最上稲荷

大鳥居

最上稲荷(さいじょういなり)は、岡山県岡山市にある最上稲荷教の寺である。正式名称は、最上稲荷教総本山妙教寺。所在地が岡山市高松地区であることから高松稲荷(たかまついなり)と称されることもある。

なお、寺院としての最上稲荷は歴史があるが、宗教法人としての最上稲荷教は新宗教に分類される。

最上稲荷の縁起・概要

岡山県内で唯一、明治初年の廃仏毀釈の被害を逃れた所といわれ、日蓮宗系「神仏習合」の祭祀形態を現在も残す。

寺伝によれば、報恩大師天平勝宝4年(752年)に孝謙天皇病気平癒の勅命を受けて、吉備山中八丈岩で修法し、最上位経王大菩薩を感得、天皇は全快したことに始まる。

また後に桓武天皇病気平癒祈願の功徳により、寺院建立寄進申し出があった。これにより大師が霊地を求めていたある日、最上位経王大菩薩より「備中国龍王山麓に堂宇を定むるべし」との宣告があり、このことを天皇に進言。天皇はその祈願所としてさっそく龍王山神宮寺寄進創建した。これが現在の妙教寺である。

その後、羽柴秀吉中国進攻の際に戦火により焼亡するも、江戸時代初期の慶長6年(1601年)この地を治めた旗本の花房職之関東地方より日円聖人を招聘し、「稲荷山妙教寺」として再興した。このときに天台宗から日蓮宗へ改宗した。

寛保元年(1741年)に建立された旧本殿霊応殿)の最奥部は岡山市重要文化財に指定されている。現在の本殿(霊光殿)は昭和54年 (1979年) に建造された。明治14年(1881年)に建立された根本大堂老朽化の為、平成18年(2006年)に移転、修復された。

なお、昭和26年の宗教法人法の施行に伴い、信徒や有識者の勧めにより、妙教寺の第23世の稲荷日宣の代にして昭和29年7月に、宗教法人・最上稲荷教として日蓮宗から独立、包括法人を組織した。日本三大稲荷の一つとして数えられ民衆の崇敬を集めていて、初詣シーズンには毎年岡山県下最大の参拝客(約60万人)で賑わう。

最上稲荷の周辺施設

稲荷山健康センター

備中高松駅

大鳥居画像参照

高松稲荷交差点(国道180号と岡山県道241号長野高松線の交点)近くの最上稲荷への参道に昭和47年(1972年)に建立され、高さ27.5m、柱の直径4.6m、総重量2800トンで、全国でも屈指の規模を誇る。

最上稲荷の所在地

岡山県岡山市高松稲荷712

最上稲荷の交通アクセス

JR吉備線備中高松駅下車、約2km。徒歩30分。タクシーで5分。

JR岡山駅より中鉄バス稲荷山線に乗車、約40分。終点の稲荷山で下車。なお、この路線は正月三が日のあいだは運休となり、代わりにJR吉備線備中高松駅稲荷山のあいだで臨時便がピストン運行される。

岡山自動車道岡山総社ICより国道180号を岡山方面へ約5km、車で10分。大型駐車場有り(有料)。なお、初詣シーズン周辺道路が非常に渋滞するので、車で現地に向かう際には、毎年年末に岡山県警ウェブで予告される交通規制に従って、迂回することが望ましい。

◇出典: フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)『最上稲荷』より
取得日:2009-01-05

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