化物語

文学
画像:Lit.jpg
ポータル
各国の文学
記事総覧
出版社文芸雑誌
文学賞
作家
詩人・小説家
その他作家

化物語 バケモノガタリ)は講談社BOXより刊行された西尾維新によるライトノベル作品。イラストVOFAN講談社BOXの最初の刊行作の一つとして出版された。

テレビアニメ化が決定している。2008年現在、放送時期は未定。

化物語の概要

この作品は、全体に「怪異」と呼ばれるものが登場し、民間伝承や昔話に関する話題が多数登場する伝奇小説となっている。

同作者による作品 戯言シリーズ が多くのキャラを登場させているのに対し、本作品は1話ごとに1人の登場人物にスポットを当てる、という「アンチ戯言シリーズ」の一面を持っている( ザレゴトディクショナル より)。そのためか、キャラ同士の掛け合い・パロディに力を入れている面が見られる。本作は西尾が書きたいことを書き連ねて完成したという逸話があり、著者自身も「自信作」と評している。アニメ化も決定しており、近日放送予定となっている。

続編として 傷物語 キズモノガタリ)が刊行されている。

化物語のあらすじ

高校生・阿良々木暦は、あることをきっかけに、3年間ろくに話したことのないクラスメイト・戦場ヶ原ひたぎの秘密を知ってしまう。彼女から秘密をばらさないようにとの執拗な脅しを受けた阿良々木だが、それにもめげず彼女の秘密に対する協力を申し出る。実は彼も彼女と同様、大きな秘密を抱えていて……。

