智弁和歌山

智辯学園和歌山小学校・中学校・高等学校(ちべんがくえんわかやましょうがっこう・ちゅうがっこう・こうとうがっこうChiben Gakuen Wakayama Elementary/Junior/Senior High School)は、和歌山県和歌山市にある、私立の小中高一貫校である。

奈良県にある智辯学園中学校・高等学校、智辯学園奈良カレッジ小学部・中学部・高等部とは兄弟校。

また、韓国、オーストラリアアメリカ合衆国の学校と交換留学も行っている。中高共に学校長は藤田清司、理事長は藤田照清

智弁和歌山の概要

和歌山県内では進学校として知られており、全国的に視ても、有数の偏差値レベルを誇る。東大・京大や、国公立大学医学部医学科、そして防衛大学校や防衛医科大学校の合格者数は、和歌山県下ではトップである。大手進学塾の能開センターには、智辯模試とよばれる模擬試験があり、毎年、智辯学園和歌山小・中・高等学校の校舎を借り切って実施している。

小学校からの12年一貫教育、中学校からの6年一貫教育のほかに、高校からの編入コースINC国際コース)及びスポーツコースがある。学力によって、文系・理系ともに能力別クラス編成を実施している。但し、2008年度より、INCコース生徒募集を停止。

中学校では運動部文化部それぞれが行われているが、高校では硬式野球部以外の運動部は無い(少林寺拳法部文化系扱い)。高校で唯一の運動系部活動である硬式野球部は部員全員がスポーツコースに在籍している。

アメリカ合衆国にあるトマス・ジェファーソン高校とは、学生交換プログラムを実施しており、オーストラリアメルボルン)のセント・レナーズカレッジ及び、韓国の漢陽工業高校とは、姉妹校関係にある。

和歌山県誘致政策により開校したため、他の私学に比べて授業料の面で優遇されている。授業料の高さは全国中、下から2位であるようだ。

智弁和歌山の沿革

1978年4月 - 智辯学園和歌山中学校・高等学校が開校

2002年4月 - 智辯学園和歌山小学校が開校

智弁和歌山の硬式野球部

第88回全国高等学校選手権大会2回戦 金沢高校戦でのアルプスの応援

硬式野球部は高校野球の強豪として知られている。1979年創部。監督は高嶋仁。創部2年目から27年間務めており、春夏通じて優勝3回、準優勝3回を経験している。また、選手権大会には過去16回出場しているが、和歌山大会決勝戦ではいまだに負けたことがなく、決勝戦では16連勝中である。また劣勢な試合にも強く、絶望と思われた状況から逆転したケースも数多く存在する。

一方で、2000年に全国制覇を果たすが、翌2001年の和歌山県大会では初戦で敗れている。これは和歌山県大会が全国的にもレベルが高く(だが、強豪が多い県大会を勝ち進むことは甲子園での対戦においても非常にプラスとなっている)、かつ、例年智弁和歌山は勝ち進む過程で徐々に勢いづく傾向があるためもあろう。

高嶋監督の意向で1学年10名までしか取らない。そのため、最大30名しか部員がいない。また、和歌山県外の出身者は1学年1?2名に制限されている。県外選手の制限の理由は、和歌山県代表である以上は地域の理解が必要であることなどが挙げられている。部員が少数であることなどの理由の詳細は、 高嶋仁#少数精鋭の理由 を参照のこと。

高校野球では原則として新字体を用いることになっていることから「智弁和歌山」と表記される。また、甲子園スコアボードには「和智弁」と表示される。しかし紀三井寺球場では「智辯学園」と、テレビ和歌山では「智辯」表示される。

「強打の智弁和歌山」と呼ばれ、本塁打や得点などの打撃関係で様々な記録を更新している。特に2000年は、要所要所で送りバントを用いつつも、“高校野球史上最強打線”と呼ばれるほどであった。

毎年6月になると、練習は毎晩9時ごろまで行われ、選手には100メートルダッシュ100本、腹筋背筋1000回というノルマが課せられている。疲労がピークを迎えた7月の地方予選では、選手の体調が万全ではないため、彼ら本来の力を出し切れずにいるが、選手権大会では疲労が抜けているため、彼ら本来の力を発揮することができる。これは智弁が甲子園で勝ち進んでいける要因のひとつでもある。

2002年の夏の大会では、兄弟校である奈良五条の智弁学園と3回戦で春夏通じて初めての対戦となり、同じユニフォーム同士(肩の校章と県名の部分は除く)の対決ということなどで話題となった。また、甲子園スコアボードには、「和智弁智弁」と表示された。なお智弁対決は1995年の秋季近畿大会で一度実現しており、この時は5-0で智弁和歌山が勝利している。


智弁和歌山の高校野球戦績

1994年 - 春 選抜高等学校野球大会で初優勝

1996年 - 春 選抜大会準優勝

1997年 - 夏 全国高等学校野球選手権大会で優勝

1999年 - 国民体育大会高等学校硬式野球で優勝

2000年 - 選抜大会準優勝選手権大会で優勝

2002年 - 夏 選手権大会準優勝

智弁和歌山の野球部応援

智弁和歌山ブラスバンドが演奏し、応援団チアガール、そして全校生徒が応援するときの曲として、以下の10曲が高校野球ファンの間では知られているところである。

ファンファーレ(ヒットを打った直後に流れる、智弁和歌山オリジナル曲)

アフリカンシンフォニー

ジョックロック

エルクンバンチェロ

スパニッシュ・フィーバー

コパカバーナ

ロシアンカウボーイ

ザ・レッドブレイズ

サンバ・デ・ジャネイロ

LA LA LA

火の鳥(野球部部長の自作曲)

智弁和歌山の主な出身者

西宏章 - 工学者、慶應義塾大学理工学部准教授

谷本龍哉 - 自由民主党の衆議院議員、和歌山1区選出

RIKIYA - 俳優・モデル

沖田総平 - アナウンサー、高知さんさんテレビ

武内晋一 - プロ野球選手東京ヤクルトスワローズ

喜多隆志 - 元プロ野球選手千葉ロッテマリーンズ

中谷仁 - プロ野球選手東北楽天ゴールデンイーグルス

高塚信幸 - 元プロ野球選手大阪近鉄バファローズ

橋本良平 - プロ野球選手阪神タイガース

宮崎充登 - プロ野球選手広島東洋カープ

嶋田好高 - 野球選手愛媛マンダリンパイレーツ

智弁和歌山の兄弟校

智辯学園中学校・高等学校

智辯学園奈良カレッジ小学部・中学部・高等部

智弁和歌山の所在地

〒640-0392 和歌山県和歌山市冬野2066-1

智弁和歌山のアクセス

JR紀勢本線黒江駅下車

◇出典: フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)『智弁和歌山』より
取得日:2008-08-18

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