ディシディア

ディシディア ファイナルファンタジー (DISSIDIA FINAL FANTASY) は、スクウェア・エニックスより2008年12月18日に発売されたプレイステーション・ポータブル専用コンピュータゲームである。

ディシディアの概要

本作は ファイナルファンタジーシリーズ (以下 FF )に登場した歴代のキャラクターを操作し、1対1で戦う3Dアクションゲームである。作品の垣根を越えたクロスオーバー作品として、シリーズ誕生20周年を記念して制作された。「ディシディア」とは、ラテン語を基にした「異説」を意味する造語。シリーズ従来RPGとは一線を画したシステムで、世界観は本作オリジナルのものとなる。キャラクターデザイン野村哲也が手がける。原作発売当時の天野喜孝の原画と、ゲーム中に登場する絵を融合させ、新たに全キャラクターを野村が描き起こした。音楽は すばらしきこのせかい などを手がけた石元丈晴が担当する。

初代 FF から FFX までの10作品の登場キャラクターが二つの陣営に1名ずつ配され、 FFXI FFXII からも隠しキャラクターとして1名ずつ登場する。本作発売時点で未発売の FFXIII キャラクターについては、本作で技などのイメージが固まってしまうことの懸念から採用は見送られ、アイコンのみの登場となった。

元々がRPGであることから、ARPG対戦アクションゲームを足したイメージで開発されている。通常の対戦ゲームと異なり、キャラクターを育成する点に比重が置かれている。各キャラクターは戦闘で経験値を稼ぎ、レベルが上がるごとに成長し、レベル100まで育てることができる。さらに装備やアビリティを変更することにより、各キャラクター能力値や特性をカスタマイズできる。こうした成長要素を強調する意味で「「プログレッシブアクション」という名称が用いられた。戦闘部分は キングダムハーツシリーズ (以下 KH )の発展型であり、ボタン操作1つで壁や柱を自在に駆け上がることができ、3Dを生かした360度の空間を使った空中アクションが可能となる。また、シリーズファンの主体がアクションに不慣れなRPGユーザーであることも考慮し、RPGのように「たたかう」などのコマンドを選ぶだけでオートで戦闘をしてくれる「コマンドバトル」の機能も盛り込まれている。

対応機種は、画面分割をせずに3D対戦をできるという点からPSPが採用された。また、PSPアドホックモードや、PS3を介したネットワーク通信機能であるアドホック・パーティーを用いた対戦が可能であるほか、すれちがい通信を利用してゴーストと呼ばれる「キャラクターAI」を交換できる機能が盛り込まれた。これにより見知らぬプレイヤーとの対戦が可能となる。

開発元が意図した本作のターゲット層は「FFシリーズのファン」及び「対戦アクションファン」である。また平均プレイ時間は、ストーリークリアまでが40時間、やり込み要素を加えると100時間以上と開発元は試算している。

ディシディアのあらすじ

創造と破壊を繰り返し、悠久の時を争い続けてきた秩序を司る神「コスモス」と混沌を司る神「カオス」の戦いは、カオスの勝利で幕を閉じようとしていた。コスモスは、僅かに生き残った10名の戦士たちに世界の希望を託し、クリスタルを見つけ出すように依頼する。コスモスの戦士たちは、立ち塞がるカオスの戦士たちと刃を交えながら10のクリスタルを探し集めていく。激闘の末にクリスタルを揃えたコスモスの戦士たちは、カオスと対峙し世界の存亡を賭け戦いを挑む。

ディシディアの主なシステム

ディシディアのストーリーモード

本作のメインモードコスモス側のキャラクターごとに別々の内容が用意され、訪れる場所や出会う仲間、対戦相手なども異なる。各キャラクターシナリオは、複雑に交錯しながらも全体を通してひとつの物語を構成している(パラレルといったものではない)。なおカオス側にはストーリーモードはないが、コスモス側のストーリー中でその動向が語られている。真のエンディングに到達するには、全キャラクターシナリオクリアする必要がある。

チェスの盤面のようにマスで区切られたフィールドを基盤とする。いわゆる「神目線」のイメージで開発され、移動は自身のキャラクターの形を模した駒を進める形式で行う。盤上には宝箱やポーションなどが配置されており、キャラクターによって盤面のデザインや構成も異なる。敵の駒と隣接するとエンカウントで戦闘となり、ボスの駒を倒すとステージクリアとなる。ステージクリアまでは、1つの戦闘が終了してもHPは回復しない。マスの移動は、デスティニーポイントDestiny Point、以下DP)と呼ばれる値を消費して行う。DPは、1マス1消費ではなく、1回の移動で1消費となる。DPは戦闘の勝利ボーナスなどによって増やす機会もあり、ステージクリア時の残DPの量によって、クリアボーナスが変化する。いかに効率よくDPを使うかがストーリーモードの鍵となる。

ディシディアの戦闘システム

戦闘は1対1の対戦となり、攻撃によって相手のHPをゼロにした時点で勝利となる。戦闘では、シンプルボタン操作で様々な攻撃技を容易に発動でき、地上戦空中戦か、近距離遠距離かによって技の種類が変化する。壁などは△ボタンで自在に駆け上がることができ、敵のロックオンはLボタンガードや回避などの防御はRボタンなどで行う。

本作の戦闘で重要な役割を果たすのが、ブレイブポイントと呼ばれる「攻撃力」を現す値である。これは、固定値ではなく、○ボタンで行う「ブレイブ攻撃」のヒットによって増減する。一定値まで溜まった後に□ボタンを押すことで、ブレイブポイントを全て消費して「HP攻撃」を発動し、溜めたブレイブポイントに応じたダメージを敵のHPに与えることができる。ブレイブ攻撃によって敵のブレイブポイントをゼロ以下にすると、相手はBREAK(ブレイク)状態となり、バトルマッププールされたブレイブポイントマップブレイブ)が自キャラクターボーナス加算され、攻撃力が著しく上昇する。特にBREAK状態からのHP攻撃は、相手に大ダメージを与えることが可能である。このため、ブレイブポイントの奪い合いが勝敗の決め手となる。ブレイブポイントを上手に活用することで、レベルの低いキャラクターが、高いキャラクターに勝利することも可能となる。

