倉本聰

倉本 聰(くらもと そう、男性、1935年1月1日 - )は、東京都出身の脚本家・劇作家・演出家。本名・山谷馨。 夫人は女優の平木久子。(演劇集団 円所属

倉本聰の略歴

実父は俳人。

麻布中学校・高等学校、東京大学文学部美学科卒業。

ニッポン放送プロデューサーを経て脚本家となる。日本の演劇人で、脚本、演出を1人でこなす。

ニッポン放送退社後東京でフリー脚本家となったが、NHK大河ドラマ 勝海舟 制作に際し、脚本家演出関与の是非をめぐる問題がこじれたことで嫌気がさし、1973年に北海道札幌市に転居。さらに1978年には北海道富良野市に転居した。

1981年、富良野を舞台にした家族ドラマ 北の国から で話題を呼ぶ。他に歌志内市上砂川町を舞台とした 昨日、悲別で の脚本、富良野を舞台に父子の絆の断絶と再生を描くTVドラマ 優しい時間 の原作など、北海道を舞台とした数々のドラマでも有名。

富良野市にて、若手の俳優と脚本家の養成のために、1984年、同市布礼別に「富良野塾」を開設、主宰している。また、富良野塾の活動を受け市民によって設立されたNPO法人・ふらの演劇工房にも深く関わり、同市に建てられた劇場・ふらの演劇工場にも大きく貢献している。2005年には、閉鎖された富良野プリンスホテルゴルフコースに植樹して、同地を自然の森に戻そうとするNPO法人・C・C・C富良野自然塾を開設し、その塾長に就任している。なお、富良野塾は、2010年3月末をもって閉塾することが2007年3月末の卒塾式で発表された。

富良野塾は2年間共同生活。受講料は無料。夏季は地元の農協や農家などの協力を得て畑仕事を手伝って塾生自らが生活費を稼ぎ出し、冬季は集中講義などの他、ふらの演劇工場で行われる演劇公演に向けた稽古を行う・年一回、原始の日(電気・水道・ガスに頼らない、いわゆる原始生活を体験する行事)を設ける、などといったユニーク養成術で知られ、これまでにも脚本家吉田紀子(第2期)、俳優の加藤久雅(第4期)、二階堂智(第6期)らを送り出している。

NHKとは上記の 勝海舟 降板をめぐるトラブルから20年以上絶縁状態にあったが、1999年の 玩具神様 で復帰した。

2002年、 北の国から・2002遺言 で第21回向田邦子賞を受賞した。

倉本聰の人物

映画の監督もこなしている。

三度の飯よりもタバココーヒーが大好きなことでも有名。

西武鉄道グループオーナー堤義明とは、麻布中学・高校時代の同級生である。2005年、堤が証券取引法違反に問われた東京地裁公判においては、倉本自ら弁護側証人を申請し出廷した。また、こうした交友関係がもとになって、富良野自然塾などの事業の実現につながっている。

映画監督中島貞夫とは、東大在学中、ギリシャ悲劇研究会に共に所属しており、中島の初期監督作品の脚本を手がける。

自身の母の晩年と死をモデルにしたドラマ りんりんと がきっかけで晩年の田中絹代と深い交流を持ち、この交流が 前略おふくろ様 のヒットにつながる。田中の死の直後に彼女が演じる「おふくろ様」の死を描いた 前略おふくろ様 の最終回が放映されて話題となった。

父、山谷太郎(1899年 - 1952年)は春潮という俳号を持つ俳人で、 野鳥歳時記 (1943年)を残した。

倉本聰の特徴

語尾を濁すような独自の口調で語られるモノローグを多用した脚本で知られる。また、映像や音楽(BGM)まで想定した脚本を書くため、しばしば演出家映画監督に脚本の改変を禁止することもある。

場面が切り替わる前に、音声が先行して切り替わり、前後がオーバラップする手法は倉本作品独自のものである。

倉本聰のテレビ作品

パパ起きてちょうだい (1959年・日本テレビ系)

教授次男坊 (1961年・日本テレビ系)

現代っ子 (1963年・日本テレビ系)

0戦はやと (アニメ) 主題歌の作詞も担当。

チコといっしょに (1965年・日本テレビ系)※演出=矢追純一

勝海舟 (1965年・毎日放送系)

青春とはなんだ (1965年・日本テレビ系)

千姫 (1966年・毎日放送)

これが青春だ (1966年・日本テレビ系)

文五捕物絵図 (1967年・NHK

颱風とざくろ (1969年・日本テレビ系)※演出=藤田繁矢藤田敏八

わが青春のとき (1970年)

君は海を見たか (1970年・日本テレビ系)

砂の城 (1970年・NHK

2丁目3番地 (1971年・日本テレビ系)

東芝日曜劇場(TBS系)

第772回 おりょう (1971年)

第790回 風船のあがる時 (1972年)

第802回 平戸にて (1972年)

第828回 父(とん)ちゃん (1972年)

