みずほコーポレート銀行

みずほコーポレート銀行本店
旧興銀本店

株式会社みずほコーポレート銀行(みずほコーポレートぎんこう、英称:Mizuho Corporate Bank, Ltd.)は、日本の都市銀行。みずほフィナンシャルグループ傘下で、大企業多国籍企業金融機関を担当する「グローバルコーポレートグループ」の中核を担う。

2002年、当時みずほフィナンシャルグループ傘下であった第一勧業銀行・富士銀行・日本興業銀行の分割・合併により誕生した。法手続き上、富士銀行存続会社として商号を変更したが、事実上旧興銀を承継する。本店も旧興銀本店建物を使用しており、勘定系システムは、みずほ銀行とは異なり旧興銀ITISベースとしたシステムを使用している。

ブランドスローガンは「Your Global Financial Partner」。

みずほコーポレート銀行の業務

みずほフィナンシャルグループ内で、大企業多国籍企業金融機関を担当する銀行と位置づけられている。傘下のみずほ証券と共に、主に大企業向けの融資、決済業務コーポレートファイナンス)および投資銀行業務を提供しており、みずほ銀行が担当する中小企業向け業務や個人向け業務、地方自治体向け業務はほとんど行っていない(ただし、できなくはないので取引を希望する営業部窓口応相談となる)。

しかし、みずほコーポレート銀行の支店(営業部)が存在しない地域で活動する大企業のなかには、みずほ銀行と重複して取引している企業(特に証券会社の場合は、顧客からの振り込み指定口座としての取引など)も多く、両行の拠点や業務範囲の重複が見られる。みずほコーポレート銀行がある地域でも、興銀色が強いのを嫌ってみずほ銀行のみと取引している大企業もある。

また、拠点数では、みずほ銀行と比較して30倍以上の差があるが、みずほFG全体の経常利益の半分以上を稼ぐ。シンジケートローン、M&A、金融アドバイザリー、株式・債券ブックランナーなどの分野では、傘下のみずほ証券との協業も含め3大メガバンクグループ中の首位を維持し続けている。

自行のATMはなく、みずほ銀行のものを利用する。ただし、みずほ銀行のATMが利用できるのはキャッシュカードの利用時のみで、通帳の利用ができないため、営業部の窓口ないしは窓口内に設置されている記帳機を利用する形になる。また、BANCSMICSにも接続されていないため、みずほ銀行以外のATMコンビニATMの利用は不可である(そもそも、みずほ銀行に限らず都市銀行の法人キャッシュカード自行ATMでしか使えない)。

普通銀行ではあるが、旧興銀を引き継いで金融債機関投資家を対象とする募集債)を発行していた。しかし、2006年3月の募集債をもって発行停止した。長期プライムレートの設定に際しての指標となっている(5年物利付金融債の表面利率に0.9%上乗せした金利に設定される)。

みずほコーポレート銀行の店舗

国内の拠点は本店以外はすべて「○○営業部」という名称となっている。実店舗で「○○支店」というのは国内には存在しない(入金照合サービスで使用するもののみ)。

みずほコーポレート銀行としての営業開始時には、旧3行の本店にそれぞれ設置されたが(旧DKB本店内幸町営業部旧富士銀行本店大手町営業部)、本店内への集約後一定期間を経て、業種・業態ごとに再編成されている(営業第1-18部。ただし、口座勘定店統合はしていないため、ブランチインブランチのままであることには変わりない)。

また、発足時の全く新たな店舗として富士銀行兜町支店内(後のみずほ銀行兜町中央支店蛎殻町支店兜町中央出張所。現在は廃止され、兜町中央出張所統合先である兜町支店管轄ATMコーナーのみ)に兜町証券営業部が設置されている。また、旧興銀横浜支店横浜駅西口横浜市西区)にあったが、コーポ横浜営業部は中区のみずほ銀行横浜支店のビル内に設置された。同様に、旧興銀静岡支店静岡市葵区)を引き継ぐコーポ営業部浜松市に設置されている。

みずほコーポレート銀行の海外展開

海外の支店・営業部、現地法人はすべてみずほコーポレート銀行の傘下という扱いであり、グループ海外業務を一手に引き受けている。ただし、中小企業向け取引などではみずほ銀行、カストディ業務ではみずほ信託銀行が一部の海外業務直接行う場合もあり、必ずしもグループ内の外国業務を独占しているわけではない。

2006年11月8日、親会社であるみずほフィナンシャルグループニューヨーク証券取引所に上場した。1989年の三菱銀行上場に続くものであり、バブル崩壊後初めて日本の銀行が海外市場に進出した。

同年12月18日、米国銀行持株会社法に基づく「金融持株会社」(Financial Holding Company)認可をFRBより、農林中央金庫とともに日本の金融機関初取得した。銀行業務証券業務の兼営を緩和するこの資格により、投資銀行ビジネスの包括的展開が可能となる。