敵を攻撃すると得られる「EXフォース」と、戦闘ステージに現れる「EXコア」を集めることで、「EXゲージ」と呼ばれる値が溜まっていく。このEXゲージが満たされると「EXモード」となり、キャラクターごとに固有の変身やクラスチェンジなどを行う。変身中は体力が少しずつ回復するほか、能力値の上昇など各キャラクターごとに設定された様々なプラス効果を得られ、外見の印象も大幅に変化する。また、EXモード中にHP攻撃をヒットさせると、画面上コマンドが表示され、それを入力することにより強力な超必殺技である「EXバースト」が発動する。EXバーストは、各キャラクターごとに固有の技が用意され、原作で馴染みのある特徴的なものが多い。

1キャラにつき1種類のみ装備できる「召喚石」を使用することで、召喚獣を一戦闘につき一度のみ召喚できる。使用方法召喚獣によって、自動的に発動かR+○ボタンの二通りがあり、効果は各召喚獣によって違うが、基本的にブレイブポイントに作用し、HPに直接打撃を与えるような効果はない。50種類以上の召喚獣が登場する。

戦闘マップは12種類あり、「クリスタルワールド FFIX )」や「カオス神殿初代 FF )」といった原作で馴染みの深い場所が多数用意されている。それぞれマップギミックの有るバージョンと無いバージョンが存在するためマップ数としては2倍の計24種類、それにランダムの1種類を加え総計25種類となる。戦闘は、前述の「ストーリーモード」の他に、戦闘のみを行う「クイックバトル」、通信対戦が可能な「通信モード」などでも行える。クイックバトルなどで育てたキャラクターのレベルは、ストーリーモードでも引き継がれる。

ディシディアのカスタマイズ要素

レベル制を採用し、RPG的なキャラクターを育てる点に比重が置かれた本作では、様々なカスタマイズ要素が用意されている。カスタマイズは主に「カスタマイズメニュー」で行う。カスタマイズメニューでは、ショップで装備などを購入できるほか、アビリティ召喚石の付け替えも行える。アビリティの装備には、キャパシティポイント(以下CP)と呼ばれるパラメーターが必要となる。アビリティはレベルが上がると覚え、装備したアビリティには戦闘で得られるアビリティポイント(以下AP)が蓄積される。APが一定量に達するとそのアビリティを「マスター」し、装備に必要なCPが軽減される。また、戦闘中に一定条件を満たすとアイテムなどが生成される「バトルライズ」や、戦闘回数などの特定条件をこなす「ミッション」が存在し、これらを達成することでレアアイテムレアアイテムトレードするための素材が入手できる。こうした諸条件カスタマイズメニューで確認することができる。

また、各キャラクターには「アナザーフォーム」と呼ばれる衣装などが異なる別モデルが存在する(いわゆる2Pモデルに当たる)。こうしたアナザーフォーム戦闘BGMは、戦闘で得られるプレイポイント(以下PP)を貯めて、ゲーム内の「PPカタログ」で購入していく。アナザーフォームは、通常は同キャラクター戦での相手側カラーとして登場するが、購入することで自ら選択できるようになる。

ディシディアの登場人物

プレイヤーキャラクターは総勢22人で、 FFI から FFX までの10作品から2名ずつ、隠しプレイヤーキャラクターとして FFXI FFXII から各1名ずつ登場する。基本的にプレイヤーキャラクターは、本作のストーリーの中心となる本作オリジナルキャラクターである、調和の神「コスモス」と混沌の神「カオス」のどちらかの陣営に属しており、コスモス陣営は基本的に原作の主人公、カオス陣営は主人公と因縁がある人物(主に原作のボスキャラクター)で構成される。ストーリーモードが存在するのはコスモス陣営のみであり、カオス陣営は前述の「PPカタログ」でキャラクターを購入することでクイックモードなどで使用できるようになる。隠しキャラクターには出現条件が存在する。

キャラクターの性格や設定は原作とほぼ同一であるが、出生やキャラクター同士の関係などの細かな点については本作オリジナルの調整が加えられている。デザインは、天野の原画と原作ゲーム内で使用された絵の双方に配慮し、どちらか片方に寄り過ぎることがないよう「中間」を意識して描かれている。統一感を出すためのアレンジ若干加えられているものの、元絵に無い物を描き足すことは原則なされていない。キャラクターの動きはモーションキャプチャを使用せず、懐かしさや格好良さを感じさせる動きを表現するため、アニメを参考に手付けで作成されている。

コスモス陣営に属する原作主人公たちは、キャラクターに思い入れのあるファンも多いため「好きなのに扱えない」といった事が起きないように操作を比較的容易に設定しており、剣装備を主体とした正統派キャラクターが多いため、キャラクター性能は差を明確にすべくコンセプトをそれぞれ定め、個性を伸ばす肉付けが施されている。反対にカオス陣営コスモス陣営以上に強い個性をつけており、「玄人好み」のクセの強い操作性のキャラクターが多い。

声優については、日本語ボイスがある既存作品( FFX 原作、 FFXII 原作、 FFVII アドベントチルドレン ニンテンドーDS版 FFIV 、 KH シリーズ)で声優を起用していたキャラクターは、基本的に本作でも同じ人物を起用している(クラウドは KH 以降の声優を起用)。ただし FFII フリオニールのみ、PS・PSP FFII で声が設定されていたにも関わらず、新たに別の声優を起用している。

ディシディアのプレイヤーキャラクター

キャラクターにはそれぞれ異名が設定されており、ステージ途中で戦うイミテーション(各キャラクターの姿を模した雑魚敵)は、この異名から元になったキャラクターを判別できる。

