仮面ライダーキバ

仮面ライダーキバ (かめんライダーキバ)は、2008年(平成20年)1月27日からテレビ朝日系列で毎週日曜日8:00 - 8:30に放映されている、「平成仮面ライダーシリーズ」第9作目となる特撮テレビドラマ作品、または作品中で主人公が変身するヒーローの名称である。字幕放送。地上デジタル放送では16:9サイズハイビジョン制作(アナログ放送はレターボックス放送)。また、仮面ライダーシリーズとしては初めてデータ放送に対応した(内容は炎神戦隊ゴーオンジャーと同様)。キャッチコピーは「覚醒(ウェイクアップ)! 運命(さだめ)の鎖を解き放て!!」。

劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事(2008年4月12日公開)

仮面ライダーキバ&電王 デンライナー宇宙へ!(2008年5月17日公開)

劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王(2008年8月9日公開)


注意:以降の記述で仮面ライダーキバに関する核心部分が明かされています。


平成仮面ライダーシリーズ
通番 題名 放映期間
第8作 仮面ライダー電王 2007年1月
?2008年1月
第9作 仮面ライダーキバ 2008年1月
?

仮面ライダーキバのあらすじ

1986年。世間には人間に化け人間の生命エネルギー・ライフエナジーを吸って生きるモンスター・ファンガイア族が跳梁跋扈し、それに気づいた数少ない人々がファンガイアと戦いを繰り広げていた。ある日、腕利きのファンガイアハンターである麻生ゆりはターゲットであるファンガイアを追い詰めたものの、彼女に惚れたらしい1人の男の乱入により取り逃がす。ゆりの叱責を気にもせず彼女を口説きにかかる男の名は、紅音也。腕利きのバイオリン製作者にして天才バイオリニストである彼は、こうしてファンガイアの存在を知ることとなる。

それから22年経った2008年。ゴーグルマスクという奇妙な姿で、ゴミを漁っては魚の骨を拾って回る怪しげな青年がいた。彼の名は紅渡。音也の息子である彼は、父の遺したバイオリンブラッディ・ローズ」を超えるバイオリンを作るためにバイオリン職人として修行を続けていたが、他人との接触を極端に嫌う内気な性格のためあちこちでトラブルを起こしていた。

そんなとき、22年前に逃がしたファンガイアが再び出現。ゆりの娘であるファンガイアハンター・麻生恵が戦いを挑むものの、その力に圧倒され危機に陥る。そのとき「ブラッディ・ローズ」の弦が突如として震え始め、それを聞いた渡は本能に突き動かされるようにファンガイアのもとに向かう。奇妙な姿をしたコウモリ・キバットが渡に噛み付いた瞬間渡の身体は鎧に包まれ、異形の姿=仮面ライダーキバへと変貌を遂げた。

仮面ライダーキバの概要

仮面ライダーキバの特徴

平成仮面ライダーシリーズ9作目。石ノ森章太郎生誕70周年の記念作でもある。仮面ライダーモチーフには「吸血鬼」を採用し、随所に西洋ホラー的な要素・演出が取り入られている。

構成上の大きな特徴として挙げられるのが、紅渡を主人公にした現在(2008年)と、その父である紅音也を主人公にした過去(1986年)のストーリーが独立して存在し、それぞれが並行して描かれる事である。過去と現在の展開がオーバーラップしたり、現代で「結果」だけ提示された事象の経緯が過去で解説されたりと、一見関係のない親子二人の物語が密接に絡み合い、過去が現在に影響を与えながらストーリーは展開していく。

仮面ライダーキバのスタッフ・配役

前作 仮面ライダー電王 をはじめ、多くの平成ライダーシリーズチーフプロデューサーを務めた白倉伸一郎が、本作には不参加。代わって、白倉の下で長くサブプロデューサーを務めてきた武部直美が、連続ドラマでは初のチーフPを担当する。メインライターは、第1話からとしては 仮面ライダー555 以来5年ぶりに井上敏樹が復帰。クリーチャーデザインは、こちらも 555 以来となる篠原保が担当する。