第829回 田園交響楽 (1972年)

第848回 祇園花見小路 (1973年)

第877回 ばんえい (1973年)

第888回 聖夜 (1973年)

第926回 りんりんと (1974年)

第947回 ああ!新世界 (1975年)

第1000回 幻の町 (1976年)

第1040回 ひとり (1976年)

第1092回 時計 (1977年)

第1131回 スパイスの秋 (1978年)

第1183回・第1184回 遠い絵本 (1979年)

第1460回 遅れてきたサンタ (1984年)

赤ひげ (1972年・NHK

ぜんまい仕掛けの柱時計 (1972年・NHK

火曜日の女 ガラス細工の家 (1973年・日本テレビ系)

白い影 (1973年・TBS系)

ぶらり信兵衛道場破り (1973年・フジテレビ系)

大河ドラマ 勝海舟 (1974年・NHK

6羽のかもめ (1974年?1975年フジテレビ系)

東芝日曜劇場 うちのホンカン (1975年?1981年・TBS系)

あなただけ今晩は (1975年・フジテレビ系)

前略おふくろ様 (1975年?1976年・日本テレビ系)

大都会 闘いの日々 (1976年・日本テレビ系)

あにき (1977年・TBSテレビ系)

坂部ぎんさんを探して下さい (1978年・日本テレビ系)

浮浪雲 (1978年・テレビ朝日系)

たとえば、愛 (1979年TBSテレビ系)

祭りが終ったとき (1979年・テレビ朝日系)

さよならお竜さん (1980年・TBSテレビ系、毎日放送制作)

24時間テレビ 愛は地球を救う内ドラマ 機の音 (1980年・日本テレビ系)

北の国から (1981年?2002年・フジテレビ系)

ガラスの知恵の輪 (1982年・TBS系、毎日放送制作)

君は海を見たか (1982年・フジテレビ系)※1970年放映(日本テレビ系)のリメイク作品

波の盆 (1983年・日本テレビ系)※演出=実相寺昭雄

昨日、悲別で (1984年・日本テレビ系)

ライスカレー (1986年・フジテレビ系)

火曜サスペンス劇場 窓 (1987年・日本テレビ系)

秋のシナリオ (1987年・日本テレビ系)

昭和大つごもり (1987年・フジテレビ系)※ 立体ドラマ5時間 1987年の大晦日 の一編

ゴリラ・警視庁捜査第8班 (1989年・テレビ朝日系)

 ※36?38話脚本監修

親父の一番長い日 (1989年・TBS系)

失われた時の流れを (1990年・フジテレビ系)

火の用心 (1990年・日本テレビ系)

シリーズ街 川は泣いている (1990年・テレビ朝日系)

火曜サスペンス劇場 ガラス細工の家 (1991年・日本テレビ系)

町 (1997年・フジテレビ系)

もう呼ぶな海! (1999年・日本テレビ系、STV制作)

衛星ドラマ劇場 玩具神様 (1999年・NHK-BS2)

川、いつか海へ 6つの愛の物語 (第3話・第6話、2003年・NHK

あゝ離婚式 (2004年・フジテレビ系)

優しい時間 (2005年・フジテレビ系)

祇園囃子 (2005年・テレビ朝日系)

拝啓父上様 (2007年・フジテレビ系)

風のガーデン (2008年・フジテレビ系)

倉本聰の映画作品

現代っ子 (1963年、脚本)※弘田功治と共同

月曜日のユカ (1964年、脚本)※斎藤耕一と共同

くノ一忍法 (1964年、脚本)

くノ一化粧 (1964年、脚本)

北国の街 (1965年、脚本)

旗本やくざ (1966年、脚本)

涙くんさようなら (1966年、脚本)

遥かなる慕情 星のフラメンコ (1966年、脚本)

おゆきさん (1966年、脚本)

昭和元禄 TOKYO196X年 (1968年、脚本)

青春の鐘 (1969年)

君は海を見たか (1971年、原作・脚本)※天知茂主演映画版

ブルークリスマス (1978年、脚本)

駅-station- (1981年)

時計-Adieu l'Hiver- (1986年、倉本聰自身が監督)

海へ-See You- (1988年)

冬の華 (1978年)

倉本聰の演劇作品

谷は眠っていた (初演・1988年)

今日、悲別で (初演・1990年)

ニングル (初演・1993年)

走る (初演・1997年)

屋根 (初演・2001年)

オンディーヌを求めて (初演・2001年)

地球、光りなさい! (初演・2002年)

倉本聰の著書

さらば、テレビジョン

北の人名録

冬眠の森 北の人名録PART2

富良野風話

ゴール情景

ニングルの森

黒板五郎流儀 「北の国から」エコロジカルライフ

倉本聰の関連人物・項目

さだまさし - 公私共に親交が深く、「先生」「まさし」と呼び合う仲。

萩原健一

悲別ロマン

麓郷

TBS「いのちの響」

◇出典: フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)『倉本聰』より
取得日:2008-08-08

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