ワイルドライフ

ワイルドライフ とは、藤崎聖人の漫画、及びそれを原作としたテレビドラマである。「週刊少年サンデー」2003年2号から2008年8号まで連載されていた。全234話。コミックス全27巻。2006年、第51回小学館漫画賞受賞。

ワイルドライフのストーリー

絶対音感をもつ獣医師岩城鉄生が患蓄の消えかかっている命を救っていく物語。REDから腐敗しきった盟央大夜間診療のため勤務医として入り、日々戦い続けている。そして持ち前の熱意で多くの患畜の命を救い、盟央大に染まった人たちの心も少しずつ変えてきている。

ワイルドライフの傾向

ゴッドハンド 同様「患畜が一度も死なない」「結果的にすべてうまくいく」など、読者が感じる矛盾と相反して鉄生は作中で神格化している。

「週刊少年サンデー」2006年30号で、本編に全く関係のない「株投資に関する話題」を唐突に掲載したり、34号で特定会社ホソカワ粉体技術研究所)の商品を宣伝するようなエピソードを掲載するなど、「ネタ切れを起こしているのではないか」という声も聞かれた(作者のHPのDiaryによると切実なネタ不足のためネタ探しの旅に出ている)。なお因果関係は不明であるが、当該号の発売直前まで下落し続けていたホソカワ粉体技術研究所の株価が発売後に若干上がっている。

ワイルドライフの登場人物

声の記述はドラマCDの声優。

ワイルドライフの主要人物

岩城 鉄生(いわしろ てっしょう) 声 - 小野坂昌也 3月21日生まれ。血液型O型。 この物語の主人公。備わっていた絶対音感(しかし、最近では絶対音感を間違った意味で「微かな音も聞こえるなど」と使われている部分が多く目立つ)と、熱い心をもつ若い獣医師。三流大学である馬鹿(うまか)大学を卒業し、R.E.D.の医局第2科「WILD LIFE」という野生生物専門の科に勤務してきたが、現在は盟央大に移って以降から多くの患蓄の命を救い、盟央大の人の心を変えていっている。当初は獣医大を卒業したのかと疑うほど知識不足で本人も勉強は嫌いだといっていたがそれでも患畜を救いたいという思いから並々ならぬ努力をし、最近は段々と知識を蓄えて逞しくなってきた。 性格は鈍感でポジティブ。細かいことは気にしない上、動物に対してのネーミングセンスは欠片も無く、動物の種類の名前にしてしまう(後述を参考)。キレやすく、他人の辛辣な言動に挑発され易い。苦手なものは幽霊。特技は大食いで、趣味はツーリング。特徴は金髪染毛ピアスゴーグルウォレットチェーン。一人称は「俺」。数々の女性(特に宝生)から好意を向けられているのに、自前の鈍さからそれに気づかない。現在紗戸音と同棲中。 同じ週刊少年サンデー連載漫画 焼きたて!!ジャぱん のアニメ版に何度か登場し後に原作にも登場、そちらでは人の治療もする。 焼きたて!!ジャぱん のアニメ版での声優は板倉光隆檜山修之。 犬(いぬ) 声 - 斎藤千和 6月25日生まれ(鉄生と出会った日)。血液型D1D2型。 鉄生が飼っている犬で名前も「犬」。看護犬の素質があり、鉄生の重要な相棒。またボケキャラが多い本作の中で数少ない突っ込み役。突っ込みをするときは早乙女玄馬よろしく看板を使う。実は飼い主の鉄生よりも賢い節がある。生まれつき心臓が弱く、今までに2度の手術を行っている。 陵刀 司(りょうとう つかさ) 声 - 石田彰 8月6日生まれ。血液型OK(a-)型。 この物語の準主人公(たまに自分が主人公で仕切る場面もある)。盟央大の教授。鉄生と同じくR.E.D.から盟央大を変えるため盟央大に移ってきた。元は「WILD LIFE」の主任。幼少期アメリカで過ごし、22歳の時点で獣医師免許医師免許の両方を持っていた天才中の天才。また獣医学の権威・陵刀遣威の息子であり、小さい頃から父についてまわりいろいろな動物を見てきた豊富な経験により患畜を見ただけで症例を見抜いてしまう「絶対眼力」を会得しており、腕前も人間離れしている。 ただ、そんな超人的能力に反して性格には院長の澄弘をも困らせるほどの難があり、極度の変人かつ両刀で、タコが大好き。しかも、縛りに興味があるサディスト。更には父も認める生粋の怠け者。漫画(最近はエロ漫画を読んでいることが多い)が大好きで、隙あらば仕事をサボって読みふけっている。それらの清々しいくらい無茶苦茶な性格に加え目的のためには手段を選ばない腹黒い面があり、仕事のサボりが外に漏れないように(職場では周知の事実だったが)犬を脅迫したり、利休や大学の生徒を洗脳したりとその行動は大変恐ろしく、みか曰く「日本一恐ろしい獣医」である。一人称は「僕」。鉄生のことは獣医師としても男としても大変気に入っており、常に食べてしまおうと狙っている。 外見からはどうみても鉄生と同年代にしか見えないが、実年齢は44歳。20年経過しても全く老いる事のないその外見の秘密には謎が多い。肌に関しては本人曰く「自分がエロスだから」らしい。 瀬能 みか(せのう みか) 声 - 堀江由衣 5月13日生まれ。血液型B型。 永田似園出身のR.E.D.の獣看護士。普段はオレンジの髪をシニヨンにしている。当初は鉄生と同じ新米としてR.E.D.に携わる。よく鉄生と共に患蓄たちの命を救ってきた。優しい心の持ち主だが、少し弱気な面もある。情熱の高い獣医師として鉄生を慕っているが、基本的には馬鹿だと思いがちにも。また、鉄生に対しての恋愛感情も密かに現れている。最近は鉄生と司が盟央大に移籍した為、不定期な出番となっていたが、24巻で盟央大に移籍した。鉄生の幼馴染である紗戸音に顔には出さないが、ある意味恋ライバル視されている。 3サイズスリーサイズ上から90・60・90(井上和香と同じ)である。

