おまもりひまり

おまもりひまり は、的良みらんによる漫画作品。

おまもりひまりの概要

富士見書房の雑誌「月刊ドラゴンエイジ」で2006年6月号から連載を開始し、現在も連載中。作者やスタッフによる略称はおまひま。この作者初の「一般向け」連載作品である。

連載の話数表記が「第1話、第2話、……」ではなく「一匹目、二匹目、……」となっている。ただし、毎回なんらかの動物が新たに登場するわけではない。


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


おまもりひまりのあらすじ

主人公・天河優人は、ごく普通の高校生。7年前に両親を亡くし、天涯孤独となってしまった。幼なじみの凜子の家族に世話になっているが、それ以外はどこにでもいるような少年であった。

そんな優人が16歳の誕生日を迎えた朝、謎の美少女「緋鞠」が突然現れた。そして、優人の祖父との約束で、これから優人を「守る」ため、ずっと優人のそばに付き従うと言う。しかし、その正体は……。

おまもりひまりの主な登場人物

天河 優人(あまかわ ゆうと) 主人公。16歳になったばかりの少年。7年前に両親をなくし、天涯孤独の身。 濃いカーキ色のショートヘアー。体格は年相応だが、やや痩せている。 実は「鬼斬り役」という、妖(あやかし)を退ける一族の末裔。まだその力に完全に覚醒はしていないが、「光渡し」という能力を秘めている。 自分の正体はどうあれ、平和で普通の生活をしたいと思っている。また妖にも基本的に差別意識や敵対感情を持っておらず、積極的な行動こそ起こさないが妖との共存を望む平和主義者。家柄だけで鬼斬り役の役割を果たさねばならないという考えには疑問を持っている。 重度の猫アレルギーで、すぐ近くで緋鞠が猫娘化すると涙と鼻水が止まらなくなる。 静水久風呂場に再出現した時、のぼせて気絶。緋鞠・凜子・静水久により助け出されたが、その時にもちろん3人に全裸をしっかり見られてしまった。 ベッドは自分だけの寝場所のはずだったが、緋鞠が「護るため」と称して毎晩入り込んで添い寝をし、朝方には静水久が「監視」と称して入り込んで来るため気苦労が絶えない。 連載時の第1話では、名前の読みが「ゆいと」とされていた(単行本では修正された)。 緋鞠(ひまり) 優人が16歳の誕生日に、凜子との登校途中に現れた、謎の美少女。 青みを帯びた黒のロングヘアー。赤い大きなリボンポニーテールにしている。瞳は赤みを帯びた紫色。かなりの巨乳で、スタイルは抜群。身長は、優人より少し低い程度。 その正体は、猫の妖(あやかし)。他の妖たちには「野井原の緋剣」(のいはらのひけん)と呼ばれている。人間としての生活などで必要があれば、野井原姓を名乗る(これは緋鞠自身が名乗っているものであり、先祖代々が「野井原」を名乗ってきたわけではない)。妖と戦う時やキレた時等には猫耳と尻尾が出る(この姿の時は優人のアレルギーも誘発させてしまう)。また白猫の姿にも変身できる上、猫の姿のままでも人と会話が可能。卓越した身体能力を誇り、あらゆるスポーツ種目で凜子を軽々と負かしてしまうほど。しかし猫だけに、水に対しては基本的に恐怖感を抱く。風呂などは問題ないが、海など足がつかない深さの水は苦手。また、妖なので神社などの神聖な場所も苦手。 先祖から受け継がれた盟約(後述)と、優人の祖父の依頼により、優人を他の妖の襲撃から守る「護り刀」となるためにやって来た。ただし、緋鞠自身は過去にあった優人とのあるいきさつにより、盟約や依頼とは関係なく、自らの意思で優人のかたわらにありたいと思っている。またその気持ちの延長線上なのか、かなりのやきもち焼きで凛子や静水久修羅場を演じることも日常となりつつある。 時折優人を誘うような言動が目立つが本人はキスの概念もいまいち知らず、抱きついたりするのは猫としてじゃれついているのに近い。くえすが優人にキスをしたのに理由も分からずイラついていたがその直後優人にせまり、事故もあって緋鞠もキスをした。 