この2006年だけでもニューデリー、無錫(現地法人)、ブリュッセルホーチミンに支店を展開し、みちのく銀行からロシア現地法人を譲り受けるなど、海外業務を急速に拡大している。日本経済新聞にGLOBAL宣言という特集広告を掲載していることからも、その意気込みが伺い知れる。

投資銀行業務グローバルに展開するに当たって、銀行だけでは制約があるためみずほ証券、旧興銀系の新光証券を合併して新・みずほ証券への筋道をつくった。およそ8,000名の行員のうち、40%強の4,000名近くが海外勤務である。26ヶ国、39都市で業務を営む。

なお2007年6月1日より、メインランドチャイナ拠点はみずほコーポレート銀行(現地名:瑞穂実業銀行)(中国)有限公司に全面的に移管された。

みずほコーポレート銀行の主要大口取引先

芙蓉グループ、第一勧銀グループ興銀グループ各企業主要取引先とするほか、三菱グループ三井グループ住友グループの一部とも取引がある。

建設・不動産  清水建設大成建設東京建物、森ビル、森トラスト三菱地所三菱グループ) 食品  サッポロビール三井グループでもある)、アサヒビール住友グループと親密)、味の素、宝酒造明治製菓、不二家、山崎製パン、日本水産、ニチレイマルハニチロ 化学  横浜ゴム、旭化成、日清紡績、大日本インキ、東ソー、協和発酵、昭和電工クレハオカモト、第一三共、資生堂、花王、ライオン宇部興産三菱グループと親密) エネルギー・素材  東京ガス、東京電力他電力会社各社、新日本石油、コスモ石油昭和シェル石油ジャパンエナジー、新日本製鐵、JFEホールディングス神戸製鋼所太平洋セメント古河電気工業 製造  日産自動車、スズキ、いすゞ自動車富士重工業IHI旧石川島播磨重工業三井グループでもある)、川崎重工業、日本製紙、富士通、日立製作所、沖電気工業横河電機NEC住友グループ)、東芝(三井グループ)、ソニー三井グループと親密)、キヤノンリコーセイコー、日本精工、シャープ 商業  伊藤忠商事、丸紅、三井物産三井グループ)、三菱商事(三菱グループ)、高島屋MUFGと親密)、イオンイトーキ ノンバンク  オリックスクレディセゾンオリコ 運輸  JRグループ各社東京急行電鉄東武鉄道京浜急行電鉄京成電鉄、全日本空輸(住友グループと親密)、日本航空、日本郵船(三菱グループ)、川崎汽船、日本通運 情報・通信  NTTKDDIソフトバンクソフトバンクモバイル、大日本印刷、リクルート、電通、日本テレビ放送網、東京放送(三井グループと親密)、フジテレビジョンジュピターテレコム その他  松竹、オリエンタルランド

みずほコーポレート銀行の経営

2007年4月現在、取締役は以下の通り。

代表取締役頭取齋藤宏 - 興銀出身

代表取締役副頭取黒田則正 - 富士銀出身

代表取締役副頭取塚本隆史 - 第一勧銀出身

代表取締役副頭取佐藤康博 - 興銀出身

常務取締役藤岡正男 - 富士銀出身

常務取締役平松哲郎 - 第一勧銀出身

常務取締役:永井幹人 - 興銀出身

みずほコーポレート銀行の沿革

2000年9月29日 - 富士銀、第一勧銀および興銀が株式移転により株式会社みずほホールディングスを設立し、3行はその完全子会社となる。

2002年4月1日 - 富士銀存続銀行として興銀と合併し、併せて第一勧銀よりコーポレートバンキング業務を承継して、株式会社みずほコーポレート銀行商号変更

2003年3月12日 -みずほホールディングスが、株式交換により株式会社みずほフィナンシャルグループ傘下に入り、みずほホールディングスは同社の中間持株会社となる。あわせて、みずほ証券がみずほコーポレート銀行直接子会社となる。

2004年9月 - 農林中央金庫がみずほ証券に資本参加

2005年10月1日 - みずほホールディングスがみずほフィナンシャルストラテジー商号変更。みずほコーポレート銀行は、みずほフィナンシャルグループ直接子会社となる。

2007年7月23日 - 仙台営業部仙台ファーストタワー高層棟6Fに移転。

2007年9月 - その月末までに、みちのく銀行のロシア法人が持つ、リテール以外の資産を譲受。

みずほコーポレート銀行の広告

前述の通り、日本経済新聞に「投資銀行宣言」や「GLOBAL宣言」などの広告を掲載しているほか、2007年4月からテレビCMが放映されている。

CM一覧

GLOBAL宣言 上海篇(2007年4月?6月)

GLOBAL宣言 NY篇(2007年7月?9月)

GLOBAL宣言 インド篇(2007年10月?12月)

GLOBAL宣言 ドバイ篇(2008年1月?)

提供番組

ワールドビジネスサテライトテレビ東京系列

みずほコーポレート銀行の参考文献

◇出典: フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)『みずほコーポレート銀行』より
取得日:2008-07-26

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