AJCC

アメリカジョッキークラブカップAmerica Jockey Club Cup)は、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場芝外回2200mで施行する中央競馬の重賞(GII)競走である。新聞等の紙面上などではAJCCまたはAJC杯と省略して表記される。

  • 1 概要

  • 2 歴史
  • 2.1 歴代優勝馬

  • 3 関連項目

  • [編集] 概要

    1960年に日米の友好の一環として、ニューヨークジョッキークラブから優勝杯の贈呈を受け、中山競馬場の芝2000mハンデキャップ重賞競走として創設され、翌年より別定重量の芝2600mに変更。以後幾度かの施行場・距離の変更を経て、1980年以降は施行場中山競馬場に定着(1996年・2002年は東京競馬場で施行)。1984年にはGIIに格付けされるとともに現行距離に変更となり現在に至っている。ただし1984年は芝コースの積雪によりダート1800m馬場変更されたが、当時の規則によりグレードの取り消しは行われなかった。2006年からは国際競走に指定された。

    年明け後に関東圏で最初に迎える芝のGII競走であり、有馬記念など前年度末からの余勢を残した馬や中山金杯で好走した馬が出走することが多い。春季の中・長距離路線を見据えた馬が一つの起点とする競走となっており、グレード制導入後では第28回優勝馬ミホシンザン、第39回優勝馬メジロブライト、第40回優勝馬スペシャルウィークが同年の天皇賞(春)を、第36回優勝馬サクラチトセオーが同年の天皇賞(秋)を、第48回優勝馬マツリダゴッホが同年の有馬記念を制している。

    出走条件は、サラ系4歳(旧5歳)以上のJRA所属の競走馬及外国調教馬(8頭まで)。

    負担重量別定重量で、2007年までは賞金別定で行われたが、2008年からはグレード別定重量に変更となり、4歳は56キロ、5歳以上は57キロ、牝馬は2キロ減を基本とし、更に牝馬限定GI優勝馬を除くGI優勝馬は2キロ、牝馬限定GI優勝馬牝馬限定GII優勝馬を除くGII優勝馬及び施行日当日から過去1年以上超の牝馬限定GI優勝馬を除くGI優勝馬は1キロの負担が課せられるよう定められている。但し、2歳時のグレード・グループ優勝対象外

    総額賞金は1億1,400万円で、1着賞金6,000万円、2着賞金2,400万円、3着賞金1,500万円、4着賞金900万円、5着賞金600万円と定められている。

    [編集] 歴史

    1960年 - 中山競馬場の芝2000mの5歳以上の混合のハンデキャップ重賞競走アメリカジョッキークラブカップとして創設。

    1961年

    重量条件別定重量に変更。

    施行距離を芝2600mに変更。

    1966年 - 中山競馬場の改修工事により東京競馬場の芝2600mで施行。

    1967年 - 施行距離を芝2500mに変更。

    1970年 - 施行場東京競馬場の芝2500mに変更。

    1972年

    混合競走に指定。

    流行性のインフルエンザの影響で4月に順延開催

    施行距離を芝2400mに変更。

    1980年 - 施行場中山競馬場の芝2500mに戻す。

    1983年

    アンバーシャダイ史上初の連覇。

    加藤和宏が騎手として史上初の3連覇。

    二本柳俊夫調教師として史上初の3連覇。

    1984年

    グレード制の施行によりGIIに格付け。

    大雪による積雪でダート1800mで施行。

    1985年 - 施行距離を現在の芝外回2200mに変更。

    1993年 - 柴田政人が騎手として2人目の連覇。

    1996年 - 福島競馬場の改修工事による振替開催により東京競馬場の芝2200mで施行。

    2001年 - 馬齢表示国際基準への変更に伴い、出走条件が「5歳以上」から「4歳以上」に変更。

    2002年

    東京競馬場の改修工事による振替開催により東京競馬場の芝2200mで施行。

    江田照男が騎手として3人目の連覇。

    2006年 - 混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は4頭まで出走可能となる。

    2007年 - 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告により、重賞格付け表記をJpnIIに変更。