ワイルドライフのR.E.D.(レッド)

日本で唯一、救急車を所有している獣医病院

高宮 澄弘(たかみや すみひろ) 声 - 中田譲治 11月3日生まれ。血液型A型。 R.E.D.の院長。しかし、素性には未だ不明点が多い。独身。ハンドパワー(?)を使い虎を大人しくさせたことがあるR.E.D.最強の男。遣威の教え子の一人。隆一は学生時代からの友人。 鞍智 久孝(くらち ひさたか) 声 - 神谷浩史 9月15日生まれ。血液型A型。 鉄生とほぼ同期。大学院出のエリートで登場初期はよく鉄生と揉め事になったり劣等感やライバル心が高かったが、オーストラリアイラクなどでの経験で鉄生やみかにも見分けられない位に外見や中身が大きく成長した。その時に苦労したせいで白髪になった。だが環境に染まりやすい性格。 美坂 洋平(みさか ようへい) 声 - 小山力也 司の後輩で元R.E.D No.1の手術の天才。一人息子を亡くしたことをキッカケアルコール依存症となったが、鉄生や澄弘の説得で復帰。今は尚且つ現R.E.D.のNo.1だが、その割には出番の活躍の幅が下がる場合も。司が盟央大に移籍した後、跡を継いでR.E.Dの主任となるが、それ以降からほとんど出番がない。 木々樹 リン(ききき りん) 間違ってもきき きりんではない。 日本人(父親)とカナダ人(母親)との間に生まれたハーフ樹木医。普段は大人しいが、母親が殺された事のトラウマにより木々に害を受けている状態を見ると暴走してしまう一面を持つ。鉄生の活躍により、二度と暴れないと約束した。語尾はカタカナ(「?デス」等)。

ワイルドライフの永田似園(ながたにえん)

R.E.D.の敷地外(隣)に建てられている身寄りのない子や家庭に事情のある子供達のための養護施設(R.E.D.が資金の援助している)。0歳から高校生までの入居者がいる。R.E.D.の獣医として働くための試験会場でもある。みかも元園児の子供であった。鉄生はよく大士やなっちゃんと遊び付き合っている。