仮面ライダーキバの音楽

クラシック音楽出身で、アニメ宝塚歌劇などで活躍する作曲家・斉藤恒芳を、実写ドラマでは初の劇伴音楽担当に起用。ヴァイオリンが大きなテーマを占める物語にあわせ、弦楽器をフルに使ったクラシック調のBGMが多く流れ、要所では既存のクラシックの名曲も使用される。また過去編パートでは、当時のアイドルや歌手による流行歌BGMに用いられ、1986年当時の雰囲気を引き出すのに一役買っている。

また、前作 電王 で好評だったED(戦闘シーン挿入歌)のキャラクターソング戦術を引き継ぎ、本作でも各ライダー・フォームごとに固有のEDが使用される。それぞれのキャラクターを演じる俳優・声優によって歌い分けられた 電王 と異なり、本作では主演の瀬戸康史ヴォーカルにおいたバンド「TETRA-FANG」が結成され、全てのキャラクターソングをTETRA-FANG名義で瀬戸が歌っている。

仮面ライダーキバの主要登場人物

仮面ライダーキバの現代編(2008年)の登場人物

紅渡(くれない わたる) / 仮面ライダーキバ 20歳。本作の主人公。父親である音也のことは知らないが、母からは「心清く誠実な人間だった」と聞かされて育ち、憧れの念を抱いている。バイオリン職人であり、父の遺した名器「ブラッディ・ローズ」を超えるバイオリンを作るために試行錯誤を繰り返している。しかし不審な行動をとることも多く、近隣の住民からは「お化け太郎」と呼ばれ変人扱いされている。性格は極端な気弱で、人見知りが激しく、普段は洋館に引きこもっている。その為、仕事も静香が斡旋するという形で成り立っている(ただし腕自身はプロ級)。したがって、人と接する機会が少なかったためか、感情の起伏が激しく、失恋ですら上機嫌に成ったり、逆に心が傷つくと直ぐに塞ぎこんでしまう。また健吾の例があるように、相手への気を使った発言が、逆に裏目に出てしまうこともある。 キバへの変身能力の他、「人の心の音楽」を聞き取って居場所を突き止めるなど、時に超人的な力を見せるが、渡自身はそれが特殊な力であることを認識しておらず、戦いも「ブラッディ・ローズ」の音に従って本能的に行っているだけで、何故自分ファンガイアと戦うのかは本人も解っていない。外の世界の厳しさに晒されつつも、戦いや恵、健吾たちとの交流を通して人間的に少しずつ成長していく。 後に音也と真夜の間に生まれた、人間とファンガイアハーフである事が判明する。その立場から、両種族の共存を望み、青空の会のメンバーに事実を告白する。一時は敵視されるも、嶋が考え直した事により会の正式な協力者となる。 麻生恵(あそう めぐみ) 1987年12月29日生まれ(山羊座)の21歳。現代編のヒロイン。嶋をリーダーとするファンガイアハンター組織「素晴らしき青空の会」の一員で、普段はモデルをしているが、そのお洒落なイメージとは裏腹に定食屋の定食を好む。ファンガイアバスターという小型のボウガン形の暗器を武器に使う。 社交的かつ勝ち気な性格で、内に篭もりがちな渡を見咎め社会に出るようしばしば叱咤する。渡に関しては「君」と呼ぶが、渡の居ない所では「渡君」と話している。母のゆりを尊敬し、ハンターとして彼女の遺志を継ごうと努力を重ねており、その思いから自分の正義の為に自分の親を平然と死に追いやった名護を快く思っていない(ただし実力は評価している)。光秀という弟がおり、本来は彼がゆりの後を継ぎハンターになるはずだったが、戦う意思のなかった弟に代わりハンターになった。それゆえ、「母の後を継ぐ」という戦士としての意識は非常に強く、イクサシステムの着用を望んでいる。 名護啓介(なご けいすけ) / 仮面ライダーイクサ(現代編) 22歳。「素晴らしき青空の会」のメンバーで、ファンガイアに限らず世界中の犯罪者を追って懸賞金を稼いでいるバウンティ・ハンター。得た賞金は全額恵まれない子供たちに寄付し、そのかわりに捕まえた賞金首の衣服から必ずボタンを取って保存する。