BRAVIA

BRAVIA 46X2000(日本未発売モデル

ブラビアBRAVIA)は、ソニーから開発・発売されているデジタルハイビジョンテレビのブランド名。TVCMにはミュージシャン矢沢永吉を起用している。

BRAVIAの特徴など

BRAVIABest Resolution Audio Visual Integrated Architectureの略称で、2005年8月にソニーの経営不振の主要な原因になっていたテレビ部門の復活をこめて、ブランド変更された。以前のブランド名はWEGAであった。一方、同社の業務用液晶カラービデオモニターのブランド名は「LUMA」(ルーマ)である。韓国サムソン電子との合弁会社S-LCD(韓国牙山市)で生産する液晶パネル及び液晶モジュールを使用することで、短期間液晶テレビ供給体制を整えた。

2005年の年末商戦で成功し、シャープシェアを圧迫するまでに売上が回復した。国内では「液晶はシャープ」のイメージが強く、AQUOSが圧倒的に強いが、海外ではソニーのブランド知名度の方が高く、2006年の液晶テレビ世界シェア金額ベース)1位はソニーだった。 2007年にはフルスペックハイビジョンラインナップ拡充が遅れたためシェアを落としたが、同年9月に市販品としては最大の70V型を含むフルHDの15製品を一挙に発売した。また、2008年3月にはソニー最小の16V型を発売した。ただし、2008年7月現在32V型のフルHDモデルは発売されていない。

2008年2月26日にはソニーは、シャープが堺市の堺泉北臨海工業地帯に建設する液晶パネル工場ソニー資本参加すると発表した。新工場の建設と運営をシャープソニー合弁会社が行なう形となる。。ソニーは、サムソン電子との合弁会社S-LCD製液晶パネルと合わせて、シャープとの合弁会社からも液晶パネルの供給を受ける。

液晶テレビフルスペックハイビジョンパネルを採用し、画質や機能を徹底追求したフラグシップモデルX7000/XR1(トリルミナス)/X1(蛍光管)シリーズ、世界最薄の9.9mmでチューナー分離型ZX1シリーズ世界初の4倍速240Hz駆動のW1シリーズ、画質やデザインを重視し、一部大型機種ではフルスペックハイビジョンパネルを採用した主力のF1シリーズ、フルHD大画面エントリーモデルであるV1シリーズ、価格を抑え機能をシンプルにしたエントリーモデルのJ1シリーズ小型モデルのM1シリーズがある。

リアプロジェクションテレビリアプロ)はフルスペックハイビジョンSXRDパネルを採用し、色域や応答速度コントラスト従来モデルより引き上げたAシリーズ透過型小型液晶パネルを使用した廉価版のEシリーズがあるが、2007年11月までに全機種生産終了し、ソニーは長年生産してきたリアプロから撤退した。(2008年1月現在、大手メーカーでリアプロを製造するのはビクターのみであったが、そのビクターも2008年9月にリアプロから撤退したため、事実上日本国内からリアプロが消滅した。)

シリーズ共通ユーザーインターフェイスとしては、クロスメディアバーXMB)の採用が特徴。当初は2005年9月に発売されたXシリーズのみに採用され、携帯電話のような折りたたみ形のリモコンも特徴であったが、2006年9月に発売されたX2500シリーズではこれらのものを廃止し、使いやすさや見やすさを重視した新シンプルリモコンが採用されている。その後、2007年4月に発売されたJ3000/J5000シリーズからクロスメディアバーが復活し、全シリーズに採用されるようになった。2007年9月以降に発売された一部機種には、無線通信を使用し画面に向けなくても操作できる「おき楽リモコン」が付属している。

シャープの「亀山モデル」に対抗して「稲沢モデル」を名乗ったり(後述)、ワンセグ対応携帯電話でも「AQUOSケータイ」に対抗して「BRAVIAケータイ」を発表したりと、「AQUOS」を意識している傾向が見られる。

