株式会社文藝春秋(かぶしきがいしゃぶんげいしゅんじゅう)は、日本の出版社。
文藝春秋の概要
1923年1月、文藝春秋社として菊池寛が創業した。
1946年3月、「戦争協力」のため解散したが、社員有志により同年6月、株式会社文藝春秋新社が設立される。
1966年3月、現在の社名に改められる。
芥川賞をはじめ、多くの文芸賞を手がけている。
社員の初任給は258,000円(月収)と業界内でも高い給与水準を誇る。なお1968年まで組合は存在しておらず、それまでは社員会であった。 芥川賞や直木賞などの文芸賞は出版界でも伝統と権威ある賞であるが、最近の受賞作品選考には話題作りが見え隠れし、受賞作家が継続してヒットを出しているとは言い難い所がある。
出版業界内においての評判は「プライドだけは高いお坊ちゃん・お嬢ちゃん集団」と言われる。
屋台骨を支えるNumberの部数低迷など、出版界全体を覆う市場の縮小傾向から、社内では紀尾井町本社屋の家賃収入が会社を支えていると冗談めいて言われるが、経費は潤沢である。各作家のエッセイ等では銀座の高級店や料亭で、高額の食事を文春編集者にごちそうになるエピソードが紹介される。 本館が文藝春秋本社であり、新館と西館がテナントビルである。新館はプランテック、日本文藝家協会、シティリビング、三井物産マーケティングなど十社程度が入居、西館は地下1階に文春ホール、1階にグランドプリンスホテル赤坂運営の「ラウンジ春秋館」、6階に談話室・執筆室のほかは日本民間放送連盟が入居している。
現在の代表取締役社長は上野徹であり、北海道大学出身である。
所在地 東京都千代田区紀尾井町3番23号
組織 社長室、総務、管理、情報事業、経理、編集委員室、月刊文藝春秋、第一編集、第二編集、ナンバー、第三編集、文藝編集、文藝振興事業、出版総務、文庫、新書、第一出版、第二出版、資材製作、営業、宣伝、広告、企画出版
資本金 1億4,400万円
社員数 372名(2006年1月1日現在)
文藝春秋の刊行物
文庫
文春文庫
文春文庫PLUS
新書
文春新書
ビデオ(VHS)、DVD
熱闘!日本シリーズ
日本の論点
文藝春秋の雑誌
週刊
週刊文春
隔週刊
Sports Graphic Number
月刊
本の話
CREA
TITLE
文藝春秋
諸君!
オール讀物
文学界
隔月
別冊文藝春秋
かつて発行していた雑誌
マルコポーロ
サンタクロース
ノーサイド
カピタン
Emma
漫画読本
コミックビンゴ
文藝春秋の文春と表現の自由
文藝春秋では 週刊文春 などを代表に、表現の自由と人権、歴史事実等とがぶつかる事例が数多く見受けられる。
一番代表的なのは1995年のマルコ・ポーロ事件であるが、この時は全誌への広告出稿停止の事態を招いて会社存亡の危機を招いた。
2004年、田中真紀子衆院議員の長女のプライバシーを暴露する記事を掲載、それに対し訴えを受けた東京地裁は出版禁止の仮処分を命じた。出版の自由への国家権力の干渉という論点もあり世間に波紋を投げかけたが、東京高裁において差し止め命令は取り消され、長女側が特別抗告を断念したことにより判決が確定した。
また、2006年6月22日号においてある離婚カウンセラーのビジネスが違法性を問われかねないものであるという内容の記事を掲載。この記事を引用した投稿を受け、アップロードしたウェブサイト論談に対して自社に対する著作権の侵害と、当該離婚カウンセラーへの名誉毀損を理由として知財法務部名義で削除依頼を提出した。
しかしながら裁判になっても構わないという報道姿勢は、深刻な人権侵害を招くこともある。 聖嶽洞穴発掘調査捏造疑惑報道では当事者による抗議の自殺を招いた上に名誉毀損訴訟で敗訴、渡辺恒雄読売新聞主筆、谷垣禎一前財務相などの報道でも、いずれも名誉毀損による敗訴と賠償金の支払いが確定するなど、結果として出版ジャーナリズムの信憑性を低下させる事態を招いている。これは社員編集者や記者ではなく、フリーでネタを持ち込むライターに記事を依存しているという、テレビと似た構造的な問題もある。
文藝春秋の関係者
池島信平
田中健五
半藤一利
花田紀凱 - 元編集長
勝谷誠彦
立花隆
桐島洋子 - 元編集者
中川一徳
文藝春秋の参考文献
塩澤実信「文藝春秋-菊池寛の志に生きる」、同 出版社大全 、論創社、ISBN 4-8460-0543-7
文藝春秋 文藝春秋七十年史-本篇 、文藝春秋、1991年12月。ISBN 4-16-999000-5
文藝春秋 文藝春秋七十年史-資料篇 、文藝春秋、1994年12月。ISBN 4-16-999001-3
◇出典: フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)『文藝春秋』より取得日:2008-11-28
文藝春秋の関連サイト
- 文藝春秋ホームページ
文藝春秋の全雑誌最新号の目次、新刊書籍の紹介、芥川賞・直木賞の最新情報、会社案内など。 - 文藝春秋|雑誌|文藝春秋|081201
最新号の目次、バックナンバー。 - 文藝春秋 - Wikipedia
文藝春秋では『週刊文春』などを代表に、表現の自由と人権、歴史事実等とがぶつかる事例が数多く見受けられる。 - 文藝書房
- CREA WEB|クレア ウェブ(文藝春秋)
最新号案内、生活、美容、旅行等の特集。 - 文藝春秋 -雑誌のネット書店 Fujisan.co.jp
文藝春秋(文藝春秋.)の雑誌と定期購読の紹介 - 文藝春秋の電子書籍「文春ウェブ文庫」
電子化された文春文庫のダウンロード。 - 文藝春秋 (雑誌) - Wikipedia
敗戦後、菊池寛が戦争犯罪の責任を問われたため一時廃刊の危機にあうが、鷲尾洋三が編集長となり文藝春秋新社を興して再スタート。 - 文藝春秋. -雑誌のFujisan.co.jp
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