全国都道府県対抗女子駅伝

全国都道府県対抗女子駅伝競走大会(ぜんこくとどうふけんたいこうじょしえきでんきょうそうたいかい)とは毎年1月に京都府京都市で開催される駅伝大会である。日本陸上競技連盟・京都新聞社主催、NHK共催村田機械協賛ゼッケンスポンサー)。

全国都道府県対抗女子駅伝の概要

京都市右京区西京極陸上競技場からスタートし、五条通西大路通北大路通堀川通紫明通烏丸通丸太町通東大路通・今出川通・白川通・宝ヶ池公園の計11の通りを通って左京区国立京都国際会館前を折返し来た道を戻る42.195kmを9人で繋ぐ。

開催は1月第2日曜日(第1日曜日が1月1日の年は、第3日曜日の1月15日に開催)に開かれる。

クライマックスアンカーの9区。距離は10kmあり、烏丸・紫明・堀川・北大路西大路・五条と6つの通りを走りゴール地点西京極陸上競技場へと向かう。

地元京都府チームが地の利などを生かし、過去13回の優勝を果たしている。

男子には「ひろしま男子駅伝」と言う愛称が付けられている為に近い将来、この女子にも愛称が付く予定である。

また2009年までこのレース参加後、翌月の横浜国際女子駅伝にも出場する選手が少なくは無かった。

全国都道府県対抗女子駅伝の出場資格

原則として、選手は「日本陸上競技連盟の登記登録者」かつ「日本国籍を有する女子競技者であること」となっている。また出場チームは原則として、現在登録している陸上競技協会(陸協)の都道府県チームからとなる(概ね下記)。

中学生・高校生 : 所属する学校の都道府県

大学生 : 「出身高等学校の所在地」「大学所在地」「居住地」の何れか(陸協登録時に選択可)

社会人 : 実業団クラブ等に加入している場合はその本拠地。個人登録の場合は「本籍地」「居住地」「勤務地」の何れか選択可。

但し、この大会の特徴として以下に述べる「ふるさと選手枠での出場制度」が挙げられる。これにより、選手は生まれ育った都道府県からも概ね出場可能となり、郷土色の濃いレースを演出している。

全国都道府県対抗女子駅伝のふるさと選手制度

社会人・学生競技者は、「ふるさと制度」において出身高等学校(中学校)所在地都道府県から当該年の登録にかかわらず、特別に出場することができる。

適用期間 制限なし

適用回数 制限なし 

適用区間 2区間以内

出身中学校と出身高等学校の所在地都道府県が異なる場合は、出身高等学校の所在都道府県からの出場となる。2008年から適用回数制限(4回)が撤廃された。

全国都道府県対抗女子駅伝のチーム編成

チームは監督1名、選手13名の構成。ジュニアB選手は3区・8区限定で出場。また残り7区間中ジュニアA選手が3区間以上を走らなければならない。

ジュニアA選手 : その年の高校1年生から3年生に該当する年齢の選手

ジュニアB選手 : その年の中学2年生または3年生に該当する年齢の選手(即ち、中学1年生は出場不可)

全国都道府県対抗女子駅伝のコースとその特徴

西京極京都国際会館折り返し→西京極(9区間・42.195?) 全国高校駅伝の男子のコースと同じルートだが、区間編成が異なる。

1区(6.0km) 西京極平野神社前

区間記録:18分44秒 山中美和子(奈良) 第21回(2003年)

西京極陸上競技場スタート)→(五条通)→西大路五条→(西大路通)→平野神社前

年末に開催される高校駅伝・女子の1区と同じ区間。

西大路通に入って来ると上り坂が始まり、特に残り1km地点円町付近からはハードさが一層強まる(競技場から中継所までの高低差約40m)。

2区(4.0km) 平野神社前烏丸鞍馬口

区間記録:12分07秒 小林祐梨子(兵庫) 第27回(2009年)

平野神社前→(西大路通)→金閣寺道→(北大路通)→北大路堀川→(堀川通)→堀川紫明→(紫明通)→烏丸紫明→(烏丸通)→烏丸鞍馬口

4ヶ所のカーブ金閣寺道堀川北大路堀川紫明烏丸紫明)と船岡山を回り込む下り坂の攻略が作戦上重要な区間。

3区(3.0km) 烏丸鞍馬口河原町丸太町

区間記録: 9分11秒 高橋由衣(山形) 第22回(2004年)

烏丸鞍馬口→(烏丸通)→烏丸丸太町→(丸太町通)→河原町丸太町

ジュニアB選手限定区間。なだらかな下り坂である(中継所間高低差約20m)。

烏丸今出川からは暫く、京都御苑を常に左側に見ながらの走行。

4区(4.0km) 河原町丸太町北白川山田町

区間記録:12分43秒 小崎まり(京都) 第24回(2006年)

丸太町河原町→(丸太町通)→熊野神社前→(東大路通)→百万遍→(今出川通)→銀閣寺道→(白川通)→北白川山田町

コースは全体的にやや登っている(高低差約30m)が、最後はわずかに下っている。

2区同様カーブが多い(主なカーブ熊野神社前・百万遍・銀閣寺道の3ヶ所)。

5区(4.1075km) 北白川山田町国際会館前(折り返し)

区間記録:12分53秒 五十嵐妙子(宮城) 第13回(1995年)

北白川山田町→(白川通)→叡山・宝ヶ池北→(宝池通)→京都国際会館前(折り返し)

登りの多い区間(高低差約25m)で、中間点付近には叡山電鉄ガード跨線橋)の坂がある。

比叡山近くを走るので時には「比叡颪」と言われる強い風が吹く事も。

6区(4.0875km) 国際会館前北白川別当町

区間記録:12分43秒 藤田真弓(長崎) 第24回(2006年)

