

何らかの賞を受賞した芸人は、翌年からこの大会にはエントリーが出来ない。これは最優秀新人賞の受賞者だけでなく、優秀新人賞や審査員特別賞の受賞者も対象となる。但し、第17回(1996年)に審査員特別賞を受賞した高僧・野々村と、第28回(2007年)に優秀新人賞を受賞したいがわゆり蚊と、審査員特別賞を受賞した恋愛小説家 と、第29回(2008年)に優秀新人賞を受賞した銀シャリのみ、審査員判断で翌年以降にも参加資格が与えられた。

第17回から第19回大会まで、審査員投票に加えて一般審査員による投票も加味されたが、一部の所属事務所の芸人へのファンの組織票知名度のない芸人が大きな振りを受けるなどといった事が重なり、複数の審査員が絶賛した芸人が上位三位へ入賞しないなど、不評が重なる結果となった為に中止となった。

出場資格コンビ結成5年以内、落語家はデビュー10年以内。通常、最優秀新人賞を受賞した芸人は翌年は賞レースには出場しないが、優秀新人賞を受賞した芸人が翌年以降に出場した例は過去に2度、審査員特別賞を受賞した芸人が翌年以降に出場した例は過去に2度ある。

これまでに最優秀新人賞を受賞したのは、宮川大助・花子、ダウンタウン桂小枝ナインティナイン、ますだおかだ、中川家フットボールアワーキングコングなど、惜しくも逃した中にも雨上がり決死隊、よゐこ、陣内智則メッセンジャーチュートリアル等、現在も活躍している芸人は多い。

一方で、大賞受賞者や審査員特別賞受賞者の中にはヤンキース、月亭かなめ&ぜんじろう、TEAM-0、やるじゃねぇかーずなど受賞後2?3年で解散に至ってしまうコンビが続出していた時期があった。そのため当時は、芸人の間では「この賞を取ると大ブレイクするか消えるかどちらか」とも言われていた。他の在阪放送局主催による新人賞がある程度の人気と実力をもった若手漫才師に贈られるのに比べ、この賞はかなり知名度の低いキャリアの短い新人が選ばれることが多いのが特徴である(エントリー制限が、他の放送局主催の賞レースが、キャリア10年以内という基準が多い中、当番組では漫才・コントは5年以内)。それが、大賞受賞者の顔ぶれに後に振り返って波がある、年による当たり外れが多い、という特徴を生んでいる。

最優秀新人賞の賞品が2006年の第27回大会から、それまでの50万円と海外旅行から、倍の100万円と海外旅行(今回は4泊6日ハワイペア旅行)になった(受賞者はとろサーモン)。

又、司会者は2007年の第28回までは桂三枝が担当していたが年齢がギャップになったのか自ら辞退。代わって翌年の2008年の第29回大会以降は藤井隆が担当する事になった。尚、三枝はゲームの司会に廻っている。