「?なさい」が口癖で変身時の台詞は「その命、神に返しなさい!」。 自分が「罪」とみなした存在を決して許さず立ち向かう正義感の持ち主だが、その「罪」の基準は非常に主観的であり、どんな些細な間違いであろうと故意・過失関係なく否定する。その信念から議員だった実の父ですら、わずかな書類上のミスを汚職として告発して自殺に追い込んだ過去があり、その際の父との衝突がボタンを収集する行動につながっている。 一見すると強く高潔な人物であり、渡からも「師匠」と慕われた程だが、その実「弱い者の上に立って気持ちよくなりたいだけ」と恵に指摘されるように、非常に慇懃無礼な面があり、自分より弱いと見た者は見下しがち。他者の価値観を決して認めず、己の正義と力こそが絶対と信じ、それを崩されると極端に取り乱す悪癖があり、渡からも一時期距離を置かれていた。また、生真面目すぎる性格ゆえに酒や音楽などの娯楽物を毛嫌いしており、やや世間の常識からずれた行動をすることもしばしばである。恋愛経験もない様子。次狼によって1986年に連れて行かれたことがあり、嶋と木戸を除いた現代編の登場人物の中では唯一、過去編の人物と直接接触を持っている。 当初はキバを「人類の敵」と考え、激しい敵対心から卑怯な手を使っても倒そうと画策していたが、キバに敗れたこと、過去で音也の唱える「遊び心」に感化されたことで、徐々に態度を軟化させていくようになる。そしてそれ以降段々とノリのいい性格になっていった。そして後にキバの正体が渡だと知ることとなり「彼ならば人類の敵になる心配はない」と信じることを決め、共に戦うこととなった。また健吾にイクサの装着者の座を奪われた際、当初は良く思ってなかったものの、彼なりに心配する様子を見せており、他者にも目を向けるようになっている。 後に健吾がイクサ装着者の資格を剥奪されたため、再びイクサの装着者となる。 野村静香(のむら しずか) 14歳。渡にバイオリンを習うため彼の住む洋館に出入りする中学生。誰に対してもはっきりと物を言うしっかり者。「渡のお母さん」を名乗り、あまりにも社交性のない渡を社会に溶け込ませようと、バイオリン職人としての仕事を斡旋するなど積極的に世話を焼いている。あまりにも渡を思いやるあまりに少々過保護な面があり、それを恵に指摘されたときには涙ぐむなど、素顔は歳相応の少女である。また、かなり嫉妬深い。キバやファンガイアのことは知らないが、キバットの存在は認知しており、突如現れたタツロットもあっさり受け入れている。 実はドラムが得意という隠れた一面を持っており、渡と共々健吾バンドイケメンズ」に加入した時はドラマーとして健吾にも太鼓判を押されたことがある。 襟立健吾(えりたて けんご) 21歳。メジャーデビューし「音楽で人をジンジンさせる」ことを夢見るロックンローラー関西弁(但し出身は東京で、関西弁シャイな自分の素の性格を隠すために身につけたもの)で、得意料理はお好み焼き。バンドイケメンズ」を結成しひたすら夢を追い続けていたが、その強引さに愛想を尽かした他のバンドメンバーに逃げられて困っていた。後にロックに興味を持った渡と出会い、意気投合して親友になる。ちなみにパートギタリスト(「イケメンズ」加入時には渡をベース担当にした)。 考えるより先にその場の感情で動いてしまうタイプで、それにより強引かつ自己中心的な言動も多い。しかし興奮がおさまれば思慮分別をわきまえた行動が必ずでき、その実は気のいい好漢である。また音楽に賭ける情熱は渡にも引けを取らないほど強く、それ故にジャンルこそ違うが渡の腕や夢についても高い評価をしている。 自分が良いと思ったものを何でもロックにこじつけて解釈する癖があり、キバや名護=イクサに命を救われたことで彼らを勝手に崇拝し、名護に強引に弟子入りする。