化物語の登場人物

阿良々木暦(あららぎ こよみ) 本編の主人公。地方都市にある私立直江津高校3年の男子。吸血鬼に襲われ、紆余曲折の果てに「吸血鬼じみた人間」となる。 出歩く度に厄介事と厄介な少女達と出会う。この作品における唯一のツッコミキャラである。成績は数学以外赤点だらけ。高校2年の終わりまでは友達のいない落ちこぼれだったが、春休みのとある事件で羽川と出会い、3年で同級になった彼女によって、更生させるためとしてクラスの副委員長にされた。 性格は自称「薄くて弱い」、忍野メメ曰く「胸がむかつくほど優しくていい人」。関わった事件の影響で猫が苦手。話が進むごとに軟派なキャラになっていくのが悩み。火憐(かれん)と月火(つきひ)という中学生の妹がおり、朝はいつもたたき起こされている。通学用のママチャリツーリング用のマウンテンバイクの、二台の自転車を保有していた。 名前の「暦」の名付け親は祖父。キャラの名としての由来はお化け暦からだと思われる。 戦場ヶ原ひたぎ(せんじょうがはら ひたぎ) ひたぎクラブ メインキャラクター。蟹に行き遭った少女。忍野メメによる呼称は「ツンデレちゃん」。 暦とは高校の3年間同じクラスだが、彼とは違い成績はトップクラス。儚げな美貌と難病という身の上からクラスの中では「深窓の令嬢」という位置づけで、同級生はおろか教師ともほとんど話さない。公立清風中学の卒業生で、当時は陸上部スターとして駿河と合わせてヴァルハラコンビ(神原の「ばる」と戦場ヶ原の「はら」、更に“神”々の“戦”場というヴァルハラの要素をかけたもの)と呼ばれていた(名付け親は駿河)。 その本性は相当な毒舌キャラ(暦曰く「暴言毒舌」)。 まよいマイマイ で暦に告白し、それ以後恋愛関係になった。異常に嫉妬深く、暦に対する独占欲も強い。反面、後輩である駿河には寛容。自他共ツンデレと認識しているが、暦曰く、ツンデレというよりツンドラ。人へのものの頼み方が本気で分からないらしい。実は駿河のエロの師匠。 八九寺真宵(はちくじ まよい) まよいマイマイ メインキャラクター。蝸牛に迷った少女。忍野メメによる呼称は「迷子ちゃん」。 ツインテールの小学生で、5年3組。背中に巨大なリュックを担いでいる。旧姓は「綱手」。ある母の日に浪白公園で暦と出会う。機械には弱い。 人見知りで言葉遣いは丁寧だが礼儀正しい性格という訳ではなく、かなり慇懃無礼。またセリフ(特に英語)をよく間違え、特に暦の名前を呼ぶときは毎回のように噛む(阿良々々木、ありゃりゃ木など)。そして、しばしば暦を物理的にも噛む。暦との掛け合いでは毎回センスある切返しを見せ、暦としては話していて一番面白い相手らしい。 神原駿河(かんばる するが) するがモンキー メインキャラクター。猿に願った少女。忍野メメによる呼称は「百合っ子ちゃん」(当初は「えろっ子ちゃん」)。 暦たちより一学年下の後輩で、弱小バスケットボール部を全国区クラスにまで押し上げた直江津高校のスターで、現在はキャプテン運動神経は抜群で、暦を飛び越せるほどの脚力を持ち、本人曰く「最大9人まで分身可能」「本気で走ると体育館の床が抜ける」「特技はBダッシュ」らしい。公立清風中学の卒業生で、中学時代には先輩であるひたぎと合わせてヴァルハラコンビと呼ばれていた。 するがモンキー 以降、暦に懐いてくる。 暦に「甘言褒舌」と称される程のプラス思考で、やたらと相手を褒め讃える勤勉でさわやかな性格。とみせかけて実はレズで腐女子でネコで受けでロリコンでマゾで露出狂で欲求不満。それを自認し、ひたぎを熱愛している。その関係で一時期暦をストーキングしていた。他人には変なところで厳しいが、自分自身には結構ルーズ。マゾゆえにツッコミによる罵倒が効かず、ロリコンゆえに撫子や暦の妹達や忍を狙う。おそらく、登場人物の中で最も思考がエロいキャラ。 千石撫子(せんごく なでこ) なでこスネイク メインキャラクター。蛇に巻き憑かれた少女。忍野メメによる呼称は「照れ屋ちゃん」。 月火の小学生時代の友達で、「せんちゃん」と呼ばれていた。暦の卒業した中学に通っている。 暦を「暦お兄ちゃん」と呼ぶ。暦がツッコミに説明をつける程のマニアックなネタをふってくる。登場人物の中ではまともな部類だが、暦に通う学校の正門前スクール水着ブルマーを託すなど、やはり普通ではない。 徹底した恥ずかしがりで、他人と目を合わせる事はおろか見られるのも恥ずかしがる。その為か帽子や前髪をたらしたりして目元を隠している。対人恐怖症で、無口(内気なだけかもしれないが)。その割に笑い上戸だったりする。スカートをつままれても動じないのに前髪を触られるのは嫌がる、など恥ずかしがるポイントが些かずれている。 羽川翼(はねかわ つばさ) つばさキャット および前日譚である 傷物語 メインキャラクター。猫に魅せられた少女。忍野メメによる呼称は「委員長ちゃん」。 暦のクラスメイトで、学校では常に眼鏡に三つ編み姿。