なお、地上デジタルテレビジョン放送非対応機のみが最後まで生産されていたトリニトロンカラーテレビが2007年4月に生産を終了したため、ソニーブラウンテレビおよび地デジ非対応テレビラインアップから消滅した。また、WEGAブランド時代はプラズマテレビの販売もしていたが、BRAVIAブランドのプラズマテレビラインアップされていない。

キャッチコピーは「これからのハイビジョンを、デザインする」。

BRAVIAの現在のラインアップ

X7000シリーズ - フラッグシップモデル機能面は当時のX5000シリーズと同等でバックライト蛍光管からトリルミナスへ変更し色再現性を高めている。市販されている液晶テレビとしては最大の70V型のみで受注生産、市場価格は400万円。2007年9月より販売開始。

KDL-70X7000 (70V型)

XR1シリーズ - 2008年モデルフラッグシップ。上記のX7000同様バックライト蛍光管からトリルミナスへ変更し色再現性を高めている。さらにバックライトの部分駆動によりダイナミックコントラスト比を向上させている。

KDL-55XR1 (55V型) KDL-46XR1 (46V型)

X1シリーズ - X5000シリーズ後継

KDL-52X1 (52V型) KDL-46X1 (46V型) KDL-40X1 (40V型)

ZX1シリーズ - 世界最薄モデルチューナー分離型

KDL-40ZX1 (40V型)

W1シリーズ - W5000シリーズ後継世界初の4倍速駆動モデル

KDL-46W1 (46V型) KDL-40W1 (40V型)

F1シリーズ - デザイン重視の新モデル倍速駆動を搭載している。32Vは非フルHD。V1シリーズとほぼ同じ仕様ながら、従来モデルよりもより細くなったフレームの採用と薄型化が特徴的。

KDL-46F1 (46V型) KDL-40F1 (40V型) KDL-32F1 (32V型)

V1シリーズ - V3000/V5000シリーズの後継。大画面普及モデルV3000/5000とは違い倍速駆動も対応した。(ただし、シングルチューナーであることやHDMI端子の数、倍速駆動駆動数などで上位モデルとの差がある)

KDL-52V1 (52V型) KDL-46V1 (46V型) KDL-40V1 (40V型)

J1/JE1シリーズ - J3000シリーズの後継。エントリーモデルJE1低消費電力版

KDL-32JE1 (32V型) KDL-32J1 (32V型) KDL-26J1 (26V型) KDL-20J1 (20V型)

M1シリーズ - 小型モデルソニー最小の16V型も初めてラインナップに加わった。(なお、16Vシャープが2007年3月に初めて発売)

KDL-20M1 (20V型) KDL-16M1 (16V型)

BRAVIAの過去のモデル

BRAVIAの2005年秋-1000シリーズ-

XMBや折りたたみリモコンベガゲートなどは液晶WEGAから引き継がれている。

X1000シリーズ - 初代BRAVIAの最上位モデルXMB搭載

KDL-46X1000 (46V型) KDL-40X1000 (40V型)

V1000シリーズ - 初代BRAVIA主力モデルベガゲート搭載

KDL-40V1000 (40V型) KDL-32V1000 (32V型)

S1000シリーズ - 初代BRAVIA普及モデルベガゲート搭載

KDL-40S1000 (40V型) KDL-32S1000 (32V型)

E1000シリーズ - 透過型LCDパネルを3枚搭載し(3LCD)、美しく迫力のある大画面省電力・省スペース・低価格で楽しめる液晶プロジェクションテレビベガゲート搭載

KDF-50E1000 (50V型) KDF-42E1000 (42V型)

BRAVIAの2006年春-2000シリーズ-

この機種から「新シンプルリモコン」が登場しXMBベガゲートなどのナビゲーション機能は排除された。

V2000シリーズ -

KDL-46V2000 (46V型) KDL-40V2000 (40V型) KDL-32V2000 (32V型) (32V型はフルHDパネル未搭載

S2000シリーズ

KDL-46S2000 (46V型) KDL-40S2000 (40V型) KDL-32S2000 (32V型) KDL-26S2000 (26V型) KDL-23S2000 (23V型) KDL-20S2000 (20V型)