やや古めかしい口調で喋り、優人を「若殿」(わかとの)と呼ぶ。 愛用の武器は日本刀で、銘は「安綱」(やすつな)。優人の祖父源爺が緋鞠に託した刀。平安時代の刀工・大原安綱の作とされる名刀で「童子切」の異名を持つ。先日、くえすとの戦いで彼女の放った魔術により焼失。 ふだんは髪の間から人間の耳が見えているが、猫耳が出ている時は見えないことから、猫娘化しているときは人間の耳がなくなると推測される。 常に優人を守るため、当然のように優人と同居中。また、学校でも優人のすぐ近くにいるため、「野井原 緋鞠」の名で優人のクラスに転入する。 家事はやや苦手。天河家の家事担当を静水久に取られてしまったので、メイド喫茶アルバイトを始めた。 誕生日:12月21日 星座:射手座 血液型:猫型 趣味:ひなたぼっこ 昼寝 九崎 凛子(くざき りんこ) 優人と同い年で、幼なじみの少女。身寄りがなくなった優人を、家族ぐるみで世話している。幼なじみとして、優人を毎朝起こしに行ったり、食事づくりといった世話をしていて、その中で優人に淡い恋心を抱いている。当然、家事は一通りこなせる。 体育会系元気娘スポーツ万能で、学校では、運動系クラブ最強の助っ人と呼ばれるほど。身体の発育は平均程度。身長は緋鞠よりわずかに低い。やや気が短く、軽いツンデレ。 明るいカーキ色のショートヘアー。赤い細いリボンを、頭の左右にアクセント程度につけている(ツインテールになるほど大きくしばっているわけではない)。瞳は明るい茶色。見た目も性格も緋鞠とは逆にしようという設定のため、貧乳。このことはよくネタにされている。緋鞠の胸を見て悔し涙を流す、露天風呂では如月先生にこき下ろされる(?)、優人に迫るリズの様子から巨乳に敵意すら抱く、くえすに貧乳は黙っていろと言われた、など。 髪留めの赤いリボンは、入浴時と寝る時、そして年1回のあるイベントの時以外には決して外さない。これには、優人に関する特別の意味がある。 「蘭丸」(らんまる)という名の猫を飼っている。これは、猫アレルギーの優人に対する武器としても使われる(直接けしかけたり、抜け毛を天河家にバラまく等)。 優人と同居を始めた緋鞠・静水久に対し、優人が奪われるという危機感(スポーツプロポーションでは緋鞠に、家事では静水久に勝てない上、同居と別居という大きな差があるため)を抱き、ライバル心を激しく燃え上がらせている。さらにリズまでもが優人に好意を抱くようになり、今や「人間であること」だけが、3人に対するアドバンテージと思っている。 メイド喫茶で優人がリズを気にしていたのを「メイド好き」と勘違いし、メイドコスプレをして優人に見せたことがある。 9匹目に声のみ出演していた母親が23匹目に登場。 静水久(しずく) 夏の海へ海水浴に出かけた優人と緋鞠の前に出現した少女。なお、その前に優人と緋鞠が近くの山へ行った時、一時的に緋鞠から離れた優人の前に初めて現れ、謎の警告を発した。 見かけは10歳ぐらい。もちろん胸はほとんど平坦。緑色のショートヘアー。瞳は赤。 正体は、水を操る妖の「?」(みずち。ただし作中では龍の眷属ではなく蛇の妖という設定)。水系の妖のため、水死体のような顔色をしている。また、常にずぶ濡れ(ただし、これらは意識的に普通の人間と同じようにできるらしい)。 一応、物質としての身体はあるが、近くに十分な量の水があれば、まるで変わり身の術のように、その水と瞬時に入れ替わることができる。このため、緋鞠の刀で斬られても平気。舌を長く伸ばすことができ、舌の先端は蛇のように2つに割れている。この舌で液体をなめて、その中に含まれているものを調べることができる。この能力で、リズが優人の紅茶に仕込んだ毒を発見した。 水を自在に操る上、氷の短剣である「氷針」(ひばり)や、大きな水塊の中に相手を閉じこめて溺れさせる「水籠」(みなご)、まるでレーザー光線の如き勢いで発射する水鉄砲などの強力な攻撃技を持つ。