永田 利休(ながた りきゅう) 声 - 青野武 R.E.D.のオーナー兼永田似園の園長。登場当初は厳しい性格の人物だが、食事のおかずを取られた事を根に持つなど子供っぽい一面もある。司の幾度にもわたる洗脳によって性格が変化してしまい、当初の姿は見る影もない。20年以上前に患畜のために寝る間も惜しんで働く澄弘らR.E.D.の職員の姿を見て資金の援助を申し出た。 大士(たいし) 永田似園の園児。苗字は今のところ不明。鉄生に対して態度や言動は悪いが、根はとても素直で優しい。 若葉 なつき(わかば なつき) 永田似園の園児。愛称「なっちゃん」。当初は大士に一目惚れしていて誰とも遊ばなかったが、鉄生の励ましにより明るい女の子として、現在大士と付き合っている模様。 伊藤 静也(いとう しずや) 永田似園の園児。すみこを気にかけていた。 色須 すみこ(しきす すみこ) 永田似園に入園した女の子。出産と同時に母を亡くし、父に甘やかされて育ち偏食に。鉄欠乏症という病気を持つ。

ワイルドライフの盟央大(めいおうだい)

観月 和香(みづき わか) 盟央大研修医。はじめは盟央大の方針で患蓄を救いたい心を押し殺していたが、鉄生の熱意によって変わった。作者の好きなグラビアアイドル井上和香と女優の観月ありさの名前に基づいての名前とされている。名前の洒落かどうか不明だが、和歌山県出身である。 和賀 真二(わが しんじ) 盟央大獣医学部4年生。広島出身で一人称は「ワシ」。見た目はリーゼント頭の不良(極道)的な外見に反して優秀で、成績は5番以内に入るほどの優等生である様子。鉄生を兄のように慕っている。 為田 民生(ためだ たみお) 和賀の級友。和賀同様に鉄生を慕う。気弱で成績が悪く、手先や臨床が不器用な一件で以前は自殺を図るほど暗い性格だったが、鉄生と出会えたおかげで少しずつ前向きに明るくなっていく。その結果、最近は人気者でモテるようになる。鉄生同様の金髪だが、地毛と思われる。 平波 零(へいなみ れい) 盟央大の第一外科学部長。始めは鉄生を嫌っていたが、犬の手術の共同作業によって鉄生の存在を認める。昔は心臓外科医を目指していたが、獣医学部にしか合格できず断念した。そのためか腕はたしかである。名前の由来はおそらく綾波レイと波平。 安座間 隆一(あざま りょういち) 盟央大の学長で付属病院病院長。腐った盟央大を変えるべく奮闘するが、立場上ヘタに身動きができない状態。原渡とは何らかの関係がある模様。 黒木 結子(くろき ゆうこ) 盟央大助教授。鉄生と共に夜間診療を担当している。また、平波学部長の論文を代わりに作っている。シングルマザーで娘(理緒)がいる。名前は女優の黒木瞳竹内結子から。 鉢辺教授(はちべきょうじゅ) 盟央大の第三外科の教授。別名「うっかり鉢辺」という盟央大で最も腕の悪い教授だが、盟央大創始者の孫で現理事長の息子。ペットオウムミツクニ」を飼っている。結子に惚れている。実はオタク。 八尋(死領) 巧(やひろ(しりょう) たくみ) 新たに盟央大勤務医として来た謎の青年。青い髪。アメリカに勤務していたが、夜間診療のため日本へ帰国。原渡の異母弟ではあるが、兄の手先というわけではない。鉄生を気に入っているらしいが、彼の裏の目的や素性は不明。流石の司も彼についてはお手上げのよう。現在は長期休暇中