ファイナルファンタジー より ウォーリア オブ ライト "Warrior of Light" 【コスモス陣営】(声:関俊彦バランス型の戦士である。EXモードではクラスチェンジを行うことができ、戦士からナイトへの変身が可能。ナイトの姿は原作のパッケージイラストを元に描かれている。なお、ウォーリア・オブ・ライト(光の戦士)とは通称であり、彼自身は自分の名前についての記憶を失っている。 非常に謹厳実直な性格で、いかなる言葉にも揺らがない強い意志を持つ。自他共に対して厳しく、仲間を思う気持ちも強いものの、そのあまりな誠実さゆえにスコールには「眩しいヤツ」と苦手意識を持たれている。迷わずに前へ進み、仲間を導くコスモスの戦士のリーダー格。 ガーランド "Garland" 【カオス陣営】(声:内海賢二カオス陣営の中ではバランス型で比較的使用しやすい。黒い甲冑を纏い、双剣や斧へと形状を変える変幻自在な大剣を操る。動きは遅めだが、一撃必殺の破壊力を持ち、近距離中距離での戦闘を得意とする。ドット絵しか当時の資料が存在しないため、デザインについては原作のイメージを残しつつ想像で描かれている。 物語の最重要人物。闘争を愉しみ、自ら出向いて敵と剣を交えることを辞さない。とりわけ「宿命の敵」であるウォーリアオブライトに執着している。最もカオスに近しい存在であり、「ディシディア」の世界でも負の輪廻に囚われ続けている。そのためか、やたらと「輪廻」という言葉を使う。 ファイナルファンタジーII より フリオニール "Frioniel" 【コスモス陣営】(声:緑川光近距離遠距離を問わず多彩な武器を使いこなし、必殺技では全ての武器で攻撃可能。武器による攻撃が中心となる地上戦を得意とし、魔法攻撃主体空中戦をやや苦手とする。攻撃時に移動しないのが特徴。印象的な髪飾りや赤い剣など、天野の原作パッケージイラストを再現したデザインとなっている。本作以前に声が設定されてたキャラクターの中で唯一声優が変更になったキャラクター(PS版 FFII では小尾元政が声を担当していた)。 「のばら咲く世界」を夢見る熱血漢。ひたむきに夢を追う様と、「のばら」の夢は、コスモス戦士たちを繋ぎ、彼も知らぬうちに道を示している。女性に免疫がなく、つい「ゴクリ」としてしまうことも。 皇帝 "The Emperor" 【カオス陣営】(声:堀内賢雄) 〔いんせき〕などの強力な魔法を操り、機雷や追尾魔法フィールドに罠を仕掛ける技も使用する。EXモードになると、悪魔に魂を売り地獄の力を得て復活した原作の最終形態に姿を変える。 その野心と支配欲はこの世界でも衰えることを知らず、カオス達を出し抜いてとある目的を遂げようと画策している。 ちなみに、断末魔の「ウボァー」(或いは「ウボァー!」)は言い方に種類があり、カタログサンプルボイスとしてミュージアムで聞けるほか、物語を勧めていくうちに壮大な「ウゥボォォアァァ!」を聞くことができる。 ファイナルファンタジーIII より オニオンナイト "Onion Knight" 【コスモス陣営】(声:福山潤オニオンナイト(たまねぎ剣士)の称号を持つ利発な少年。コスモス陣営で最速の移動速度を誇り、物理攻撃魔法攻撃バランスよく行える。EXモードでは、原作の最強ジョブである忍者と賢者にジョブチェンジできる。大まかなデザインと配色はドット絵の元になった石井浩一のデザインを踏襲し、天野のパッケージイラストから武器などの装飾品や髪形、リメイクDS版からは兜の形が取り入れられている。アナザーフォームでは、リメイクDS版の主人公ルーネスの髪色や髪型が採用された。 幼いながら非常に賢く、「勝てない戦いはしない」主義。しかしその内実には臆病心も含まれており、ティナと行動を共にするうち、試練の壁にぶつかることとなるが、暗闇の雲やゴルベーザにより大きく成長する。 暗闇の雲 "Cloud of Darkness" 【カオス陣営】(声:池田昌子) 露出の多い妖艶な衣装を纏い、2本の触手を巧みに操り遠距離からの攻撃を行う。HP攻撃では多彩な波動砲を放つことができ、HP攻撃の種類は全キャラクター中で最多を誇る。デザインは、触手などのディティールを含め、天野の原画に忠実に描かれている。EXモードになると、原作の最終戦同様に全身が緑がかった姿になる。 破壊と無への回帰を望む。どこか超人然とした立ち振る舞いで、コスモス戦士達に対しても憎悪ではなく、興味という感情で戦いを挑んでいる節がある。 ファイナルファンタジーIV より セシル・ハーヴィ "Cecil Harvey" 【コスモス陣営】(声:程嶋しづマ) 地上戦を得意とし移動速度は遅めながら攻撃力のある暗黒騎士と、空中戦を得意とし移動速度防御力に秀でたパラディンの2形態を有し、戦闘中に自在に形態や戦い方を変えることが可能。通常は地上でHP攻撃を出すと暗黒騎士に、空中でHP攻撃を出すとパラディンチェンジするが、EXモード中はR+□で攻撃を出さずにチェンジできる。なお、EXバースト中の入力を成功するとパラディンで技を決めるが、失敗した場合はとどめの一撃が「あんこく」に変化し、暗黒騎士の状態で技を終える。兄であるゴルベーザを尊敬している。 仲間と共に、仲間のために戦うという意志を持つ、心優しく誠実な青年。しかし兄であるゴルベーザと戦うことを躊躇い、自らの騎士としての心を曇らせてしまっている。 ゴルベーザ "Golbeza" 【カオス陣営】(声:鹿賀丈史遠距離近距離の攻撃を同時に行い、どちらがヒットするかによってその後のコンボが変わるトリッキーなキャラ。重厚な黒い甲冑を纏っているが、動きは軽快。武器は装備せず、魔法技のみで戦う。EXモードになると黒龍と融合する。 カオスの戦士ながら、コスモスの戦士に助言をしたり、またコスモス自身とも繋がりを持つ背信者。本人曰く「調和も混沌も私には関係ない」らしい。若く未熟な、とりわけ実の弟セシルを導くために暗躍する(セシル以外にも彼の発言により助けられた者はコスモス陣営でも多い)。彼もまた心に弱さを抱えており、セシルに痛烈な叱咤を受けることも。ジェクトと同じでコスモス陣営に身内が居る為、似た所がある模様。 ちなみに、ある条件を満たした状態でEXバーストコマンド入力に成功すると、まれに原作で放った台詞「いいですとも!」を言う。 ファイナルファンタジーV より バッツ・クラウザー "Butz Klauser" 【コスモス陣営】(声:保志総一朗) 原作の「ものまね師」の能力を採用し、コスモス陣営の他のキャラクター必殺技や武器を「ものまね」することが出来る。相手によって戦い方を自在に変更でき、カスタマイズ要素がより強く反映できる。EXモード時は、原作でジョブマスターした印である3つの星が頭上に浮かぶ。ドットイラストの茶髪と髪型と、天野原画の服装をミックスした外見。アナザーフォームでは天野の原画に準拠した銀髪となる。 脳天気好奇心旺盛ジタンと自分、どちらが先にクリスタルを手に入れるかという「勝負」に乗り出す。しかしその自由すぎる振る舞いが祟り、仲間を窮地に陥れてしまう場面も。この時ゴルベーザが忠告にやって来るが隙を突き逃げてしまう。 エクスデス "Exdeath" 【カオス陣営】(声:石田太郎) 強力な攻撃魔法も扱えると共に、多くのガード技を持ち多様なカウンター技を繰り出すことができるプレスディフェンダー。非常に足が遅いが、瞬間移動などの能力もあわせ持つ。使い手の技量が最も要求されるキャラクターである。外見は、ほぼ天野の原画を忠実に再現している。 すべてを無で飲み込もうとする破壊者。しかしカオスの戦士としての自覚の下に行動しているため、好き勝手をしているというわけではない。その為、コスモス側に通じていたゴルベーザを始末しようと現れるも、兄の為に戦ったセシルに返り討ちに遭う。やたらと「無」を含む言葉を多用する。 ちなみに、ある条件を満たした状態でEXバーストを発動すると、まれに原作で放った台詞「カメェェェェェ!」を言う。 