ゆるキャラ

ゆるキャラとは、「ゆるいマスコットキャラクター」を略したもので、国や地方公共団体、その他の公共機関等が、イベント各種キャンペーン、村おこし、名産品の紹介などのような地域全般の情報PR、当該団体コーポレートアイデンティティなどに使用するマスコットキャラクターのことである。

ゆるキャラの概要

ゆるキャラの名づけ親は、「マイブーム」(自分の中だけでブームになっている、流行している物や出来事)、「いやげ物」(貰っても大して嬉しくもない嫌な土産物)、「カスハガ」(観光地などで売られているカスのような絵葉書)「とんまつり」(日本各地の奇祭。とんまな祭り)などの命名主である みうらじゅん が命名した。

2008年(平成20年)10月25日-26日に滋賀県彦根市で、 ゆるキャラまつり が開催された。

鳥取県鳥取市鳥取砂丘にて、ゆるキャラ達の運動会 ゆるキャラカップ が年に1回開催されている。

2008年の新語・流行語大賞ノミネートされた60語のひとつに数えられている。

ゆるキャラのゆるキャラの特徴

民間企業が商戦などに用いるイメージキャラクターとゆるキャラとの相違点として、およそ以下のような特徴を挙げることができる。

ゆるキャラのクオリティのばらつき

専門のデザイナーイラストレーターなどに委託して作製する場合もあるが、住民参加型行政の実現のため特定の行政目的(献血など)の普及啓発や地域主催イベント国民体育大会など)の認知向上などの手段としてキャラクターそのものを一般公募し、その中から選定するといったケースも多い。その際、応募する側あるいは選定する側において美的なセンスがやや不足している場合、いまひとつ垢抜けないものになりがちである(公募の場合は特に、結果として上がってきた「民意」を無下に拒むことはできない)。こうしたことから、団体間キャラクタークォリティにはかなりのばらつきがある。

また、マスコットキャラクターを着ぐるみなどで立体化したときの再現度にも優劣あり、もとのイラストでの等身が全く無視されて普通の人間の等身になったり、横から見ると全く立体感がなかったりといった、造形アレンジ技術の欠如がゆるキャラ感を強くしている場合もある。

ゆるキャラのキャラクターに対する団体の思い入れの強さ

一般にキャラクター所属団体が特定の目的を持ってキャラクターを選定・作製・使用するケースがほとんどであり、それだけにキャンペーン等にかける当該団体の思い入れがより強く反映されやすい環境にあるといえる。このため、当事者の思いは十分くみとれるものの意匠を凝らしすぎた結果、見た者が一瞬思わず絶句してしまうようなものや「正直これはちょっとローカル色が濃すぎるのではないか」と思われるようなものもたまに現れたりする。

ゆるキャラの存在基盤の脆弱さ

所属団体組織力の強さやPRへの力の入れ具合、財政力などによって存在が左右されるのもゆるキャラの大きな特徴の一つといえる。このため、作ってはみたもののほとんど認知されることもなくひっそりと消えてしまうような泡沫キャラクターも多い。また、行政改革が盛んな今日では自治体の合併や団体組織統廃合に伴い、それまで当該部署マスコットとして使用しそこそこ認知もされていたキャラクターがあえなく消えてしまうといったようなケースも生じる。さらに、政治的な背景を持って誕生したようなゆるキャラにとっては首長の交代などもその存続にとって大きな脅威となりうる。このように、ゆるキャラはさまざまな面において脆弱な存在基盤の上に存在しているといった特徴を一般に持っている。しかしその一方で、警視庁の「ピーポくん」のように誕生後20年近く(ピーポくんの誕生は1987年4月)経った現在、全国レベルにまで知名度が向上し携帯ストラップタオルなどの関連グッズが大人気になるといったようなキャラクターもある。

ゆるキャラの特徴的なネーミング

まず何よりもキャラクター自体に親しみを持ってもらおうという配慮が働くためか、一般に「?ちゃん」「?くん」「?りん」のように「ん」で終わるものや「?ぴー」のように、長音で終わるといった名前をもつものが多い。また、ゆるキャラの中には家族を持っているものもいるが、家族の命名のしかたについてもメインキャラクターを想起させるような音プラス続柄といったように一定の傾向が認められる(一例として、台湾観光協会キャラクターである茶さんとその家族参照)。

ゆるキャラの行政体質の温存

キャラクターの下に商標登録日や登録番号などの情報がこと細かに記載されているものであるとかホームページキャラクターを表示させると、そこにキャラクター選定の趣旨、使用取扱要綱使用承認申請書使用計画書の雛形などが添付されてきたりするものがあるなど、かわいさだけに徹しきれずどこか行政本来の体質を引きずっているようなキャラクターも結構ある。

ゆるキャラの主なゆるキャラ

トリピー鳥取県マスコットキャラクター 第一回ゆるキャラ大賞)

なみすけ(東京都杉並区公式キャラクター

ひこにゃん(滋賀県彦根市 「国宝・彦根城築城400年祭」のイメージキャラクター

せんとくん(奈良県 平城遷都1300年記念事業のマスコットキャラクター

まんとくん(奈良県 平城遷都1300年記念事業のマスコットキャラクター

なーむくん奈良県 平城遷都1300年記念事業のマスコットキャラクター

はばタン(兵庫県 ・のじぎく兵庫国体の、現・兵庫県広報課県政PRマスコットキャラクター

たわわちゃん(京都府 京都タワーマスコットキャラクター

りゅうちゃん(沖縄県 琉球新報社のマスコットキャラクター

◇出典: フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)『ゆるキャラ』より
取得日:2008-12-16

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