BRAVIAの2006年秋-2500シリーズ-

X2500シリーズ - 「ライブカラークリエーション」や「ブラビアエンジンプロ」をはじめ、ソニー高画質技術が惜しみなく投入されたフラッグシップモデル。D5端子を搭載。「フルHDパネル」を搭載。また環境に応じて6色のボディーカラーを用意している。但し先代のX1000シリーズに搭載されていたI.LINK端子が省略されていた為に他社のフラッグシップ製品と比べると見劣る面が出てきている。(なお、後継のX5000シリーズにもI.LINK端子は搭載されていない。X2550は外枠をピアノブラック仕上げに変更した注文生産品。)

KDL-52X2500/X2550 (52V型) KDL-46X2500/X2550 (46V型) KDL-40X2500/X2550 (40V型)

V2500シリーズ - 「黒」の美しさを、さらに際立たせるクール&モダンデザイン。「ライブカラークリエーション」、「フルHDパネル」搭載した量産モデル

KDL-46V2500 (46V型) KDL-40V2500 (40V型) KDL-32V2500 (32V型) (32V型はフルHDパネル未搭載

S2500シリーズ

KDL-40S2500 (40V型) KDL-32S2500 (32V型)

A2500シリーズ - フルHDパネルSXRD搭載プロジェクションテレビフィルムのような滑らかな高精細画像と、豊かな黒の再現力。映画の美しさを描く。

KDS-60A2500 (60V型) KDS-50A2500 (50V型)

BRAVIAの2007年春-3000/5000シリーズ-

J5000シリーズ - ソニー10bitカラーパネルブラビアエンジン高画質化ライブカラークリエーションを採用、モーションフロー倍速駆動)で60フレームから120フレームへの変換、更に業界初の24フレームを120フレームへ変換、DLNAアクトビラといったネットワークシステムも対応、新スタンダードモデル。初代に搭載されていたXMBも若干仕様(デザイン等)を変更して復活した。

KDL-40J5000 (40V型) KDL-32J5000 (32V型)

J3000シリーズ - Sシリーズの後継。ブラビアエンジン高画質化ライブカラークリエーションを採用(32インチ以上のみ)、DLNAといったネットワークシステムも対応、新スタンダードモデル

KDL-40J3000 (40V型) KDL-32J3000 (32V型) KDL-26J3000 (26V型) KDL-20J3000 (20V型) ※40V型は2007年秋に生産完了

BRAVIAの2007年秋-3000/5000シリーズ-

X5000シリーズ - 「ライブカラークリエーション」や「ブラビアエンジンプロ」等、X2500からの技術を受け継ぐと共に120Hz駆動モーションフロー」に対応。単なるフレームレート倍増にとどまらず、元々動きがぼやけた映像を補完する効果もあるIBリダクションを搭載。また、"x.v Color"や"30bit,36bit deep colorへの対応、さらに10bit処理による階調表現の向上などX2500から大幅に機能が追加され名実共フラグシップ製品となっている。しかしながら本製品においてもI.LINK端子は省略されている。2007年9月より販売開始。(X5050は外枠をピアノブラック仕上げに変更した注文生産品)

KDL-52X5000/X5050 (52V型) KDL-46X5000/X5050 (46V型) KDL-40X5000/X5050 (40V型)

W5000シリーズ - デザインスピーカーの仕様が異なる以外はX5000シリーズとほぼ同一仕様。フレームがより細くなりX5000シリーズよりコンパクト

KDL-52W5000 (52V型) KDL-46W5000 (46V型) KDL-40W5000 (40V型)

V5000シリーズ - 倍速駆動高音質スピーカーではないなど高品質機構が省略された上級型普及モデル

KDL-52V5000 (52V型) KDL-46V5000 (46V型) KDL-40V5000 (40V型)

V3000シリーズ - V5000に比べておき楽リモコン地上アナログ放送のゴーストリダクションなどを省略した普及モデル

KDL-46V3000 (46V型) KDL-40V3000 (40V型)