その一方で、清らかな水を使って人間の傷を治すこともできる。 一族は約100年前、「鬼斬り役」十二家の一つ、地走家(ぢばしりけ)に皆殺しにされた。そのため、鬼斬り役には深い恨みを抱いているが、それは優人が接吻をしたことを知ったときに珍しく動揺したり、優人の命を狙った事を恥じるような発言をしている事から、次第に明確な好意を示しつつある。 語尾に「?なの」とつけて話す癖がある。 海では、優人を殺すための刺客として緋鞠と戦ったが、優人の言動に気になるものを感じ、いったん退いた。 自宅に戻った優人が入浴中に、その浴槽から再び出現。緋鞠と一触即発にまで至るが、凜子に「かつて自分が受けた苦しみと同じことをするのか」と諭された上、静水久を斬ろうとする緋鞠を止めて「普通の生活がしたいだけ」という優人をとりあえず信じるとともに、監視と称して天河家に居候することになった。 家事全般が得意(凜子よりも腕がよい)。特にきれい好きで、汚い場所には住みたがらない。 裏表がまったくない性格で、隠しごとをすることもない(できない)。優人の世話をするのも、他の妖たちに「優人をたらし込め」と言われたためで、それを優人たちに話してしまっている。 周りに水がなくても戦うことはできるが、相手が強敵の場合髪を身長以上に伸ばして戦うこともある。それは空気中から水分を取るため。よって海で緋鞠と戦った時には伸ばさなかった。 緋鞠を「猫」と呼ぶ。 凜子ともども、メイドコスプレをしたことがある。 柾木 泰三(まさき たいぞう) 優人のクラスメイトの少年。優人とは昼飯をいっしょに食べるほど仲がいい。ライトピンクショートヘアー。 第1話にて、下級の妖に身体を乗っ取られて優人を襲ったものの、介入した緋鞠に助けられた。 年相応以上にスケベ。海ではリビドー全開の発言を連発して凜子のかかと落としを食らい、露天風呂でも緋鞠に(物理攻撃的な意味で)襲われるなどロクな目にあっていない。 委員長 本名不明。優人や緋鞠が属するクラスの委員長。赤紫色ショートヘアー。眼鏡をかけ、胸はやや大きめ。 優人たちと仲がよく、いっしょに海水浴に行ったりする。優人を巡る関係では凛子の味方らしい。 如月 冴(きさらぎ さえ) 優人のクラス担任。眼鏡をかけた巨乳の女性教師。スモーカーである。 緋鞠がアルバイトをしているメイド喫茶が、以前からお気に入り。 凜子には「冴ちゃん」と呼ばれているが、直接聞くと頭をぐりぐりしながら「先生と呼べ!」と注意する。緋鞠には「担任の師」と呼ばれる。 静水久に抱きつかれている優人を見て、半分冗談ながら「生徒が性犯罪をしてもかばう気はない」とか「幼女はダメだが九崎なら構わない」などと言い放つほど、豪放な性格。 リズリット・L・チェルシー 緋鞠がアルバイトをしているメイド喫茶で働く、緋鞠の先輩アルバイター。愛称はリズ。 ブロンドロングヘアーツインテールにしている。胸は、緋鞠を上回るサイズ超巨乳。 正体は人間ではなく、英国製の古いティーカップに宿る「付喪神」(つくもがみ)。 紅茶が大好きで、それを広めるため約100年前に来日。紅茶を淹れる腕前は卓越しており、それを飲む客に安らぎを与えることに喜びを感じる。また「紅茶の精」と自称する(実際に紅茶と直接関係する精霊や妖というわけではない)。 来店した優人を、自分を滅しに来たハンターと勘違いし、居場所を失う恐怖から紅茶に毒を入れて殺そうとしたが、静水久に見破られ緋鞠の攻撃を受けた。危うく、本体が宿っているティーカップを割られそうになったが、優人が受け止めて事なきを得た。 邪心がないことがわかり、緋鞠たちとも和解している。さらに命を救ってもらった優人に好意を抱いており、その上巨乳を利用しての際どい色仕掛けを敢行するなど、静水久や凜子には天敵のような存在(凛子曰く「女のデカい胸には邪心が詰まっている」、静水久曰く「ナイ方が身も心も清廉」)。 人間一人を空高く放り投げることができるほどの怪力の持ち主。また嗅覚が鋭いのか、緋鞠を「何かケモノくさい」と言ったことがある。 