その縁から「素晴らしき青空の会」の暫定メンバーとなったが、ファンガイアとの戦いによる負傷でギターを弾けなくなり、それを隠そうとした渡や自分に関心を示さず突き放した名護とも絶交してしまう。 絶望し泣き崩れていたところを嶋に拾われ、戦士としての訓練を受け名護以上の戦闘能力を獲得。正式な青空の会のメンバーとなったが、その性格は以前とはうってかわって、排他的かつ好戦的となってしまう。後に名護に代わって一時的にイクサの装着者となったが、自制心が欠如していた点から見限られてしまう。それにより自らの行いを反省し、名護とともに渡を救おうとする。 キバットバットIII世(-さんせい) キバット族の名門・キバットバット家の三代目を名乗るコウモリモンスター通称キバット基本カラーは金。渡に噛みつくことでキバに変身する力を与える。普段はバイオリン型の巣箱の中に居る。「キバっていくぜ!」が決め台詞。 人の頭程度サイズだが、アームズモンスターには「闇の盟約」を結ばせて封じ込め、巨大なドランモンスターを封印の呪術で使役するなどその力は未知数。戦闘時にはアームズモンスター渡自身の活性化した魔皇力の暴走を防ぐため、キバットベルトから魔皇力の制御を行う役割を果たす。また猛スピードと鋭い爪を活かして白兵戦もこなし、時にはベルトから離れて自らファンガイアに戦いを挑む。さらにフエッスルを吹き鳴らしたり武器に噛みついたりするなど、キバの戦闘においてはなくてはならない存在。 気取り屋だが悪い性格ではなく、基本的に軽妙な語り口で場を和ませる。渡にとっては全く気兼ねせず自由に会話ができる数少ない相手であり、主に風呂場でしばしば話し込んでいる。ヨーロッパ芸術文化に詳しく、毎回アバンタイトルナレーションで薀蓄を披露している。本人は特に「描く肖像画の首が長くて噛み易そう」という理由でアメデオ・モディリアーニの絵を好む。また、時にアニメの人物や著名人のセリフを引用する事もある。モンスターには珍しく人間に対しては世話好きであり、渡や静香とも仲が良く恵のことも「モディリアーニのお姉ちゃん」として好んでいるが、本来ファンガイアに仕えるキバットバット家が、人間の味方をしている理由は不明。一方アームズモンスターは道具としか見ていない。 魔皇龍タツロット(まおうりゅう-) 小型のドランモンスター・ ゴルディ・ワイバーン ベースにした、黄金の龍の改造モンスター。キバの鎧を拘束する全ての封印の鎖・カテナを解き放ち、キバをエンペラーフォームへとファイナルウェイクアップ究極覚醒)させる禁断のキーとしての役割を果たす。キャッスルドランの中で眠っていたが、キバの適格者である渡の感情の高ぶりに呼応して覚醒。その後はキバットとともに紅家に居候している。タツロットフエッスルによって召喚することができるが、タツロット本人の意思で勝手に出てくることが多い。よってアームズモンスターと違いキバとキバットフエッスルを吹けない状況でも駆けつける事が出来る。「びゅんびゅーん!」または「テンションフォルテッシモ!」が決め台詞。 戦闘時はエンペラーフォームとなったキバの左腕に出現した真紅の止まり木・パワールーストに止まっているが、尾部のアームズコネクターによってモンスターアームズコネクトすることも可能。背中には特殊な回転盤・インペリアルスロットが装備されており、キバが頭部の角・ホーントリガーを引くことでスロットを回転、出現した図柄によってキバやモンスターアームズのいずれかに増幅魔皇力を注入し、強化必殺技・フィーバー技を発動させることが可能。また、口内にある銃口・マウスマズルからは、7000℃の高熱火炎増幅魔皇力によるエネルギー弾を発射する。また登場時には、キバットを遥かに凌ぐ高速で飛翔し、両翼・タツロットウイングで敵を切りつける技・タツロットカッターによってキバをサポートする。 他者に対しては常に丁寧語で話すが、常にやたらとハイテンションなお調子者。キバット同様人間に対しても好意的で、渡とはキバットと共に風呂場でしばしば話し込むようになる。