BRAVIAの稲沢モデル

BRAVIAは、店頭でメーカーの「稲沢産」というPOPがついているが、これはシャープの「亀山モデル」を意識したものと思われる。BRAVIAの設計、一部電子部品の製造、製品の組み立て、検査、梱包等は、愛知県稲沢市にあるソニーEMCS株式会社稲沢テック(旧ソニー稲沢株式会社)で行われている(そこは、かつてソニーが誇った独自技術であるトリニトロン方式ブラウン管の主力製造工場だったことで知られる)。

しかしながら、シャープの「亀山モデル」とは違い、ソニーの場合は液晶テレビ重要デバイスであるアモルファスTFT液晶ディスプレイパネルをS-LCDなどの海外で生産している。S-LCDはサムスン電子ソニー合弁会社であるが、そこで生産されているパネルサムスン電子基礎技術ベースとなっている。以上のことなどから「 稲沢モデル と名乗るのは消費者に誤解を与えている」という声もある。

なお、Aシリーズ、Eシリーズリアプロに関しては、SXRDパネル・透過型液晶パネルの生産はソニーセミコンダクタ九州熊本テックセット組み立てはソニーEMCS一宮テックソニー独自の手によって行われている。

欧州向けはスペインバルセロナスロバキアトゥルナバ米州向けはメキシコティファナなどでも製造している。

BRAVIAのCMソング

2005年?2006年まではジョン・レジェンド渡辺美里カヴァーした「What a Wonderful World(この素晴らしき世界)」を使用した(オリジナルルイ・アームストロング)。

2006年?2007年にかけては、Bajune Tobetaによるボサノバサンバを融合したオリジナル楽曲が使用された。発売は未定。

BRAVIAの以前のブランド

ハッピー〈ベガ〉(KDL-S19A10) WEGA(ベガ) ブラウンテレビでは最後まで使用されていた。 KIRARA BASSOキララ・バッソ) 1991年に登場。「WEGA」の登場までは主力ブランドだった。キララは輝く様な高画質を、バッソイタリア語で低音を意味している。従来のトリニトロンブラウン管より平坦な「スーパートリニトロン管」を採用し、ブラウンフレームと一体になった高音質スピーカーバッソ・スピーカー」や、「ふしぎリモコン」と呼ばれるジョグダイヤル式のリモコンが付属していた点が特徴だった。 PROFEEL STARプロフィール・スター) 1985年に登場。高画質高音質高機能を両立させ、「キララバッソ」の発売までソニーの最高級カラーテレビとしての役割を担った。後期型ではドルビーサラウンドシステムBOSEスピーカーを搭載するなど、特に音質面でのこだわりが見られた。 なお、「プロフィール・スター」と同時期に展開された大型カラーテレビカタログでは「ファミリーステレオテレビ」と表記された)のブランド名称は、年代別に「L.AND(ランド)」(1985年?1987年)「トリニトロン」(1988年?1991年)「ドラマゾーン」(1989年?1991年)となる。

BRAVIAの競争他社製品

AQUOSシャープ

VIERAパナソニック

KUROELITEパイオニア

REGZA(東芝)

EXE日本ビクター

REAL三菱電機

CAPUJO三洋電機

Wooo(日立製作所)

23V型以下の日立リビングサプライ扱いのものは松下電器OEMである(ブラウン管は三菱電機OEM)。これはWoooを名乗っていない(デザイン・外観・機能は松下ビエラと全く同じ)。

Plasmavision、AVIAMO富士通ゼネラル)

BRAVIAのBRAVIAケータイ

ソニー・エリクソンNTTドコモ向けに販売している携帯電話。

SO903iTV

SO906i

競合他社製品として、シャープAQUOSケータイ、日立のWoooケータイパナソニックVIERAケータイ、東芝のREGZAケータイなどがあげられる。

◇出典: フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)『BRAVIA』より
取得日:2008-12-14

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