京都国際会館前→(宝池通)→叡山・宝ヶ池北→(白川通)→北白川別当町

下りの多い区間(高低差約25m)で、5区同様叡山電鉄をまたぐ跨線橋アップダウンがある。

比叡颪が強く吹くときにはこの区間では追い風となる。

7区(4.0km) 北白川別当町丸太町寺町

区間記録:12分21秒 小島一恵(京都) 第25回(2007年)

北白川別当町→(白川通)→銀閣寺道→(今出川通)→百万遍→(東大路通)→熊野神社前→(丸太町通)→丸太町寺町

コースは全体的にやや下っている(最高点からの高低差約30m)。

行きの2区・4区同様交差点を多く通るので、カーブの攻略が作戦上重要な区間。

8区(3.0km) 丸太町寺町烏丸紫明

区間記録: 9分41秒 久馬萌(京都) 第27回(2009年)

丸太町寺町→(丸太町通)→烏丸丸太町→(烏丸通)→烏丸紫明

3区とともにジュニアB選手限定区間。3区を逆方向に走るので上り区間である(中継所間高低差約20m)。

烏丸丸太町から北上する際に北山からの向い風が吹く事も。

9区(10.0km) 烏丸紫明西京極

区間記録:30分52秒 福士加代子(青森) 第22回(2004年)

烏丸紫明→(紫明通)→堀川紫明→(堀川通)→堀川北大路→(北大路通)→金閣寺道→(西大路通)→西大路五条→(五条通)→西京極陸上競技場ゴール

行きの1区と2区をあわせた区間の逆方向である。アップダウンが多い(2km過ぎまで25mほど登り、ゴールまでは約70m下っている)。

前半は2区の決め手とも言われるカーブ位置取りと船岡山を回り込む上り坂、後半は1区の決め手とも言われる坂の走り方が其々、重要視される。

本駅伝の最長区間でもあり、世界へと羽ばたいていくランナーが多数この区間から誕生するため注目される(有森、真木、高橋、野口、川上、千葉などのオリンピック女子マラソン同女子10000m競走出場選手のほとんどがこの9区経験者である)。

全国都道府県対抗女子駅伝の大会記録

2時間14分58秒 第26回(2008年)

京都(木崎良子湯田友美久馬悠小崎まり・夏原育美竹中理沙伊藤紋久馬萌・小島一恵)

全国都道府県対抗女子駅伝の歴代優勝チーム

全国都道府県対抗女子駅伝の功労者

全国女子駅伝事務局は第15回記念事業の一環として、この駅伝で都大路を走り、五輪にも出場した選手計18名を功労者に選んでいる。1997年の表彰のため、シドニーオリンピック以降の出場者は含まれていない。メンバーは以下の通りで、(都道府県)は主にエントリーしていた都道府県

1984年ロサンゼルス五輪代表

佐々木七恵岩手県

増田明美千葉県

1988年ソウル五輪代表

浅井えり子(東京都

荒木久美鹿児島県

宮原美佐子宮崎県

松野明美熊本県

1992年バルセロナ五輪・1996年アトランタ五輪代表

有森裕子岡山県

真木和愛媛県京都府

鈴木博美千葉県

1992年バルセロナ五輪代表

山下佐知子鳥取県鹿児島県

小鴨由水兵庫県

五十嵐美紀群馬県

1996年アトランタ五輪代表

浅利純子秋田県

千葉真子京都府

川上優子熊本県

志水見千子京都府東京都

弘山晴美徳島県

市川良子山口県

全国都道府県対抗女子駅伝のテレビ・ラジオでの中継

2005年大会

NHKテレビ中継

解説:金哲彦ゲスト:野口みずき/実況:富坂和男

NHKラジオ中継

解説:梶原洋子/実況:藤本憲司

2006年大会

NHKテレビ中継総合・デジタル総合衛星ハイビジョン・NHKワールドプレミアムで中継、総合テレビNHKワールドプレミアムは16:9のレターボックス形式で放送)

解説:金哲彦/実況:竹林宏

NHKラジオ中継

解説:梶原洋子/実況:田中崇裕

2007年大会

NHKテレビ中継総合・デジタル総合衛星ハイビジョン・NHKワールドプレミアムで中継、総合テレビNHKワールドプレミアムは14:9の画像サイズで放送)

解説:金哲彦ゲスト:野口みずき/実況:竹林宏

NHKラジオ中継

解説:梶原洋子/実況:田代純

2008年大会

NHKテレビ中継総合・デジタル総合衛星ハイビジョン・NHKワールドプレミアムで中継、総合テレビNHKワールドプレミアムは14:9の画像サイズで放送)

解説:金哲彦ゲスト土佐礼子/実況:秋山浩志

NHKラジオ中継

解説:梶原洋子/実況:松野靖彦

2009年大会

NHKテレビ中継総合・デジタル総合衛星ハイビジョン・NHKワールドプレミアムで中継、総合テレビNHKワールドプレミアムは14:9の画像サイズで放送)

解説:金哲彦ゲスト高橋尚子/実況:田中崇裕

NHKラジオ中継

解説:梶原洋子/実況:田代純

歴代最高視聴率

1984年の第2回大会では、関東地区のTV視聴率が36.9%を記録した。この記録は箱根駅伝の歴代最高視聴率をも上回り、過去の駅伝中継の中で最高である。

全国都道府県対抗女子駅伝の大会テーマ曲

涙のチカラ (花*花) 実質解散後も毎年継続して放送などで使われる。

◇出典: フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)『全国都道府県対抗女子駅伝』より
取得日:2009-01-13

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