仮面ライダーキバの過去編(1986年)の登場人物

紅音也(くれない おとや) / 仮面ライダーイクサ過去編) 23歳。1963年10月8日生まれ。過去編の主人公であり、後に渡の父親となる男。音楽と女性をこよなく愛する天才バイオリニスト。そのバイオリンの腕は圧倒的で、聴く者全ての心を奪う。性格はキザかつ底抜けの自信家であり、かなりの女好きで女性を見れば見境なく声をかける。さらに毎晩豪遊しては自分の演奏を聞かせて代金を踏み倒すという、非常にデタラメ私生活を送っており、他人に迷惑をかけてもどこ吹く風、己の欲望のままに生きている奔放かついい加減な男。しかし本気で惚れた女や音楽に対しては真摯であり、「人の心は音楽を奏でている」と語り、音楽を冒涜する者には激しい怒りを見せる。また、ファンガイアに遭遇しようと大切なもののため全くひるまず立ち向かう強い心を持ち併せている。コーヒーと糸コンニャクが苦手でカナヅチ偶然遭遇したゆりに惚れ、しつこくつきまとって口説くがまったく相手にされない。そんな中ファンガイアや「素晴らしき青空の会」の存在を知り、ゆりの傍にいたいがために青空の会への入会を希望するも失敗。そんな中次狼の正体と野望を知り、ゆりを守るため単身戦いを挑む。彼の優しさは遂にゆりの心を開くことに成功し、ゆりの心が離れたことで彼女の前から去った次狼に替わって「素晴らしき青空の会」のイクサ装着者となった。 後に自分が真夜に好意を寄せていた事を告白する。 その性格上、彼によって人生を狂わされた人間もいれば、改心するファンガイアもいるなど、良し悪しは別としてその存在が周囲の人物に何らかの影響を与えている。これらは連鎖的に22年後の自分の息子の渡へと伝わり、彼の成長の要因となっている。現代編では故人と思わせる描写がされているが、明言はされていない。 麻生ゆり(あそう-) 20歳。過去編ヒロインで、後に恵の母となる。現代編では故人。「素晴らしき青空の会」に所属するファンガイアハンターであり、普段は「カフェ・マル・ダムール」のウェイトレスをしている。サーベル状の暗器・ファンガイアスレイヤーを武器に戦う。イクサシステムの開発者であった母の茜をルークに殺されており、それによりイクサを装着してのファンガイア討伐を強く望むも、イクサロールアウト後はシステムの副作用から装着者には選ばれなかった。男勝りな口調で職務に対しては非常にストイックだが、心やさしい女性。極度の犬嫌いで、生後数ヶ月の子犬にすらおびえて近づけないほど。またルークの事になると冷静さを失い、周りが見えなくなることがある。 任務中偶然出会った音也に惚れられつきまとわれているが、当初は自堕落な音也を嫌って常に冷たくあしらう一方で次狼の強さに心惹かれ、彼の正体を知らぬまま恋人関係となった。しかしその後音也の優しさに惹かれていき彼女の心は音也へと移り、その正体を知った次狼と別れ音也と交際・同棲を開始する。後に音也やアームズモンスターらの協力でルークを倒すことに成功し、順風満帆に行くかと思われたが、音也が次第に真夜に魅入られていく様子を見て心をかき乱される。 キバットバットII世(-にせい) キバットバットIII世の父で、キバットバット家の二代目を名乗るコウモリモンスター通称キバットII世。基本カラーは黒と赤。元々キバットバット家がファンガイアキングクイーンに仕える家系であるため、クイーンの命によって「闇のキバ」の適格者であるキングに付き従い、ダークキバに変身する力を与える。口癖は「ありがたく思え!」、決め台詞は「絶滅タイムだ!」。 陽気なキバットとは違いクールかつ厳格な性格。自分の使命に命を賭ける高いプライドを持ち、他種族モンスターを見下している。後に音也とは面識を持つようになり、息子であるキバットに彼についての情報を与えていたようだ。

