いわし雲

煙樹浜巻積雲 11月4日

巻積雲(けんせきうん)は雲の一種。白色で陰影のない非常に小さな雲片が多数の群れをなし、まって魚のうろこや水面の波のような形状をした雲。絹積雲とも書く。また、うろこ雲、鰯(いわし)雲、さば雲などとも呼ばれる。

上空高く高度5 - 15km程度に浮かび、雲を構成する粒は氷の結晶からできている。基本雲形十種雲形)の一つで、上層雲に分類される。ラテン語学術名は巻雲 (cirrus) と積雲 (cumulus) を合成した cirrocumulus(シーロキュムラス)で、略号はCc。

巻積雲の雲形は、高積雲のそれとよく似ており、判別が難しい。巻積雲高積雲の見分け方としては以下のようなものが挙げられる。

雲のできる高さ(巻積雲の方が高い所にできる)

一つ一つの雲の大きさ(巻積雲の方が小さい。おおむね、天空上での見かけの大きさ(視角度)が1度より小さいものを巻積雲とする。)

雲の薄さ、光の透過具合巻積雲の方が薄く、太陽の光が透けるので、影ができない)

巻積雲は、その形によってさらに細かく層状雲レンズ雲、塔状雲房状雲に分類されることがある。

温暖前線や熱帯低気圧の接近時には、巻雲の次に現れるため、順番にこの2つの雲がみられると天気の悪化が近づいていると言える。

国際式天気図に使用される雲形記号においては、十種雲形の中で唯一、巻積雲を表す記号だけが1種類しかない。

俗称であるうろこ雲・いわし・さば雲はどれも秋の季語である。低緯度から高緯度まで広い地域でほぼ年中見られるが、日本では、秋は台風や移動性低気圧が多く近づくため特に多く見られ、秋の象徴的な雲だとされる。

派生する雲形

雲種 - 層状雲レンズ雲、塔状雲房状雲

雲変種 - 波状雲、蜂の巣状雲

雲副変種 - 尾流雲乳房雲

◇出典: フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)『いわし雲』より
取得日:2010-09-06

いわし雲の関連サイト

いわし雲 関連サイトをもっと見る

↑ページの上にもどる