Android

Android端末 HTC-Dream

Androidアンドロイド)とは、スマートフォンインターネット端末タブレットなどを主なターゲットとして開発された、Linuxベースモバイルオープンソースオペレーティングシステムミドルウェア、主要なアプリケーションからなるソフトウェアスタック(集合)パッケージを基にしたプラットフォームである。

  • 1 概要

  • 2 構成

  • 3 ソフトウェア
  • 3.1 Dalvik VM

  • 3.2 開発環境

  • 4 バージョン

  • 5 ライセンス

  • 6 エミュレーション・モデル

  • 7 アンドロイド社の沿革

  • 8 関与企業と今後の予定
  • 8.1 2008年

  • 8.2 2009年

  • 8.3 2010年

  • 9 日本での発売端末

  • 10 組み込み用Android

  • 11 関連項目

  • 12 脚注

  • 13 出典

  • 14 外部リンク

  • [編集] 概要

    グーグル社(Google Inc.)が無償で誰にでも提供すると発表後、2008年10月からは対応する携帯電話が多数販売されている。

    またアプリケーションポータルであるandroidマーケットが提供され、2010年2月時点で有料、無料含め2万を超えるアプリケーションが提供されている。

    類似のものとして、米マイクロソフト社のWindows Mobileやフィンランドノキア社(旧シンビアン社)のSymbian OS、米クアルコム社のBREWおよびBrew MPなどがある。

    [編集] 構成

    Androidは、カーネルからミドルウェアユーザーインターフェースWebブラウザ電話帳などの標準的なアプリケーション・ソフトウェア群までを1つのパッケージにして提供されている。

    カーネルには Linux 関連技術が使用されているが、その他の部分は様々な技術が用いられており、例えば標準Cライブラリ「libc」はBSD UNIXのものである。

    Androidアーキテクチャ


    機能
    携帯電話網への対応 GSMCDMA、EV-DO、UMTS
    その他のネットワーク対応 Bluetooth、無線LAN
    各種ハードウェアへの対応 GPS加速度センサ磁気センサ、2D/3D描画支援ハードウェア(GPU)など
    Webブラウザ Webkitベースブラウザが組み込まれている。Webkitの機能は、他のアプリケーションからも利用可能である。
    メール ショートメッセージサービス(SMS)及びマルチメディアメッセージングサービス(MMS)が利用可能である。
    その他のアプリケーション Java言語で作成されたアプリケーションをDalvik仮想マシン上で動かすことができる。Dalvikは通常のJava仮想マシンとは異なり、メモリの消費が低く抑えられているなど、モバイル向けに最適化された設計となっている。
    アプリケーションストア Googleにより、Androidアプリケーションを陳列したAndroid Marketと呼ばれるソフトウェア販売サイトが運営されている。オーストラリアオーストリアフランスドイツイタリアスイススペインイギリスアメリカで利用可能。
    マルチタッチ ネイティブに対応しており、HTC Heroなどの機種でサポートされている。ただし、Appleによる特許訴訟を避けるため、2010年2月までは、初期的にはカーネルレベルで無効化されていた。
    データストレージAPI データ保存用SQLiteが組み込まれている。
    マルチメディアAPI Media Frameworkと呼ばれる映像と音声用ライブラリにより、H.263、H.264(3GP/MP4コンテナ)、 MPEG-4 SP、AMR、AMR-WB(3GPコンテナ)、AAC、HE-AAC(MP4/3GPコンテナ)、MP3MIDIOgg VorbisWAVJPEGPNGGIFBMPなどに対応している。
    フォント FreeTypeフォントライブラリーにより、TrueTypeType1OpenTypeなどのフォント形式に対応している。
    その他のライブラリー OpenGL ES、Skia Graphics Library(SGL)、SSLLibcなど

    [編集] ソフトウェア

    カーネルライブラリーランタイムはほとんどがC言語またはC++で記述されている。アプリケーションアプリケーション・フレームワークは、グーグル独自に構築した仮想マシンであるDalvik仮想マシン上の「Java Platform, Standard Edition(Java SE)のサブセットAndroid拡張」環境での記述することになる。

    [編集] Dalvik VM

    Android用のアプリケーションは、基本的にはDalvik仮想マシンと呼ばれるAndroid OS上で動作する仮想マシン(VM)上で動作する。基本的にプレ・インストール・アプリと後からインストールするアプリを区別しないのが特徴である。Apache Harmonyから一部のAPIを除去し、UIなどのAPIを追加したライブラリとなっている。SwingAWTなども除去されている。Java CDCAPIは、全てではないが、おおむね含まれている。Javaの互換性テストを通過していないため、公式にはJavaではない。