仮面ライダーキバの現代編・過去編共通の登場人物

木戸明(きど あきら) 55歳(過去編33歳)。「素晴らしき青空の会」の溜り場でもある喫茶「カフェ・マル・ダムール」のマスター元々老け顔なので現代・過去両編で容姿はあまり変わらず、それぞれにおいての差異はかけている眼鏡のみ。コーヒーブレンドの腕は一流で、次狼が1万円を出すほど。過去・現在編通してラブラドール・レトリバーブルマンを飼っている。太りにくい体質で、嶋とは22年前から毎日体脂肪率を測って競争をしているが、本人は恰幅のいい中年男性に憧れている。 普段は温厚な性格だが、コーヒーを飲み残そうとする相手には「飲まないとシバく」とまで言い切るほど。しかし基本的にお人よしなので、コーヒーを飲まないながらもよく訪れる音也に関しては「ツケ」させている程の優しさを持つ。おニャンクラブ、特に山本スーザン久美子の大ファン。 嶋護(しま まもる) 55歳(過去編33歳)。「素晴らしき青空の会」を率いるリーダー過去編では長髪。カフェ・マル・ダムールの常連。現代編では短髪。過去編ほどマル・ダムールには立ち寄らず、ほとんどの時間をスポーツジムにこもってトレーニングに費やしている。キバに対しては「ファンガイア以上の危険な存在」になる可能性もあると考えているが、現時点では静観している。 次第に、自分の非を省みず独善的な行動をとり続ける名護が、イクサシステムの装着者である事に危険を感じ取り、イクサシステムを託せないと厳しく非難したが、彼が自分の問題点を自覚した(ように装った)事で許した。その後、絶望に満ちた襟立を拾い、「青空の会」の戦士として育てた。だが彼がチェックメイトフォーに敗れ、自らの非を認めない等の理由から彼に解雇宣告をした。 実は太牙の育ての親であり、彼は自分なりに人間らしく育てたつもりらしいが、太牙には自分をモルモット同様に扱ったと非難している。そして太牙が暴走した時に背中を負傷、以来両者とも愛憎入り混じった感情を抱いている。その為、人間とファンガイアの共存は不可能と確信しており、渡にその血が流れている事を知ると態度を豹変、部下に抹殺命令を下し、太牙に共闘を持ちかけた(ただし拒否された)。しかし、部下たちの哀願により考えを改め、渡に自分が出来なかった事への可能性を抱くようになる。 後にサンゲイザーファンガイアに襲われた際に意識不明となるが、太牙によって救われる。しかし太牙によってサンゲイザーファンガイアと融合させられてしまう。 サンゲイザーファンガイア リザードクラスに属するヨロイトカゲを彷彿とさせるファンガイア。堅牢な鎧のようなウロコによって凄まじい防御力を誇り、パワースピードも最高クラスを誇る強力なファンガイア。後に太牙の命で嶋を襲撃、このファンガイアによって瀕死の重傷を負った嶋を太牙が救うと言う名目で、嶋と融合させられた。

仮面ライダーキバのアームズモンスター

キバに使役される3体のモンスター。全員がファンガイアとは異なる種族で、キバットと異なり普段はそれぞれ固有の人間態をとっている。元々はファンガイア同様人間のライフエナジーを糧とするモンスターだが、それぞれの種族はファンガイアによって滅ぼされており、彼らが最後の生き残りである。過去編(1986年時点)では人間社会に溶け込んで生活していた。中盤でキングに目を付けられ、音也を殺す事を条件に見逃してもらう約束をする。しかし、本人たちの気付かぬうちに音也との友情が厚くなっており、躊躇して失敗。そしてキング彫像態として封印されてしまう。 後にエネルギー蓄積兼防御形態である彫像態と、キバの武器形態の2つに変身する能力を半強制的に付加される「闇の盟約」をキバットと結び、キャッスルドラン(後述)の中に幽閉されることとなった。ゆえに現代編では盟約に従い、それぞれに対応したフエッスルで召喚された者のみがキバの戦力として外出することを許されている。召喚された際は彫像態ドランから射出され、武器形態へとメタモルフォーゼすることでキバをフォームチェンジさせる。なお、彼らの会話から城の主=渡が死ねば解放されるらしいが、次狼は音也との「約束」があるらしくそれを良しとしない。