    2008年 - 負担重量賞金別定からグレード別定に変更。

    2009年

    外国調教馬出走枠が8頭に拡大。

    重賞格付け表記をGIIに戻す。

    伊藤正徳調教師として史上2人目の連覇。

    2010年

    ネヴァブションが史上2頭目の連覇。

    伊藤正徳調教師として史上2人目の3連覇。

    横山典弘が騎手として4人目の連覇。

    [編集] 歴代優勝馬

    回数 施行日 優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師
    第1回 1960年1月5日 オンワードベル 牡4 2:04.9 蛯名武五郎 二本柳俊夫
    第2回 1961年1月22日 ヤシマフアースト 牡4 2:43.6 保田隆芳 尾形藤吉
    第3回 1962年1月21日 タカマガハラ 牡5 2:43.3 加賀武見 小西喜蔵
    第4回 1963年1月20日 コレヒサ 牡4 2:42.4 森安重勝 尾形藤吉
    第5回 1964年1月19日 スズトツプラン 牡5 2:46.8 野平好男 森末之助
    第6回 1965年1月17日 アサホコ 牡5 2:42.5 加賀武見 藤本冨良
    第7回 1966年1月16日 ハクズイコウ 牡5 2:42.0 保田隆芳 尾形藤吉
    第8回 1967年1月22日 スピードシンボリ 牡4 2:37.3 野平祐二 野平富久
    第9回 1968年1月21日 ニウオンワード 牡4 2:39.0 森安重勝 尾形藤吉
    第10回 1969年1月19日 アサカオー 牡4 2:38.9 加賀武見 中村広
    第11回 1970年1月18日 スピードシンボリ 牡7 2:34.9 野平祐二 野平省三
    第12回 1971年1月17日 アカネテンリュウ 牡5 2:36.2 丸目敏栄 橋本輝雄
    第13回 1972年4月30日 メジロアサマ 牡6 2:28.4 池上昌弘 保田隆芳
    第14回 1973年1月21日 オンワードガイ 牡5 2:30.1 蓑田早人 森末之助
    第15回 1974年1月20日 タケホープ 牡4 2:27.5 小島太 稲葉幸夫
    第16回 1975年1月19日 ストロングエイト 牡6 2:31.9 中島啓之 奥平真治
    第17回 1976年1月25日 ホワイトフォンテン 牡6 2:28.7 高橋司 大久保勝之
    第18回 1977年1月23日 グリーングラス 牡4 2:26.3 安田富男 中野隆良
    第19回 1978年1月22日 カシュウチカラ 牡5 2:28.9 出口明見 矢倉玉男
    第20回 1979年1月21日 サクラショウリ 牡4 2:29.0 小島太 久保田彦之
    第21回 1980年1月20日 カネミカサ 牡6 2:37.1 蛯沢誠治 成宮明光
    第22回 1981年1月18日 ホウヨウボーイ 牡6 2:37.5 加藤和宏 二本柳俊夫
    第23回 1982年1月24日 アンバーシャダイ 牡5 2:34.3 加藤和宏 二本柳俊夫
    第24回 1983年1月23日 アンバーシャダイ 牡6 2:35.4 加藤和宏 二本柳俊夫
    第25回 1984年1月22日 シュウザンキング 牡5 1:52.6 田村正光 梶与四松
    第26回 1985年1月20日 サクラガイセン 牡5 2:14.4 小島太 久保田彦之
    第27回 1986年1月19日 スダホーク 牡4 2:13.3 田原成貴 古山良司
    第28回 1987年1月25日 ミホシンザン 牡5 2:15.4 柴田政人 田中朋次郎
    第29回 1988年1月24日 カシマウイング 牡5 2:13.4 的場均 飯塚好次
    第30回 1989年1月22日 ランニングフリー 牡6 2:15.6 菅原泰夫 本郷一彦
    第31回 1990年1月21日 サクラホクトオー 牡4 2:13.8 小島太 境勝太郎
    第32回 1991年1月20日 メジロモントレー 牝5 2:13.8 横山典弘 奥平真治
    第33回 1992年1月26日 トウショウファルコ 牡6 2:12.8 柴田政人 新関力
    第34回 1993年1月24日 ホワイトストーン 牡6 2:15.0 柴田政人 高松邦男
    第35回 1994年1月23日 マチカネタンホイザ 牡5 2:14.1 柴田善臣 伊藤雄二
    第36回 1995年1月22日 サクラチトセオー 牡5 2:14.4 小島太 境勝太郎
    第37回 1996年1月21日 カネツクロス 牡5 2:15.0 的場均 堀井雅広
    第38回 1997年1月19日 ローゼンカバリー 牡4 2:14.9 横山典弘 鈴木康弘
    第39回 1998年1月25日 メジロブライト 牡4 2:15.3 河内洋 浅見秀一
    第40回 1999年1月24日 スペシャルウィーク 牡4 2:16.8 O.ペリエ 白井寿昭
    第41回 2000年1月23日 マチカネキンノホシ 牡4 2:13.4 岡部幸雄 藤沢和雄
    第42回 2001年1月21日 アメリカンボス 牡6 2:13.8 江田照男 田子冬樹
    第43回 2002年1月20日 フサイチランハート 牡5 2:13.7 江田照男 河野通文
    第44回 2003年1月26日 マグナーテン ?7 2:12.5 O.ペリエ 藤沢和雄
    第45回 2004年1月25日 ダンツジャッジ 牡5 2:15.5 藤田伸二 山内研二
    第46回 2005年1月23日 クラフトワーク 牡5 2:11.4 横山典弘 後藤由之
    第47回 2006年1月22日 シルクフェイマス 牡7 2:13.2 柴田善臣 鮫島一歩
    第48回 2007年1月21日 マツリダゴッホ 牡4 2:12.8 横山典弘 国枝栄
    第49回 2008年1月27日 エアシェイディ 牡7 2:13.6 後藤浩輝 伊藤正徳
    第50回 2009年1月25日 ネヴァブション 牡6 2:13.9 横山典弘 伊藤正徳
    第51回 2010年1月24日 ネヴァブション 牡7 2:12.6 横山典弘 伊藤正徳

    ◇出典: フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)『AJCC』より
    取得日:2010-01-27

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