神宮寺 くえす(じんぐうじ くえす) 鬼斬り役12家の1つ、神宮寺家の跡取り娘。 ストレートロングヘアーヘッドドレス風のカチューシャをつけている。ツリ目。額に三日月形の模様をつけている。 自分を「くえす様」と言う等、かなり高飛車な性格。 イギリスで魔法の修行をしていたが、過激な魔法使いの一派と親交を深めたり様々な危険な書物を読破するなどして、各国の機関より危険人物としてマークされている。「クロウリーの娘」「セカンド・マージナル」「微笑むクラスターボム」など物騒な二つ名を幾つも持つ、日本最後の魔女。 覚醒した(記憶を取り戻した)優人の前に現れ、周囲に妖だらけの状況はおかしいと言い、自分と共に来るよう強要する。 さらに、自分が優人の祖父により定められ、両家に認められた優人の許婚であると語る。 強力な破壊力を持つ魔術を行使し、緋鞠との一対一の戦いでは魔術の他にスチェッキン・マシンピストルを使用した。手にしている魔術書は魔法の媒体。静水久と互角に戦い、緋鞠には安綱を破壊した上でほぼ勝ちを収めるなど戦闘能力は非常に高い。 意見を違えた優人にナイフで襲い掛かるが、実は優人の記憶と能力を目覚めさせる為の演技であった。結果として優人はくえすとの記憶や約束を思い出しており、くえす自身も神宮寺家の為ではなく自分と優人との約束を心の支えにしていた事に気が付く事となった。また緋鞠達とも「殺せば優人の敵になる」という理由から停戦状態。ただし緋鞠との相性は、優人がらみの感情もありすこぶる悪い様子。 実際には優人を想い続けて厳しい修行を乗り越えてきた、健気な一面を持った少女。優人の幼少時代の記憶にある少女は彼女であり、記憶の復活後は幼い頃同様、優人を「ゆうちゃん」と呼ぶようになる。 元々はCOMIC阿云2000年2月号?9月号に連載された同作者の作品「PALLADIUM GARDEN」に登場しているキャラ。 加耶(かや) 「座敷童子」(ざしきわらし)。野井原にある、優人の実家にいる。 優人の祖父母が亡くなった後、無人になった家の手入れをしている。 かつて同居していた緋鞠とは仲がよく、優人がいなくなれば緋鞠が戻って来ると考えていて、優人を邪魔者扱いする。 影月(かげつき) 「火車」(かしゃ。但し、猫の妖怪ではない)。静水久の仲間の妖の一人。 本性はいかにも「妖怪」や「バケモノ」的な姿で、モブキャラとしては静水久とほぼ同時期に登場している。 名前が明らかになると同時に人間の姿も取れることが判明。黒髪で優人たちより少々年上風の青年になれる。 基本的に静水久と同じ考え方の方向を持ち、現状では優人に敵対する意思は持っていない。ちなみに優人をたらしこむ事を静水久に提案したのも彼である。 明夏羽(あげは) 野井原で、優人たちを襲撃した少女。正体は、「飛縁魔」(ひのえんま)という妖。 先がハネたショートヘアー。ツリ目。巫女風の服だが、帽子をかぶり靴を履いている。 鬼斬り役に深い恨みがあるようで、優人を殺そうとする。緋鞠と激闘を繰り広げるが、緋鞠のスキを突いた攻撃を、助っ人に来た優人に当ててしまう(これにより、優人は背中に重傷を負うとともに、それを見た緋鞠が狂戦士化する)。 狂戦士化した緋鞠に攻撃を当てられそうになったが、鬼斬り役の優人にかばわれ、命を救われたために、屈辱とともにいったん退く。 沙砂(ささ) 「一本ダタラ」(いっぽんだたら)という妖。1本足と、顔面の中央を占める巨大な1つ目という、恐ろしげな外見が特徴。性別は不明。多数の柱らしきものを空中に出現させ、それを敵の頭上に落として攻撃する。また、目から怪しいビームを放つ。 1本足で不安定なせいか、ほぼいつも身体がガクガクとふるえている。 妖としてはやや下級のようで、明夏羽に従っている。言動からすると、知能もあまり高くないらしい。 野井原の優人の実家に現れ、凜子や加耶、静水久を襲撃した。しかし、強力な妖の静水久には勝てず、生け捕りになった。その後、明夏羽に連れ戻される。