次狼(じろう) ルークライオンファンガイアによって滅ぼされたウルフェン族最強の戦士にして最後の生き残りで、3体のリーダー的存在。普段はワイルドな風貌の青年の外見をとっている。現代編ではタキシードを着崩しキャッスルドランに幽閉され、他の2体とともに延々と暇潰しのゲームに興じている。幽閉されている立場であるが、「時の扉」を独断で使用するなどある程度の権限はもっている模様。それらの行動は上記の「約束」に関係しており、「素晴らしき青空の会」の存続を目的としているらしい。また、一時的に外の世界に出て干渉する事も可能。人間より嗅覚が発達しており、遠く離れた特定の人間の匂いも嗅ぎ分けてしまう。音也からはその正体から「子犬」、「ワンちゃん」と呼ばれている。 基本的に態度や口調はクールだが、気に入らない相手には口より先に手が出るタイプ。また自分の障害となる音也と共闘を提案するなど、目的の為なら自分のプライドも厭わない。コーヒー大好物で並々ならぬこだわりを持っており、口に合わないコーヒーには決して金を払おうとしないが、認めたコーヒーには高い金を平気で支払う。また美味いコーヒーを飲んだ人間のライフエナジーをも好物とする。 過去編では一族を再興させることに執念を燃やし、人間と交わることにより種族を増やそうとしている。「カフェ・マル・ダムール」のブレンドコーヒーに惚れ込んで常連客となり、一方で同じく常連客を好んで密かに襲っていた。それをきっかけに「素晴らしき青空の会」と関わるようになり、ゆり・嶋に高い戦闘能力を買われメンバーとなった。嶋からイクサシステムを授かることでファンガイアに対抗し、自分に好意を寄せるゆりを、ウルフェンの子孫を産ませるに相応しい強さを持つ女と見込んで籠絡しようと画策したが、ゆりの心が音也へと移っていったことで失敗。ゆりの前で正体を明かし2人とも殺害しようとしたが躊躇してしまい、未遂に終わる。その後ルーク打倒のために彼らと再会するが、やや性格が丸くなり、何度も殺そうとした音也とはケンカ仲間のような関係で、彼とゆりの距離に気を使っている。また現代編においても、中盤から頻繁に外の世界に出て、渡を指導するなど積極的な行動が目立つようになる。ちなみに木戸と同じくおニャンクラブの大ファンで、ファンクラブにも所属している。その事になると普段の冷静さを失って興奮するお茶目な一面も。 ガルル 次狼の本来の姿である青い狼男。鋭い爪と牙を武器とし、手の爪には引き裂いた人間からライフエナジーを分離させる効果がある。月の満ち欠けにより微妙に力の増減があるらしく、満月の時に最大となる。 ラモン 127歳(過去編105歳)。マーマン族の最後の生き残り。普段はあどけない少年の外見をとっている。現代編ではセーラー服を纏いキャッスルドランに幽閉されている。22年経っても容姿は少年のままである。邪気で人懐っこい性格で「ねえねえ」が口癖。しかし頭の回転が早い野心家であり、他の2体の前やバッシャーフォームでの戦闘中では余裕にあふれた態度をとる。しかし、3体の中では最もキバの力の詳細について疎いようであり、次狼によく尋ねている。 過去編では次狼と異なり一族の運命については半ば諦めているような面を見せ、ファンガイアに自分が殺されて一族を完全に絶やさないよう、力とともに職を転々としながら人間社会に溶け込んで目立たないよう粛々と生活しており、積極的に一族復興を目指す次狼のことは一歩引いた目で見ている。だが、同じ境遇である為か、彼の頼み事を引き受けたり、彼の行動に忠告したりしている。 バッシャー ラモンの本来の姿である緑色の半魚人。炸裂水弾を風船ガムのように膨らませて放つ能力を持つ。また赤い目は、暗闇でも標的を逃さない暗視ゴーグルとなっている。ライフエナジー接種方法は不明。 力(リキ) フランケン族の最後の生き残り。普段は屈強な大男の外見をとっている。現代編では燕尾服を纏いキャッスルドランに幽閉されている。ラモンと行動を共にすることが多い。 他の2体に比べて人間社会に適応出来ておらず、人間の言葉をあまり覚えられていないためほとんど話さない(たまに喋っても片言)。しかし性格は純粋で表情は豊か。人間のことは単なる食料として割り切っているが、後のルーク戦で共闘した音也らとは普通に友人として接している。また怪力を有しており、本来の姿に戻らずとも素手でチェスの駒を握りつぶすことが出来る。首を傾けて音を鳴らす癖がある。 過去編ではラモンとともに職を転々としながら生活。ファンガイアへの恨みは深いが、フランケン族を復興しようと女性に口説こうとしても、すぐふられてその女性のライフエナジーを吸収してしまう為、ラモン同様一族復興に対しては消極的。 ドッガ 力の本来の姿である紫色のフランケンシュタイン。特別な武器・能力は持たないが、頑丈なボディとかなりの怪力を持っている。ライフエナジーは対象の口から直接吸い上げる。またそれとは別に落雷もエネルギーとしている。