ファイナルファンタジーVI より ティナ・ブランフォード "Tina Branford" 【コスモス陣営】(声:福井裕佳梨コスモス陣営の10戦士の中では紅一点。遠距離からの魔法攻撃を主体としたキャラクターだが、近距離用の攻撃も習得し、バランスのいい戦い方が可能。EXモードでは連続魔の使用とグライドが可能となる。髪色は天野の原画に忠実な金髪。アナザーフォームは原作のドット絵に準拠した姿。 心優しくおとなしい少女。しかしその身に宿す幻獣の力は秩序と混沌の狭間を揺れ動くもので、それを制するだけの精神を持てずにいる。 ケフカ・パラッツォ "Cefca Palazzo" 【カオス陣営】(声:千葉繁) 魔法を主体とし、変則的な魔法攻撃と挙動で相手を翻弄する。EXモードになると、羽の生えた原作の最終形態に姿を変え、グライドと共に魔法攻撃が劇的に変化する。 クジャや暗闇の雲に取り入り、ごまをするような真似をするが、その残虐で傲慢な本性はそのまま。混沌に近づくティナを利用し、「ハカイ」を愉しもうと挑発を繰り返す。 ファイナルファンタジーVII より クラウド・ストライフ "Cloud Strife" 【コスモス陣営】(声:櫻井孝宏) 相手を吹き飛ばす破壊力のある技を多く覚え、壁への激突による追加ダメージを狙いやすい。一撃の威力が高い反面、技の出が遅く空中技には癖がある。EXモードになると、武器がバスターソードから原作の最強装備であるアルテマウェポンに変化し、剣攻撃全てにガードブレイク効果がつく。アナザーフォームは、 FFVII AC の衣装で、武器もバスターソードから合体剣に変わる。ACに登場した「超究武神覇斬ver.5」もフォームに関係なく使用可能。 冷静沈着な態度は先走りがちな仲間からは頼りにされるものの、それは彼自身が、仲間にある「戦う理由」を持たず、仲間の目的によりかかっているため。それをセフィロスに「人形」と揶揄される。 セフィロス "Sephiroth" 【カオス陣営】(声:森川智之) 見えない太刀筋で相手を攻撃する高速の剣技が特徴である。しかし基本的に大振りであることは変わりなく、プレイヤースキルが要求される。EXモードになると、背中の片方から黒い天使の羽が生え、グライドが可能になる。アナザーフォームは、原作のクラウドと一騎討ちの時の上半身裸の姿。一部 エアガイツ で使用した技も採用されている。 自分の仮説を実証するために自害することすら辞さない。クラウドに執着するその理由も、他のカオスの戦士たちからは理解されず、オニオンナイトケフカからはエンカウント時に痛いところを突く台詞を言われることも。 ファイナルファンタジーVIII より スコール・レオンハート "Squall Leonhart" 【コスモス陣営】(声:石川英郎ガンブレードを用いて戦い、コンボ攻撃を得意とする。地上戦が得意だが、空中戦はやや苦手。EXモードになると、ガンブレードが原作の最強装備である"ライオンハート"に変化。攻撃力攻撃範囲が強化され、ガンブレードでの攻撃時に薬莢が飛ぶ。アナザーフォームでは原作のSeeDの制服を纏う。なお、石川英郎 キングダムハーツ 以来、一貫してスコールの声優を演じているが、「 FFVIII の設定のスコール」を演じるのは今回が初めてである。 単独行動を望む孤高ぶりは相変わらず。しかしバッツから託された「幸運のお守り」を持ち突き進む様は、仲間を疑うわけではなく、仲間が進む道を切り開くために先陣を切っていることを示す。相変わらず「心の声」で喋ることが多い。 アルティミシア "Ultimecia" 【カオス陣営】(声:田中敦子ボタンを連打することで遠距離からの魔法連射が行える。遠距離攻撃に特化した魔法の使い手であり、ボタンを溜め押しすることにより魔法の威力を増すことも可能。反面、接近戦は全体的に苦手。EXモードでは相手の動きを一定時間完全に封じる技が使える。彼女の専用武器は全て原作におけるリノアの武器と同じ名前である。 コスモスに化けてスコールを誘導しようとするなど原作よりも悪の面が強調されている。また、原作同様に時を止め、操る能力も持っている。 ファイナルファンタジーIX より ジタン・トライバル "Zidane Tribal" 【コスモス陣営】(声:朴?美) 両手にダガー(メイジマッシャー)を装備し、素早さを生かした連続攻撃を得意とする。多彩な空中コンボ技を持つ。EXモード時はトランスし、姿が大幅に様変わりする。また、十回連続ジャンプができるようになる。 性格は常にポジティブ思考で、バッツとある「勝負」をかけることになる。女性キャラクターレディと呼ぶ他、隠しキャラクターシャントットにはエンカウント時にデートに誘っている。一応、暗闇の雲に対してもレディと呼んでいるところを見ると、女性と認める範囲は広いようだ。 クジャ "Kuja" 【カオス陣営】(声:石田彰) 手に武器は一切持たない。自分の周囲に出現させた光球と、遠距離魔法を主体とした攻撃を行える。空中を自在に移動できる能力が特徴であり、間合いに縛られない攻撃が可能。 今作でもジタンに対して異常なまでの執着を見せ、彼に絶望を与えるために様々な策を弄する。エクスデス等の一部の者からはその行動はあまり買われていない模様。 ファイナルファンタジーX より ティーダ "Tidus" 【コスモス陣営】(声:森田成一) 回避と攻撃が一体となった技を得意とし、原作と同じくオーバードライブ技も使用する。原作デザイン時よりも天野の原画により忠実に描かれ、また他のキャラクターと年齢の齟齬がないよう原作よりも幼く見えるように調整がされている。EXモードになると武器が原作の最強装備であるアルテマウェポンに変化し、ダッシュ中は弱い魔法を跳ね返せるようになる。アナザーフォームは原作の服に酷似しているが、胸元が本作品でのノーマルコスチュームと同じく開いていたりするように、所々変更がなされている。 原作と同様、明るさでチームを引っ張っていく。また、父親嫌いも健在でありそれが「戦う理由」となっている。兄であるゴルベーザと仲間であるフリオニールの狭間で悩むセシルを助ける一面も。 ジェクト "Jecht" 【カオス陣営】(声:天田益男肉弾戦を得意とし、ボタンジャストタイミングで押すことで攻撃を弱→中→強へと発展させることができる。カオス陣営であることから、変身後パーツを肩や腰に加え、「最終形態への変身途中」というコンセプトデザインされている。 原作同様、ティーダの事は馬鹿にしつつも気にかけている。性質的にはコスモスの戦士と近く、策略を好むカオス陣営の殆どと反りが合わない。ゴルベーザと同じで身内がコスモス陣営に居るため、似た所がある模様。 ファイナルファンタジーXI より シャントット "Shantotto" 【隠しキャラクターコスモス陣営】(声:林原めぐみ) 多彩な上級魔法を使いこなす強力な黒魔道士であり、ブレイブの量によって繰り出す魔法が変化する熟練者向けのキャラクターである。全キャラクターの中で唯一、HP攻撃を連続で使用できる。 FFXI の開発チームから「シャントットは負けない」キャラクターであるとの要望があったため、「演出上は」負けない仕様になっている。 ストーリーモード本編の過去にあたる戦いにおいて、コスモスの戦士として召喚された。戦いの渦中にあっても自らの性質を否定することなく、イミテーション達を捕らえて研究をしていた。 ファイナルファンタジーXII より ジャッジ・ガブラス "Judge Gabranth" 【隠しキャラクターカオス陣営】(声:大塚明夫) 素顔を晒しての登場であり、EXモードを発動するとジャッジの兜を被る。通常時とEXモードでそれぞれ異なるアビリティが設定でき、EXゲージを自力で溜めることができる。通常時には追撃以外でHP攻撃を行うことが出来ず、EXモードになった時に、戦闘能力が爆発的に向上する。 ストーリーモード本編の過去にあたる戦いにおいて、カオスの戦士として召喚された。シャントットと激闘を繰り広げたが、世界の浄化によって戦闘が中断。「使い捨て」された「負け犬」の怨念として、次元の狭間に迷い込んだ者の前に立ちはだかる。