    Googleから提供されているSDKでは、Javaプラットフォームによるプログラム環境と、C/C++による開発がサポートされている。Java言語以外にもJavaプラットフォーム向けの複数の言語(Scala、Hecl)で書かれたプログラムがDalvik上で動作する。また、.NET Framework互換環境の1つであるMonoについてもDalvikに対応する計画がある。

    [編集] 開発環境

    アプリケーション・ソフトウェア開発用にはAndroid SDKSoftware Development Kit)が、ランタイムライブラリーの開発用にはAndroid NDKNative Development Kit)が無償提供されている。対応しているオペレーティングシステムLinuxUbuntu Dapper Drakeテスト済み)、 Mac OS X v10.4 Tiger(10.4.8以降のIntel Mac)、Windows XP または Windows Vistaである。開発環境にはEclipseが推奨されている。

    [編集] バージョン

    2.1現在、歴代のコードネームには菓子・デザートの名前が、アルファベット順に(Cから)付けられている。

    バージョン コードネーム SDKリリース おもな新機能と変更点
    1.5 Cupcake
    (カップケーキ)
    2009年4月30日

    Ability to record and watch videos with the camcorder mode

    Uploading videos to YouTube and pictures to Picasa directly from the phone

    A new soft keyboard with an "Autocomplete" feature

    Bluetooth A2DP support (which in turn broke Bluetooth connectivity with many popular cars and headsets. This has still yet to be fixed 12月 2009現在)

    Ability to automatically connect to a Bluetooth headset within a certain distance

    New widgets and folders that can populate the desktop

    Animations between screens

    Expanded ability of Copy and paste to include web pages

    Linuxカーネル 2.6.27

    1.6 Donut
    (ドーナツ)
    2009年9月15日

    An improved Android Market experience.

    An integrated camera, camcorder, and gallery interface.

    Gallery now enables users to select multiple photos for deletion.

    Updated Voice Search, with faster response and deeper integration with native applications, including the ability to dial contacts.

    Updated search experience to allow searching bookmarks, history, contacts, and the web from the home screen.

    Updated Technology support for CDMA/EVDO, 802.1x, VPN, Gestures, and a Text-to-speech engine.

    Support for WVGA resolutions.

    Speed improvements for searching, the camera.

    Linuxカーネル 2.6.29

    2.0/2.1 Eclair
    (エクレア)
    2009年10月26日 (2.0)
    2010年1月12日 (2.1)

    ハードウェア速度の最適化

    より多くの画面サイズ解像度サポート

    ユーザーインターフェースの改良

    新しいブラウザユーザーインターフェースと、さらなるHTML5サポート

    新しい連絡帳

    背景の黒白比の改善

    改善された Google Maps 3.1.2

    Microsoft Exchange サポート

    カメラフラッシュサポート

    デジタルズーム

    MotionEvent class がマルチタッチイベントを追いかけられるように機能追加

    バーチャルキーボードの改善

    Bluetooth 2.1

    ライブ壁紙

    Linuxカーネル 2.6.29

    2.2 Froyo
    (Frozen Yogurt)
    (フローズン・ヨーグルト)

    Linuxカーネル 2.6.32

    Gingerbread
    (ジンジャーブレッド)

    [編集] ライセンス

    Androidソースコードは、アプリケーション・フレームワークから標準ライブラリランタイムカーネルまでのすべてが公開され、改変も自由である。オープンソースで与えられるAndroidライセンスは、基本的にはこれを採用した企業・個人が改変部や付加部分をGPLのような形で公開する必要もないが、カーネル部とそのライブラリLinuxに基づくため、GPLオープンソースライセンスが採用され公開が求められる。

    [編集] エミュレーション・モデル

    QEMUエミュレータから目標モデル「goldfish」の姿が見えてくる。

    goldfishモデル

    メインメモリ96MB

    VRAM:8MB

    画面サイズ:480×320画素(HVGA)、または320×240画素(QVGA)、ともに縦長または横長配置

    [編集] アンドロイド社の沿革

    2003年10月 米アンドロイド社が発足 2005年8月 米グーグル社がアンドロイド社を買収 2007年11月 OHAからアンドロイド・プラットフォームが発表される 開発環境(SDK)の提供が開始される 2008年2月 AndroidSDKに新バージョン m5-rc14が公開される。 変更点は新ユーザーインターフェースレイアウトアニメーションサポート、Geo-coding (アドレスと座標の相互変換)、メディアプレーヤに新codec追加(Ogg VorbisMIDIXMF、iMelody、RTTL/RTX. OTA)、Eclipseプラグインアップデートなど。

    [編集] 関与企業と今後の予定

    docomo HT-03A」日本初のAndroid搭載携帯電話

    2005年にグーグルプラットフォームベンダーである米Android社を買収したことから一時はグーグル社が「gPhone」と呼ばれる独自の携帯電話端末の開発を進めているという憶測が流れたが、「Open Handset Alliance」(オープン・ハンドセット・アライアンス、以下OHAと表記)を通じて新規プラットフォームの概要のみが発表される結果となった。