ABCお笑い新人グランプリの歴代受賞者

第1回(1980年) 漫才…前田一球・写楽 落語…桂雀三郎 審査員奨励賞…海原さおり・しおり

第2回(1981年) 漫才…ミヤ蝶美・蝶子 落語…桂雀々 審査員奨励賞…桂文福

第3回(1982年) 漫才…宮川大助・花子 落語…笑福亭鶴志 審査員奨励賞…未知やすえ・やすよ

第4回(1983年) 漫才…トミーズ 落語…桂都丸 審査員奨励賞…桂雀司

第5回(1984年) 漫才…ダウンタウン 落語…桂小枝 審査員奨励賞…ハイヒール

第6回(1985年) 漫才…ちゃらんぽらん 落語…桂喜丸 審査員奨励賞…桂三馬枝

第7回(1986年) 漫才…非常階段 落語…桂枝女太 審査員奨励賞…ソフィア

第8回(1987年) 漫才…どんきほーて 落語…桂花枝 審査員奨励賞…メンバメイコボルスミ11

第9回(1988年) 漫才…ヤンキース 落語…笑福亭三喬 諸芸…ミモファルス 審査員奨励賞…ライムライト

第10回(1989年) 最優秀新人賞…かなめ・ぜんじろう 優勝新人賞…パールピアス笑福亭岐代松 諸芸の優秀新人賞…130R

第11回(1990年) 最優秀新人賞…ベイブルース 優秀新人賞…中田はじめ・圭祐未来世紀01・02 審査員特別賞…シンデレラエキスプレス

第12回(1991年) 最優秀新人賞…TEAM-0 優秀新人賞…ティーアップ桂米裕 審査員特別賞…ぴのっきを

第13回(1992年) 最優秀新人賞…ナインティナイン 優秀新人賞…雨上がり決死隊犬丸兄弟 審査員特別賞…よゐこ、トゥナイト

第14回(1993年) 最優秀新人賞…やるじゃねぇかーず 優秀新人賞…矢野・兵動、笑福亭鶴笑 審査員特別賞…電車道

第15回(1994年) 最優秀新人賞…ますだおかだ 優秀新人賞…千原兄弟ダックスープ 審査員特別賞…水玉れっぷう隊、ジャリズム

第16回(1995年) 最優秀新人賞…海原やすよ・ともこ 優秀新人賞…ゆんぼー、誉 審査員特別賞…メッセンジャー

第17回(1996年) 最優秀新人賞…中川家 優秀新人賞…プラスチックゴーゴー、美濃・長岡 審査員特別賞…高僧・野々村

第18回(1997年) 最優秀新人賞…ハリガネロック 優秀新人賞…サバンナ、2丁拳銃 審査員特別賞…シンドバット桂吉弥

第19回(1998年) 最優秀新人賞…COWCOW 優秀新人賞…陣内智則シャンプーハット 審査員特別賞…アメリカザリガニスクラッチ

第20回(1999年) 最優秀新人賞…Over Drive 優秀新人賞…ルート33、りあるキッズ 審査員特別賞…満

第21回(2000年) 最優秀新人賞…フットボールアワー 優秀新人賞…チュートリアルランディーズ 審査員特別賞…レイザーラモン

第22回(2001年) 最優秀新人賞…キングコング 優秀新人賞…ビッキーズオーケイ 審査員特別賞…君と僕

第23回(2002年) 最優秀新人賞…レギュラー 優秀新人賞…ブラックマヨネーズ、麒麟 審査員特別賞…西中サーキット

第24回(2003年) 最優秀新人賞…チョップリン 優秀新人賞…せんたくばさみ、笑い飯 審査員特別賞…なかやまきんに君

第25回(2004年) 最優秀新人賞…千鳥 優秀新人賞…南海キャンディーズ、友近 審査員特別賞…安田大サーカス

第26回(2005年) 最優秀新人賞…アジアン 優秀新人賞…なすなかにし、イシバシハザマ 審査員特別賞…NON STYLE

第27回(2006年) 最優秀新人賞…とろサーモン 優秀新人賞…にのうらご、天然もろこし 審査員特別賞…ネゴシックス

第28回(2007年) 最優秀新人賞…鎌鼬 優秀新人賞…プラスマイナス、いがわゆり蚊 審査員特別賞…恋愛小説家

第29回(2008年) 最優秀新人賞…ギャロップ 優秀新人賞…ジャルジャル、銀シャリ 審査員特別賞…スマイル

第30回(2009年) 最優秀新人賞…天竺鼠 優秀新人賞…銀シャリモンスターエンジン 審査員特別賞…ガスマスクガール

ABCお笑い新人グランプリの過去の審査員

新野新

藤本義一

難波利三

高田文夫

三林京子

古谷三敏

大森一樹

清水ミチコ

きたろう

ラサール石井

大竹まこと

筧利夫

濱田マリ

町田康

喜味こいし

大林素子

原田伸郎

室井佑月

柴田理恵

大島麻衣AKB48

西村和彦

ABCお笑い新人グランプリのスタッフ

2008年

ナレーション:畑中フー

構成:かわら長介、ハスミマサオ

TD・SW玉木雅之ABC

VE:山村哲士ABC)、大橋慎哉(東通)

CAM岡田光司田中康彦西田慶仁・池嶋理人・有利貴紀芝田幸司ABC

MIX岩橋貞成ABC

AUD小西剛生和三晃章ABC

LD:道本啓介ABC

SE:衛藤恒明戯音工房

TK:東野未有希

番宣:岡崎由記川井真紀荒川美幸多田香奈子ABC

庶務:関由子田村圭服部八壽子ABC

AD:佐藤真澄森裕喜山下浩司ABC

FD:細谷尚広フィーノ)、紺田啓介ITS)、石原朋子東通企画

ディレクター梶原英明佐々木匡哉矢野政臣ABC

チーフディレクター森和樹ABC

プロデューサー岩城正良藤田和弥ABC

技術協力:東通、東通ライティング甲子社エー・ブイ・シーマウス戯音工房アイネックス

美術協力:つむら工芸、まいど、高津商会京阪商会デンコージー・マックス、特効

製作著作:ABC

◇出典: フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)『ABCお笑い新人グランプリ』より
取得日:2009-01-14

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