ディシディアのその他のキャラクター

コスモス "Cosmos" (声:島本須美) 本作ロゴの左側に配置された女性体の神。調和を司る。カオスとその軍勢との激突で、秩序の戦士たちの窮地を救うために庇ったことで衰弱している。自ら動くことができないかわり、秩序の戦士たちにクリスタルを集めるよう導いた。 カオス "Chaos" (声:若本規夫)   バトルスタイル:究極の混沌 本作ロゴの右側に配置された男性体の神。混沌を司る。 プレイヤーキャラクターとしては使用できないが、コンピュータが操るボスキャラクターとして登場し、クリア後はクイックバトルで対戦可能となる。また、カオスとのバトルのみ戦闘マップが1種類しか存在せず、レベルしかカスタマイズできないなど制限が設けられている。 デザイン初代 FF にて天野の描いた同名キャラクターカオス」を踏襲しており、シナリオ終盤 FFI カオスガーランドと同一人物であることが示唆されている。 シド(ナレーション) "Cid of the Lufaine [Narration]" (声:菅原文太) 本作のナレーション。声のみで姿は登場しない。スタッフロールにて名前が明かされ、ゲーム中のレポートでの記述などにより、リメイク版の FFI でその名が語られていた「ルフェインのシド」と同一人物であることが示唆されている。 神竜 戦いが終わりを迎えるたびに現れる、神々しく輝く巨大な竜。「大いなる意思」との盟約に従い、「ディシディア」の世界においてある重要な役割を持っている。又あるキャラクター専用召喚獣としても登場する。