成績は学年トップで、かつて体育や美術の類も満点、落としたのは穴埋め問題一問のみという偉業を持つ超優等生。公立清風中学の卒業生で、当時のひたぎや駿河を知っている。恐ろしいぐらいに猫耳が似合うらしい。実は巨乳。実母の再婚相手再婚相手である女性と、その再婚相手である男性の元で暮らしているが、それぞれの関係は冷え切っており、20歳になったら独立する予定。 暦に「委員長の中の委員長」「説教指導」と称されるほどの真面目な性格で、品行方正の生き見本。ルールや規則にも厳しいが、決して杓子定規ではない。物知りだが本人曰く、「何でもは知らない。知っていることだけ。」とのこと。凄まじく察しが良い。結構子供好き。 忍野メメ(おしの メメ) 塾の廃ビルに無断で住み着いた30代の中年男。暦たちに怪異への対処法アドバイスする。 怪異を調べて全国を放浪する謎の人物で、「自分は助けない、相手が勝手に助かるだけ」を信条にしている。サイケデリックアロハシャツにぼさぼさの髪。携帯電話の使い方を知らなかったほどの機械オンチ。かつては神道系の学校に通っていたらしい。廃墟ビルでは忍と共に暮らしており、雨水で喉を潤し、ミスタードーナッツドーナッツを取り合う生活をおくっている。 この上なく軽薄かつ皮肉屋な性格で、軽口が絶えない。話し相手が攻撃的な意見を出した時に言う「何か良い事あったのかい?」が口癖。暦達には満場一致で「お人好し」と称された。ロリコン疑惑有り。 忍野忍(おしの しのぶ) 廃ビルでメメと同居する、一見8歳程度の幼女。元はとても美しい吸血鬼だが、とある事情で現在の姿になっている。 暦を吸血鬼にし、彼が忍野と知り合うきっかけとなった。ゴールデンウィークで翼が怪異によって暴走した際にそれを沈静化し、その功績で忍野メメから名前を貰った(吸血鬼だった頃の名の「ハートアンダーブレード」=「刃の下に心あり」=「忍」という発想から)。金髪でヘルメットゴーグル吸血鬼の残りカスともいうべき存在であり、暦が定期的に血を吸わせないと消滅する。夜間はやや力が増す。吸血鬼だった頃の能力、エナジードレインブレードは健在らしい。 暦によれば高慢横柄だったらしいが現在は無口になっており、周囲にいつも恨めしく睨んでいる。ミスタードーナツドーナツが好きらしい。目当てのドーナツをメメに取られたりすると拗ねる。 キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード 忍がまだ吸血鬼であった頃の名。500年の時を生きる最強クラスの怪異で、自称「鉄血にして熱血にして冷血の吸血鬼」。 「怪異殺し」の異名を持ち、その力は吸血鬼の中でも抜きんでて強力だった。 こよみヴァンプ において暦と出逢い、幾つかの葛藤と戦闘の末に弱体化し、「忍野忍」の状態になる。 一人称が「儂」の、年寄り染みた口調で話す。高慢かつ横柄な性格だったが、意外と寂しがりやな所がある。 阿良々木暦を含めて二人しか眷属を作っていない。また、彼女の「怪異殺し」という異名は彼女の一人目の眷属が作り、彼女がレプリカを所持している大太刀「心渡(こころわたり)」の字である。 阿良々木火憐(あららぎ かれん)・月火(つきひ) 暦の2人の妹。「栂の木二中ファイヤーシスターズ」という通り名を持つ。火憐が姉で月火が妹。 5W1H、いつもいつでもいついつでもそばにいるほど仲がいい。母親にべったりらしい。暦を朝はいつもたたき起こしている。小学生のころは別々に行動することも多く、火憐はアウトドア派、月火はインドア派だったようだ。月火は撫子と友人で、ららちゃんと呼ばれていた。栂の木二中は私立で、暦が卒業し、撫子の在学している中学ではない。なお、名前の由来は「暦」に関連して、「"カレン"ダー」と「"月日"」からだと思われる。 戦場ヶ原の父 ひたぎの父親。外資系の企業に勤めている。寡黙。俳優のようにやけにかっこいい、ナイスミドルという言葉がふさわしい外見と声を持つ。本人曰く、絵に描いたような仕事人間。しかしちゃっかりと親父ギャグを披露したりした。

化物語の作品

すべて講談社BOXより刊行。

化物語(上) (2006年11月1日、ISBN 4-06-283602-5)

ひたぎクラブ

まよいマイマイ

するがモンキー

以上3作品は、雑誌 メフィスト にて掲載された作品に加筆・訂正を加えたものである。

化物語(下) (2006年12月1日、ISBN 4-06-283607-6)

なでこスネイク

つばさキャット

すべて書き下ろし。

傷物語 (2008年5月7日、ISBN 4-06-283663-7)

こよみヴァンプ

2008年2月刊行 パンドラ に掲載されたものに、一部加筆を加えたもの。

◇出典: フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)『化物語』より
取得日:2008-08-09

化物語の関連サイト

化物語 関連サイトをもっと見る

↑ページの上にもどる