    2007年11月5日、携帯電話用ソフトウェアプラットフォームであるAndroidを、米検索最大手グーグル社、米クアルコム社、独通信キャリアのT-モバイル(T-Mobile International)社などが中心となり設立した規格団体 OHAが発表した。

    [編集] 2008年

    2008年9月23日、米T-Mobile USA社は世界初商用Android搭載端末としてT-Mobile G1を発表し10月22日から米国内での販売を開始した。OHAソフトウエア開発キットSDK)の正式版Android 1.0 SDK, Release 1」を発表した。

    OHAAndroidの全ての動作環境を、2008年中にオープンソースライセンスの1つであるApacheライセンス Ver.2.0の下で公開する方針だとしている。

    OHAには上記の企業以外にも、日本のNTTドコモKDDI社、テレフォニカ社などの電気通信事業者や、米モトローラ社、韓国サムスン電子社、LGエレクトロニクス社などの携帯端末メーカー、米インテル社、ブロードコム社、nVIDIA社、テキサス・インスツルメンツ社、Marvell社などの半導体メーカーなど、大手企業が合わせて34社も参加している 。

    2008年10月22日には、世界初Android搭載スマートフォン、「T-Mobile G1」(HTC製)がT-Mobile USAから全米向けに発売された。

    2008年12月9日、新たにソフトバンクモバイルボーダフォン、東芝、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ華為技術エリクソンオムロンASUSガーミンARMなどの14社がOHAに加わった事が発表された。

    [編集] 2009年

    2009年3月、Google社はアプリケーションを販売するためのマーケットプレイスAndroid Market」を米国と英国向けに開設した。

    2009年5月19日、日本初のAndroid搭載携帯電話として、NTTドコモ向けに、docomo PRO series 「HT-03A」(HTC Magicベース)が発表された。

    2009年5月25日、オープンソースであるsipdroidが、HTCAndroidSIPクライアント Sipdroid-0.9.5-full.apkをリリース

    2009年6月24日、ソフトフロントAndroid上で双方向VoIP通話に成功を発表。

    2009年7月10日、NTTドコモよりdocomo PRO series 「HT-03A」が販売開始された。

    2009年9月、「Android 1.6 SDK」の提供を開始。

    2009年10月23日 HT-03AにおいてAndroid 1.6が提供開始となる。

    2009年11月8日 Android 2.0搭載のスマートフォンモトローラDROID」がアメリカで販売される。なお、Timeガジェットトップ10でiPhone 3GSを抑え1位を獲得した。

    [編集] 2010年

    2010年1月5日 Google社ブランドのスマートフォンNexus One」発売開始。OSはAndroid 2.1(Eclair)を搭載しており、ハード面では3.7インチ(800×480ピクセル)の有機ELタッチディスプレイ1GHz CPU搭載クアルコムチップセットSnapdragon」などを搭載している。言語は日本語もサポートしている。

    NTTドコモXperia(SO-01B

    2010年1月21日 NTTドコモソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズが、「XPERIA X10」の日本語版かつドコモブランドAndroid 1.6搭載スマートフォン、SO-01B(ペットネーム・Xperia)を発表。

    2010年3月28日 ソフトバンクモバイルHTCによるAndroid 2.1搭載スマートフォンHTC Desire SoftBank X06HTを発表。4月27日に発売開始予定。

    2010年3月30日 au(KDDI沖縄セルラー電話連合)がシャープによるAndroid1.6搭載スマートブックIS01SHI01)を発表。6月上旬以降発売開始予定。

    2010年4月1日 NTTドコモが、SO-01Bを発売開始。

    [編集] 日本での発売端末

    2009年

    HT-03A - 7月10日発売

    2010年

    SO-01B (Xperia X10) - 4月1日発売

    X06HT (HTC Desire) - 4月27日発売

    IS01 - 6月発売(スマートブック

    [編集] 組み込み用Android

    組み込み用のAndroidも開発が進められている。2009年3月に設立された"Open Embedded Software Foundation"(OESF) がAndroidを元に機能を追加したプラットフォームを開発中である。2009年9月現在の開発版は、Android 1.5を元にしたEM1(OESF Embedded Master 1)と呼ばれるものであり、2009年11月にOESF会員企業へ配布し、2010年2月にはオープンソースとして一般向けにも公開する予定だとしている。IP電話、デジタルテレビマルチメディアDLNA、Bluetooth、リモートコントロールポインティング・デバイスネットワーク管理ユーザーインターフェースSDKなどの機能拡張を行ってアプリケーション・フレームワークより上位のAPIにより使用可能とするものである。

    ◇出典: フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)『Android』より
    取得日:2010-04-25

    Androidの関連サイト

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