ディシディアのその他の機能

ディシディアの通信機能

通信対戦は、PSPの無線LAN機能を利用したアドホックモードに加え、PS3を介してネットワーク経由で見知らぬ人と対戦が可能なアドホック・パーティーにも対応している。通信モードで重要なのが「フレンドカード」と呼ばれる機能である。フレンドカードには、メッセージの他に、ゴーストと呼ばれる自身のプレイ方法を学習した「キャラクターAI」と、プレイヤーアイコンを登録できる。プレイヤーアイコンは、シリーズファンに馴染みの画が250種類以上用意されている。通信モードでは、まず最大16人まで入場可能なオンラインロビーに入る。ロビーに入ることで自動的にロビーにいる相手とフレンドカードが交換される。ロビーでは対戦したい相手のフレンドカードを選び、対戦を申し込む。戦闘前ハンディルールなどを決めることも可能である。一度交換したフレンドカードは通信を切っても最大50枚まで保存され、非通信時でも交換したフレンドカードに付加された相手のゴーストとの「擬似対戦」を自由に行うことができる。フレンドカードは、PSPのすれちがい通信を使っても交換が可能である。また、通信対戦では、人から人へ渡っていくアーティファクトと呼ばれるアイテムを稀に入手できる。このアイテムは名前を変更できるリネイム機能があり、リネイムする際に特殊効果がつくことがある。多くの人を渡り歩いたアイテムほど優秀な特殊効果が得られやすく、これまでの所持者とリネームの遍歴も確認することができる。

またフレンドカードには通信用途とは別の隠し機能があり、フレンドカードメッセージ欄にパスワードを入力することで、予めゲーム内に組み込まれたレアアイテムフレンドカードを出現させることができる。こうしたパスワードゲーム発売後に、各種雑誌インターネットを通じて段階的に公開されている。

ディシディアのリプレイ機能

本作では対戦の経過をメモリースティックに録画し、さらにその映像を編集することができる。編集ではカメラアングルなども詳細に設定でき、通常戦闘では見られないような角度での再生も可能である。センスを必要とするものの編集技術を磨けば、プロモーション映像並みの映像を作成することができる。映像はavi形式、スクリーンショットJPEG形式で書き出すことができ、メモリースティックを介してPCへの保存も可能である。友人同士で見せ合うことを想定した機能であり、投稿コンテストなどの企画も検討されている。発売日の翌日には、スクウェア・エニックスの無料会員制サイト内にある3D仮想空間サービスメンバーズ バーチャルワールド」のリニューアルに合わせてディシディアFFの特設サイトが開設され、プレイ動画の公開が自由に行えるようになった。

ディシディアのクリア後の主な機能

本作のクリア条件は、ストーリーモードカオスとの戦いに勝利することである。コスモス陣営の10人のシナリオを全て終えると、カオスとの戦いが待つシナリオが出現する。このシナリオカオスを倒すことにより「ゲームクリア」となり、隠しキャラクターが登場する2つのシナリオと、最難度のシナリオ INWARD CHAOS が新たに使用できるようになる。また「デュエルコロシアム」「レポート」と呼ばれる2つの機能が開放される。

デュエルコロシアムとは、ストーリーモードクイックバトル通信モードに続く、本作の4つめのモードである。デュエルコロシアムでは、カードゲームの形式で場に出されたカードを選択し、カードに描かれた敵と次々に対戦していく。戦闘に勝利するとカードの強さに見合ったメダルを得られ、メダルレアアイテムレアアイテムを作る素材との交換が可能である。敵のレベルに合わせ4つのコースが設定されている。本作は「レベル100まで育ててからが本番である」と開発者が語るとおり、本モードで最強の装備を揃えるなどのカスタマイズ要素が楽しめる。特にストーリーモードの存在しないカオス陣営キャラクターについては、このモードで育てることが推奨されている。

レポートとは、BGMなどを聴くことができる「ミュージアム」の中に出現するテキストデータである。「コスモスレポート」「カオスレポート」の2種類から成り、それぞれ10種類、合計20種類のレポートで構成される。レポートには、この作品の世界観などに関する内容が記載され、全てを集めることで物語の背景などを推測できる他、シークレットムービーが開放されるなどの特典がある。コスモスレポートは、ストーリーモードカオスを倒すことで、そのキャラクターの原作ナンバリングに対応したレポートが入手できる(オニオンナイトで勝利すればコスモスレポート03を入手)。カオスレポートは、カオス陣営キャラクターで前述のデェルコロシアムプレイし、同一ナンバリングコスモス陣営BOSSカード(強さ:最強、ダブルジャッジ)を倒すことで入手できる(暗闇の雲でオニオンナイトBOSSカード(強さ:最強、ダブルジャッジ)を倒すことでカオスレポート03を入手)。