その後、明夏羽と一緒に優人を襲い(実際は凜子と食事をしていただけだが)、和解し帰る時に自ら男であると暴露した。ちなみに、カードゲームproject rvolutionでは女となっている。

大太法師ダイダラボッチ明夏羽に連れられて現れた、身の丈数十メートルに及ぶ巨大な妖。大まかには人の姿だが異形と言える容姿で、地面に着くほど腕が長く、その先端には巨大で鋭い爪が4本ずつ生えている。 鬼斬り役の優人を殺すために明夏羽に連れて来られたが、大太法師は鬼斬り役には関心がなく、緋鞠と勝負をしたいだけだった。本来は邪悪な妖ではなく、緋鞠の側も積極的な戦意を示さなかった。 重傷を負った優人を見て暴走状態になった緋鞠に右手を切り飛ばされるが、緋鞠が優人によって鎮静化させられるところを見届ける。その後、明夏羽とともに撤退した。

おまもりひまりの小説版の登場人物

夜魔姫(やまひめ) 優人たちの学校の裏山で優人が遭遇した妖。ロングヘアーに泣きボクロ、緋鞠以上の巨乳の持ち主と言う妖艶な姿をしているが、容姿は優人の母親に瓜二つであり、懐かしいという感情を呼び起こさせる。京言葉に近い「はんなり」とした言葉遣いや雰囲気を持つ美女。また使い魔として「げじべえ」という小鬼たちを使役する。 夏休みの自由研究の為に裏山を訪れた優人の前に現れたが、以前より彼の事を知っているような言動を取る。また凛子にも、小さな女の子の姿をした夜魔姫と共に優人と遊んでいた記憶がある。 正体は裏山の守り神である頂上に生えた大杉であり、神体にして裏山の産土神。自身を「相手の姿を映す水鏡」と称し、求められた物を無条件で相手に与える存在であり、並みの妖では足元にも及ばないほどの力の持ち主。「げじべえ」も正体は木の精霊であり、名前も「夜の魔の姫」ではなく「山の姫」の言い換えである。 優人や緋鞠との和解の後、最後に暖かな時間を過ごせた事を感謝しつつ裏山の開発と共に姿を消した。しかし本体である大杉は切り倒されずに、優人の学校の校庭の隅に埋め直された。

