ザナミビル (Zanamivir) は、世界で最初に開発されたインフルエンザ治療薬。ザナミビル水和物としてグラクソ・スミスクライン社により商品名「リレンザ」が販売されている。A型インフルエンザウイルス、B型インフルエンザウイルスに効果を示すが、C型インフルエンザウイルスには無効である。
[編集] 概要
ノイラミニダーゼ (NA) と呼ばれる酵素によりウイルスが感染細胞表面から遊離することを阻害し、他の細胞への感染・増殖を抑制する。そのため、ノイラミニダーゼを持たないC型インフルエンザウイルスには無効。インフルエンザウイルスの増殖を抑制する作用を持つ薬剤であるため、感染初期(発症後48時間以内)における治療開始が有効である。インフルエンザ症状が発症後48時間以降に治療を開始した際の有用性は確立されていない。同様の作用機序を持つ薬剤としてオセルタミビル(リン酸オセルタミビル、タミフル)がある。
経口での絶対的生物学的利用能が2%程度と低いため、経口投与はできず、非経口経路投与に限られる。そのため、リレンザはザナミビル水和物ドライパウダーを吸入投与して用いられる。インフルエンザウイルスは、主に上気道より感染し、ウイルスは増殖し、発症する。リレンザは、薬物を吸入法により使用するため、薬物が迅速に上気道に到達する。そのため、経口投与する薬剤よりも即効性がある。
同剤は「ディスクへラー」という専用の吸入器によって吸入投与するが、吸入投与法が一般的に、小児、高齢者には難しい。そのため、簡単に経口投与できるタミフルの発売後、ノイラミニダーゼ阻害薬におけるリレンザのシェアが激減した。ところが2006年 - 2007年のインフルエンザシーズンにおいてタミフル投与例での異常行動が世間の注目を浴びたこと(薬剤との因果関係は不明。)により、本剤が見直された。
2008年-2009年の季節性インフルエンザシーズンにおいてオセルタミビルの耐性ウイルスの出現により、リレンザの使用量は、前シーズンより大幅に増大した。
[編集] 歴史
1989年 - オーストラリアのビオタ(Biota)社が、初めてのノイラミニダーゼ阻害薬としてザナミビルを開発
1990年 - ビオタ社がグラクソ(現在のグラクソ・スミスクライン)に独占的にライセンス提供し、リレンザとして販売
2000年12月 - 日本でリレンザが健康保険給付対象外のまま発売
2001年2月 - 日本で健康保険の給付が適応
2006年2月 - 日本で5歳以上の小児へ適応が承認
2007年1月 - 日本でタミフルと同様にインフルエンザに対する予防投与が認可
◇出典: フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)『リレンザ』より取得日:2009-12-09
リレンザの関連サイト
- GlaxoSmithKline | 一般・患者のみなさま | くすりの ...
GlaxoSmithKline Official Website, グラクソ・スミスクライン株式会社公式ウェブサイト - ザナミビル - Wikipedia
リレンザは、薬物を吸入法により使用するため、 - RELENZA.jp -インフルエンザオンライン-
... 3.31 抗インフルエンザウイルス剤「リレンザ」と精神神経系症状に関する弊社の見解. 2009.1.21 リレンザ ... 本指導箋は「リレンザ」を処方される際にインフルエンザの患者様、保護者の方に対して注意していただきたい事項を記載しております。 - GlaxoSmithKline | 一般・患者のみなさま | くすりの ...
専用の吸入器(ディスクヘラー)を用い、口腔内吸入にのみ使用し、使用説明書(リレンザの吸入法)に書かれている「薬の装着方法、吸入方法」をよく読んで使用してください。 - インフルエンザウイルス 新薬 リレンザとタミフル
A型B型両方に初期に効果が あるとされています また、このタミフル、リレンザはインフルエンザウイルスのA,Bの初期に使えますが ほかのウイルスや、C型インフルエンザウイルスには効果がないことと、 細菌 - リレンザ薬作り職人のブログ
リレンザのターゲット分子であるノイラミニダーゼは、この突起を構成するタンパク質(酵素)です。 - [ インフルエンザ治療薬 リレンザについて] by サイバーキッズクリニック
リレンザも使用量が増えればまた、副作用の報告も出そうな気がしますね。 - 職場のインフルエンザ感染予防にリレンザ! - [家庭の医学]All About
実は、開発されたのは、タミフルよりもリレンザの方が古いのです。 - 抗インフルエンザ薬
インフルエンザの予防薬として、リレンザにはいくつかの長所があります。 - インフルエンザQ&A|RELENZA.jp
リレンザはどのようにしてインフルエンザウイルスのノイラミニダゼを阻害するのでしょうか?