ディシディアの開発

ディシディアの開発コンセプト

20周年記念作品として「お祭り」的な要素のある作品を検討していた中で、7年前から野村プロデューサーが暖めていたアイデアと、若手スタッフの「新しいことをしたい」という意見とが結びつき、この企画が誕生した。2005年秋に企画がまとまり、プロジェクトとして始動したのが2006年1月頃となる。開発期間はおおよそ2年である。開発は当初の想定よりも長くかかり、発売は20周年ぎりぎり(正確には21周年当日)の2008年12月18日となった(FC版 FF1 と同じ発売日)。開発チームは、 KHII 戦闘シーンを担当したスタッフを主軸に構成される。制作は次代のリーダー候補となるサブリーダーを核に進められ、若手スタッフが多いのも特徴である。これは本作の企画意図に「若手スタッフチャンスを作ろう」という面があった事も関係している。いちユーザーとしてFFをプレイしていた思い入れが強い世代が多く、その結果として原作をリスペクトした「深いネタ」が多く盛り込まれることになったという。中でもヘルプメッセージは、歴代のキャラクターたちが当時の画像と共にそのキャラクターの口調で説明する形式という非常に凝ったものとなっている。制作にあたっては、統一感を図るため歴代FFを全てプレイし直している。原作内で情報が少ない FFIII 以前のボスキャラクターについては、ファンサイトなどを調べ、ファンの思い入れを崩さないように配慮されている。原作の忠実な再現にもこだわり、ソフトの対象年齢が上がることを知りつつも野村プロデューサーの判断により FFVI の衣装を身に着けていないトランス状態のをティナを登場させた。こうした原作をリスペクトする開発様式については、ディズニーという原作がある KH シリーズスタッフが主軸であったことがプラスに働いたという。

ディシディアの主なスタッフ

野村哲也 - クリエイティブプロデューサーキャラクターデザイン

本作での企画、立案者であると共にキャラクターデザインを担当。また「一歩引いた立場で」ゲーム全体プロデュースサポート役を務める。また、今後においては「ディシディア?」の構想、プロジェクトも予定している。

荒川健 - シニアディレクター

本作ではゲーム全体ディレクションを担当。 すばらしきこのせかい ではプランニングディレクターを担った。

高橋光則 - プランニングディレクター

本作ではバトル全般ディレクションを担当。 KH 、 KH2 ではボス戦などを任されていた。

野末武志 - シネマティクス ムービー クリエイティブディレクター

本作ではムービー全般ディレクションを担当。過去に FFVII AC 、 KH などに関わる。

石元丈晴 - コンポーザー

本作ではメインコンポーザーを務める。過去に CC FFVII 、 すばらしきこのせかい などを担当。

池田隆児 - メインプログラマー

本作のメインプログラマー。過去に KH などを担当。

塩川洋介 - コンセプトディレクター

過去に KH などを担当。

酒見治徳渡辺大祐 - シナリオ

北瀬佳範 - プロデューサー

本作の最年長スタッフ。本作での担当は「チームにまかせっきりで、それでいて、プレッシャーをあたえる役」。

今泉英樹 - アソシエイトプロデューサー

プロデューサー補。過去に FFX FFX-2 、 CC FFVII などに携わる。

天野喜孝 - イラストレーション

これまでのシリーズ作品の多くでキャラクターデザインなどを手掛け、本作では、サントラパッケージなどにも使用されたコスモス陣営カオス陣営の「メインビジュアル」を描いた。

ディシディアの音楽

メインコンポーザーとして石元丈晴アレンジャーとして関戸剛、鈴木光人らが加わり、スクウェア・エニックスの現役スタッフが担当している。本作のコンセプトに合わせ、 FFI から FFXII までの歴代シリーズの曲が万遍なく使用されているのが特徴である。TVCM(30秒)では「あの音が流れてきたら、うれしくないわけないだろ?」とのコピーが使用され、懐かしいBGMを聴くことができる点も本作の売りの1つとしている。オリジナルサウンドトラックでは、新規楽曲18曲に加え、本作で使用された歴代のシリーズの人気楽曲(アレンジ25曲、原作オリジナル11曲)が収録されている。また、本作の新楽曲として、カナダ出身の6人組のロックバンドYOUR FAVORITE ENEMIES」(以下YFE)が歌う Cosmos Chaos の英語による挿入歌が使用された。作曲は石元、作詞はYFEヴォーカリストであるアレックス・フォスターが担当した。なお FFX で使用された挿入歌 Otherworld も原作オリジナル版が使用されている。

またゲーム内では、サントラ収録曲以外の原作曲も多数収録されており、そうした楽曲は、前述のゲーム内の「PPカタログ」で開放することで、BGMとして使用可能となる。

ディシディアの販売

各種評価

ディシディアのプロモーション

本作について最初の発表がなされたのは2007年5月8日である。作品タイトルやロゴのみを記したティザーサイトが開設され、作品ジャンルなどの詳細は公開しない形が取られた。内容が明かされたのは、2007年5月12日、13日に開催された「スクウェア・エニックスパーティ2007」でである。このイベントプロモーション映像と共に作品ジャンルゲーム概要が示され、翌週発売の各ゲーム雑誌で一斉に詳細情報が解禁となった。7月の「E3」は、イベント規模が大幅に縮小されたことを受けて、日本国内での展開に関する新情報の発表は見送られた。9月の「東京ゲームショウ2007」では映像のみの出展であったが、12月22日、23日に開催された「ジャンプフェスタ2008」は日本国内の一般ユーザー向けの初の試遊の場となり、46台の大量の試遊台が設置された。

翌2008年6月に公式サイトが正式稼動。9月には発売日が2008年12月18日(初代 FF と同日)と公表され、併せてオリジナルデザインPSP-3000同梱版の存在が明らかになった。10月の「東京ゲームショウ2008」では、神々2名と両陣営20名のキャラクター出展映像の中で出揃い、11月の FFXI 公式ファンイベントヴァナフェス 2008 in 後楽園」において FFXI からの隠しキャラクター、発売直前の12月15日にテレビ番組で放映された最終トレーラー FFXII からの隠しキャラクターが公開された。