仮面ライダーキバのファンガイア

糸矢僚(いとや りょう) インセクトクラスに属する、クモを彷彿とさせるファンガイア。人間態の姿は長髪の男。ハイテンションな口調と道化師のような大仰な動作で騒ぎ立てる狂人で、自分の目的以外には一切興味は持たない。戦闘時などで感情が高まると、動物のハンドパペットを持ち「チューリッヒヒヒ」「ガーリッククク」と笑いを上げるのが特徴。一度、名護からイクサシステムを奪って変身した事もある。 過去編で自分を倒そうとしたゆりに惚れ込み、自分の花嫁にするために執拗に付け狙っていた。現代編では恵を(ゆりと誤認し)花嫁にしようと画策する。しかしそれによりビショップに裏切り者として認定され、深央をクイーンとして覚醒させるための捨て駒として利用されてしまう事になる。最期はキバのエンペラー・ハウリングスラッシュを受け致命傷を負った挙げ句、覚醒した深央に粛清された。 スパイダーファンガイア 糸矢の本来の姿であり、インセクトクラスに属するクモを彷彿とさせるファンガイア。かなり身が軽く、口から発する糸で相手を捕獲したり、糸を自らの体を縛りつけぶら下がり相手に体当たりする攻撃が得意。

仮面ライダーキバのチェックメイトフォー

ファンガイアの中でもトップクラスの実力を持つ者たちの名称。名前の由来はチェスによる詰め「チェックメイト」から。全員が共通して、手のどこかに自身の称号となる紋章が薔薇に飾られたデザインで刻まれている。彼らに秘められた力は先天的なものであり、持ち主が死んでも転生し別の存在に引き継がれる。ルークビショップは過去・現代ともに同一だが、クイーンキングは過去、現在で異なる。

ルーク チェックメイトフォー ルーク の名と称号を持つ。人間態は筋骨隆々とした肉体の男で、紋章は右手の甲にあり、過去編では同じ刺繍がされた革ジャンを着ている。本来の姿に戻らなくても相当な腕力を誇り、口からロケットクローを射出する能力を持つ。「面白いこと」を求め、自分で設定したルールと制限時間に従って人間を襲う「タイムプレイ」を延々と行い、ゲーム感覚で人間のライフエナジーを捕食する。その過程で茜や、次狼を除くウルフェン族を全て殺害した張本人であり、ゆりと次狼には激しい憎悪を抱かれている。基本的には自分のゲームの支障にならない限りターゲット以外は襲わず、ゲームの結果で自分に褒美や罰を与える。 過去編イクサの特性を利用したゆりの作戦により弱体化し、彼女の変身したイクサブロウクン・ファングを右肩に受けて致命傷を負い、22年間の永い眠りについた。しかし現代編にて覚醒し、一時的な記憶喪失後再び活動を開始する。再びゲームに興じようとしたが、思いつく限りのタイムプレイをやり尽くしてしまったため、良い事をして天国へ逝く事を思いつき行動を起こす。最期は、恵が変身したイクサイクサ・ジャッジメントを古傷となった右肩に受け倒された。なお、シリーズ初の女性ライダーに倒された幹部怪人である。 ライオンファンガイア ルークの本来の姿であり、ライオンを彷彿とさせるビーストクラス最強の