ワイルドライフのその他の関係者

宝生 紗戸音(ほうしょう さとね) 声 - 白石涼子 2月24日生まれ。血液型A型。 鉄生とは小さい頃からの幼馴染。当初は鉄生に対して強気だったが、犬のことがあって以来、鉄生のことを見直し惚れている。だが何度アプローチをかけても肝心の鉄生にはまったく効果がない。現在NANAという航空会社スチュワーデスとして働いており、飛行機の中でたびたび鉄生と出会う。少々妄想癖があるが、瀬能に対するコンプレックスもあり、どんな想像をしてもほとんどネガティヴへと落ちてしまう。しかし彼女の妄想から治療の糸口が見つかるなど、意外な活躍を見せる時も。スリーサイズB80W58H86沢尻エリカと同じ)。現在鉄生と同棲している。 小竹 佳世子(しの かよこ) 宝生の同僚。獣医大卒獣医師免許があるが、本人曰く血を見るのが苦手な為、スチュワーデスに転身(この経歴は実在のモデルがいるらしい)。超強気な性格で、宝生の鉄生に対する想いにウジウジしたところが嫌いで、それでもアドバイスをし応援している。好みの男性は司のような男前(?)らしい。 矢納 龍二(やのう りゅうじ) 鉄生や宝生の親友。本牧南署(ほんもくみなみしょ)の刑事。動物に関する事件で鉄生やR.E.D.を頼ることが多い。高校時代(原作一巻)から今の所、サングラスで登場しているため、素顔は不明。 死領 原渡(しりょう げんと) 獣医師であり、凄腕の狩人(ハンター)。司とは何かの因縁があるらしい。極悪非道で、陵刀曰く「純粋に殺しが好き」。本人によると治すよりも殺す方が好きらしい。 陵刀 遣威(りょうとう けんい) 12月8日生まれ。血液型OK(a-)型。 司の父。帝都大名誉教授で獣医学会全体に絶大な権力を持つ。若々しい外見をしているが、実年齢は年金を貰える年齢のようだ。 陵刀 七香(りょうとう なのか) 司の祖母。7巻の写真や10巻辺りに彼女の素顔は見られるが、基本的には15巻から初登場。見た目は女子高生のような容姿だが実年齢100歳。 賀集 真吾(かしゅう しんご) 声 - 速水奨 7月20日生まれ。血液型AB型。 病気になってしまった"犬"を賀集に頼み治してもらったことをきっかけに、鉄生は獣医師という目標を見つけた。この人物がいなければこの話は存在しないという重要人物である。現在はオーストラリアに住んでいる。しかし、第1話でしか出演したことがない為、鉄生との再会は今のところ無い。 鰯屋(いわしや) 鉄生の親友。横浜の美容師。左右の上腕に入れ墨が彫ってある。 山黒(やまぐろ) 鉄生の親友。不動産屋。ほぼ無口。 バルボア UNDP(国連開発計画)の職員。北極の生態系を守っている。鉄生による呼称は「ロッキー」。 西沢 悟(にしざわ さとる) 水族館小田原マリーンワールド」のペンギン飼育員。 平波 沙々恵(へいなみ ささえ) 零の娘。父との仲は良くない。鉄生に一目惚れした。 平波 船世(へいなみ ふなよ) 零の妻。 黒木 理緒(くろき りお) 結子の娘。愛犬・サクラがいる。 下山 健人(しもやま けんと) 山川水族館飼育員セイウチ担当隅沢 克之(すみさわ かつゆき) 山川水族館飼育員海水魚コーナー担当和賀 真一(わが しんいち) 真二の兄で和賀水産(実家)の東京支社長鉄生曰く「ヤーさん」で外見は極道的。 三黒 昴(みくろ すばる) 民生の従兄妹(いとこ)。愛犬・カービィを飼う。

ワイルドライフのゆかいな動物達

クマ 鉄生が北極に行った時に母熊と離れ離れになった突然変異の白熊の子供。「クマ」と鉄生が名付ける。 シシオ インドに行った際に犬に懐いたシシオサル。今回も「サル」と名づけられそうになったが、みかの突っ込みにより「シシオ」となった。

ワイルドライフのドラマCD

ドラマCD「ワイルドライフ」Vol.1 2006年7月21日発売

ドラマCD「ワイルドライフ」Vol.2 2006年9月22日発売

ワイルドライフのテレビドラマ

テレビドラマ版は ワイルドライフ〜国境なき獣医師団R.E.D.〜 のタイトルで、2008年3月24日の23:05 - 24:35、25日22:30 - 24:00 (JST) にNHK BS hiで、7月31日の19:30 - 20:43、8月1日22:45 - 23:58 (JST)にNHK総合で放送された。

主演は市原隼人。オリジナルヒロイン役には、女優の仲里依紗を起用。当初は全3話を予定していたが、秋田県秋田市大森山動物園での撮影中キリンの死亡事故があったため、全2話に短縮となった。

ワイルドライフのキャスト

岩城鉄生:市原隼人

陵刀司玉山鉄二

劉美香仲里依紗

美坂洋平吹越満

高宮澄弘柄本明

ワイルドライフの主題歌

デンジャラス・ラブ」- PINC INCGIZA studio

ワイルドライフのスタッフ

原作:藤崎聖人

原案協力:林正人、冠茂

原作企画協力:木村恵之

脚本:山田太郎川島透(第1話)、まなべゆきこ(第2話)

監督:川島透(第1話)、塙幸成(第2話)

ワイルドライフのサブタイトル

熱血獣医師誕生!」

パンダの涙」

◇出典: フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)『ワイルドライフ』より
取得日:2008-08-02

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