CM

雑誌やポスターなどで使用されたキャッチフレーズは「またお前と戦う時が来るとはな。」である。テレビCMは、発売月である12月に入ると、サントリーとのコラボレーション商品である缶飲料 ディシディアファイナルファンタジーポーション の15秒CM 乾杯 篇が、ゲームに先駆けて12月2日よりスタート。追って11日よりゲーム自体の15秒CMも始まり、SCE枠で FF から FFV までのキャラクターが登場するCM、スクウェアエニックス枠で FFVI から FFX キャラクターが登場するCMが流され始めた。18日の発売日を迎えると、SCE制作の30秒CM あの、あの、あの篇 も放映開始となった。

ディシディアの評価

発売前の評価として、2008年10月の「東京ゲームショウ2008」に出展された未発表作品を対象とした、日本ゲーム大賞2008「フューチャー部門」において、受賞作品の1つに選出された。また各種雑誌レビューにおいては、 週刊ファミ通 のクロスレビューにおいて10、9、9、8の36点と採点され、35点以上のソフトが対象となる「プラチナ殿堂」入りとなった。 電撃PlayStation では、90、95、85、85の355点と採点され、また同誌のBUYERS GUIDEにおいてはS,A,B,C,D,Eの6段階でのA評価とされた。 ゲーマガ では、「FF20周年」「対戦アクション」「キャラ育成」「懐かしBGM」に興味がある人に推薦できるとしている。 ファミPSP+PS3 では50時間ほどプレイした後でのレビューとして、「 FF 度」「シナリオ」「操作性」「爽快感」「やり込み度」の5項目について5点満点の5点と評価している。

ディシディアの売上

2008年クリスマス直前週(12月15-21日)に発売された本作は、発売日には朝から長蛇の列が出来る店も見られ、初日で35万本を売り上げたとされる。初動(発売週の売上)は約50万本に達し、週間ランキングで1位となった(「エンターブレイン」発表:503,723本)(「アスキー総合研究所」発表:496,178本)(「メディアクリエイト」発表:489,000本)。日本国内のPSPソフトの初動としては、モンスターハンターシリーズ MHP2G MHP2 に続く歴代3位の売上となる。初動が好調だった原因として、メディアクリエイトでは FF シリーズの「ファンに対する訴求力が強かったことが要因」であると分析している。

また、発売月である2008年12月の月間ランキングで1位(エンターブレイン発表)、2008年の年間ランキングでは、エンターブレイン集計で12位(集計期間:2007年12月31日から2008年12月28日)、アスキー総研集計においては発売から4日間の売り上げで16位(集計期間:2007年12月31日から2008年12月21日)にランクインとなった。

ディシディアの関連商品

ディシディアのコラボレーション商品他

ディシディア ファイナルファンタジー -FF 20th Anniversary Limited- (2008年12月18日)

オリジナルデザインPSP-3000をゲームに同梱した限定版。定価25,890円(税込)。PSP本体色パール・ホワイトを採用。表面の右ボタン下には20周年の記念ロゴ、背面にはディシディアFFのロゴであるコスモスカオスイラストが描かれている。同梱ソフトパッケージ天野喜孝イラストを使用した限定仕様である。

ディシディアファイナルファンタジーポーション (2008年12月9日)

詳細はポーション (ファイナルファンタジー)を参照

FFシリーズに登場するアイテムポーション」の名を冠した、缶入りの清涼飲料水。350ml缶で、定価は200円(税込)。ゲームの発売に先駆け、サントリーより数量限定で発売。奇数作品の登場人物が描かれた白い缶(コスモス)はグレープフルーツ味、偶数作品の黒い缶(カオス)はマスカット味である。両缶ともに8種類、計16種類のデザイン缶が存在する。なお、この2種類を混ぜ合わせると無色透明になる。このこと指しているか定かではないが、サントリーホームページには「コスモスカオスが交わるとき、何かが起るかも…?」との示唆が記載されている。

ディシディアファイナルファンタジートレーディングアーツ

スクウェア・エニックスマーチャンダイジング事業部から発売される、登場キャラクタートレーディングフィギュア。全高10cm代、彩色済PVC硬質樹脂モデル。vol.1は、コスモス陣営キャラクター5種(ウォーリア・オブ・ライトクラウドスコールジタンティーダ)。2009年2月春発売予定。価格は各924円(税込)。

ディシディアの書籍類

ディシディア ファイナルファンタジー アルティマニアα (2008年12月4日 ISBN 978-4757524668)

ゲームの発売に先駆けて出版されたAB版(大型サイズ)の基礎知識本編集スタジオベントスタッフ出版スクウェア・エニックス

ディシディア ファイナルファンタジー Destiny Hero's Guide (2008年12月18日 ISBN 978-4087794892)

ソフトと同時発売のVジャンプブックス基礎攻略本

ディシディア ファイナルファンタジー ポストカードブック (2008年12月18日 ISBN 978-4757524637)

ゲームイラストを集めたポストカード集。天野喜孝野村哲也キャラクターイラストなどを収録。

ディシディア ファイナルファンタジー アルティマニア (2009年1月29日 ISBN 978-4757524880)

ゲーム発売の一箇月後以降に発売される完全攻略本編集スタジオベントスタッフ出版スクウェア・エニックス


ディシディアの音楽CD

ディシディアファイナルファンタジーオリジナルサウンドトラック (2008年12月24日)

ゲームオリジナルサウンドトラックスクウェア・エニックスより2008年12月24日に発売。CD2枚組で、歴代のシリーズで使用された楽曲の他、石元丈晴関戸剛、鈴木光人、土橋稔らによる新規の楽曲・アレンジ曲も収録。初回限定盤Limited Edition)は天野喜孝イラストを使用したパッケージ付きである。同日発売の通常盤は、パッケージが異なるのみで、CDの収録内容は同一である。

初回限定盤SQEX-10160-1)3,500円(税込)

通常盤SQEX-10132-3)3,000円(税込)

ディシディアの参考文献

◇出典: フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)『ディシディア』より
取得日:2009-02-23

ディシディアの関連サイト

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