おまもりひまりの主な設定

お守り 優人が祖母にもらったもの。ひも・袋ともに真紅。 強力な「護法の念法」が込められていて、優人が16歳になるまで、妖たちから護っていた。 優人が16歳になった時にその効力をなくしたが、代わりの護り役として緋鞠がやって来た。 天河家の護法は強力すぎたのか、優人は幼い頃の記憶(特に、緋鞠と過ごした頃の記憶)も封じられてしまっている。 野井原(のいはら) 地名。天河家の本宅(優人の実家)がある。優人が暮らしていた頃(約10年前)は村だったが、3年前に周辺の町村と合併して現在は市になっている。優人の実家は、ローカル線の駅からタクシー、さらに歩いた先という、かなりの田舎にある。 優人の実家には、優人の祖父母(作中では、緋鞠が「源爺」(げんじい)・「佐和婆」(さわばあ)と呼んでいる)が、緋鞠とともに住んでいた。現在は無人だが、祖父母の死後に訪れた加耶が家屋の手入れをしているので、荒れてはいない。源爺と佐和婆の位牌をおさめた仏壇や、天河家の能力などが記録された書物も置かれている。 かつて、緋鞠の先祖が鬼斬り役の天河家に負け、殺されるはずだったが、当代の天河家当主に慈悲をかけられて従者となり、以来末代まで天河家に従うという盟約を結んだ。それ以来、緋鞠が連なる一族はこの地(天河家)に住んでいた。その結果、緋鞠が「野井原」と呼ばれ、かつ自ら名乗るようになっている。 緋鞠にとっては、先祖代々が住まい、そして自身が生まれ育った場所ということもあり、その力を最大限まで発揮できる場所となっている。 数年前、優人の父母が祖父母を変人と見限り、この土地を離れた。 鬼斬り役 古来より、人を妖から護る役割を担ってきた一族の総称。いわゆる退魔師妖怪ハンター・ベムハンター等とほぼ同義。 「鬼斬り役十二家」と呼ばれ、それぞれの一族が特殊な能力を持っている様子。その能力で妖と戦い、双方とも多くの犠牲者が出ている。そのため現代の妖たちにも鬼斬り役を憎むものが存在し、それ以外の妖にも鬼斬り役の末裔を危険視する存在は多い。 作中で登場しているのは優人の「天河家」、くえすの「神宮寺家」、静水久の一族を滅ぼした「地走家」の3つ。「天河家」には「光渡し」と呼ばれる能力があり、優人が発現させた際には木の棒で暴走状態の緋鞠の剣を止めているが詳細は未だ不明な点も多い。「神宮寺家」は十二家の中で最も新参であり西洋魔術を使うが、天河家を除く他の十二家からは異端扱いされ蔑まれてきたらしい。「地走家」及び他の鬼斬り役については現状では不明だが、大半は能力を封印し市井に紛れたらしい。

おまもりひまりの書誌情報

おまもりひまりの単行本

富士見書房より角川コミックス ドラゴンJr.として刊行されている。

2007年2月1日刊行 ISBN 978-4-04-712478-3

2007年9月9日刊行 ISBN 978-4-04-712508-7

2008年4月9日刊行 ISBN 978-4-04-712541-4

2008年11月9日刊行 ISBN 978-4-04-712575-9

おまもりひまりのノベライズ

ドラゴンマガジン において2008年5月号より連載スタート。作家はみかづき紅月、単行本表紙ならびに挿絵を的良みらん本人が担当する。富士見書房より富士見ファンタジア文庫として刊行されている。

おまもりひまり1 浪漫ちっくメモリー  2008年7月19日刊行 ISBN 978-4-8291-3315-6

おまもりひまり2 乙女ちっくロイヤリティ  2008年11月20日刊行予定 ISBN 978-4-8291-3355-2

◇出典: フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)『おまもりひまり』より
取得日:2008-11-10

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