浦和学院

浦和学院高等学校(うらわがくいんこうとうがっこう)は、学校法人明星学園が運営し、埼玉県さいたま市緑区に立地する共学の普通科私立高校。略称は「浦学(うらがく)」。

浦和明の星女子中学校・高等学校などを運営する学校法人明の星学園、明星大学など複数の教育機関を運営する府中市・日野市の学校法人明星学苑や、三鷹市の学校法人明星学園などとは無関係である。

浦和学院の概要

学校創立は比較的新しいが、卒業生は2万人を超えている。生徒数は2242人(2007年現在)と県内私立高では最も多く、県立伊奈学園総合高校と並ぶ県内屈指マンモス校として知られている。野球の強豪校として全国的に知名度が高いが、近年は大学進学や語学教育にも重点を置いている。

建学の精神に孔子の理想的人格像「吾道一貫」を掲げそれに基づいた「克己、仁愛、共生」を校訓とした教育を行っている。

併設校に明星幼稚園、浦和学院専門学校があるが、さいたま市内の私立高では珍しく中学校が併設されていない。

また、毎年約4000人(ピーク時は約8000人)が受験する県内一の人気校で、募集定員も800人と県内最多である。入学者数はピーク時には1000人を超えた時期もあったが、近年は少子化の影響か減少傾向。しかし、2007年は約945人、2008年も定員を上回る954人が入学し、依然人気校である。

浦和学院の沿革

1978年 - 現在地に浦和学院高等学校開校

1996年 - 類型別コース導入

2000年 - II類の2年次選択クラスに「保健医療クラス」新設

2002年 - I類に「特別選抜コース」新設

2003年 - I類に「理数コース」新設

2005年 - I類に「グローバルリーダーズコース」新設

浦和学院の学校生活

制服・服装

男女ともに金ボタンダブルブレザーで少し紫がかった紺色になっている。男子は緑色と黒のストライプネクタイ、女子は赤色のリボン。下は男子がグレーパンツ、女子が冬用は赤と紺、夏用は紺と白を中心としたチェック柄のスカート。特に女子の制服は雑誌のランキングで全国1位に選ばれるほどの人気である。対照的に男子の制服は不評である。

ブレザーの襟元にアルファベットクラス)が書かれた丸い形のクラス章をつける。学年ごとに赤・青・黄色に色分けされている。

行事

生徒数が多いため、入学式や卒業式はさいたま市文化センターで行われる。また、体育祭上尾運動公園陸上競技場で行われる。

3年次の3月に体育館で行われる「卒業記念講演会」は毎年著名人が来校する。過去の講演者は、鈴木大地長田百合子など。2008年は竹原慎二が講演した。

校則

服装頭髪検査あり。茶髪、パーマルーズソックス等は禁止されている。

スクールバス申込制で、自転車との併用は不可。利用者は号車などが書かれたカードを乗車時に運転手に提示する。登校時のみ乗車するバスの号車と出発時刻が指定されており、普段より早く登校しなければならない場合や電車の遅延などがない限りは指定された号車に乗らなければならない。申込時にバスの時刻は指定できず、居住地や最寄駅からのルート・所要時間によって振り分けられてしまうので早い時間帯のバスになってしまう場合もある。

施設・設備

グラウンドは広大で比較的充実している。広さはさほどないが雨天練習場ゴルフ練習場もある。

校舎や施設の外壁の塗り替えなどを行っているが、大規模な新校舎建設などは現在ない。

体育館には1学年分しか収容できないため、全校集会は第1グラウンドで行われる。

環境

学校の近くには埼玉スタジアム2002や首都圏最大の田園「見沼田んぼ」がある。

浦和学院の設置コース

I類特別進学

グローバルリーダーズコース…3ヶ月か1年間のカナダ留学を行う。英語のプロを養成

特別選抜コース国公立早慶上智レベル文系学部を目指す。特別講座必修

理数コース国公立・難関私大理数系学部を目指す

特別進学コース国公立難関私大を目指す。2年次から文系・理系に分かれる

II類総合進学

文理選抜コースMARCHレベルを目指す。2年次から文系・理系に分かれる

文理進学コース…日東駒専レベルを目指す。2年次から文系・理系・保健医療に分かれる

一般進学コース…一般私大文系学部を目指す。

III類専門進学

情報選抜コース…週4?6時間の情報系授業があり、資格取得も可能

情報コース…同上

美術コース…週6?8時間デザインや絵画を学ぶ

いずれも普通科類型・コース制を導入している。クラスはA組、B組、C組...といったようにアルファベットで分けられている。過去には生徒数が多すぎてA?Z組では足りない時代もあり、そのときは1組、2組も使用していた。 かつてはIII類情報、IV類美術、V類建築コース(いずれも普通科)に分かれていたが、美術コースは情報コースとともにIII類専門進学へ再編された。V類建築コースは廃止されている。

浦和学院のクラブ活動

部活動は非常に活発で、野球部男女テニス部、男子ハンドボール部、パワーリフティング部などが強く全国大会の常連である。

野球部は春夏ともに全国ベスト4の実績があり、甲子園出場回数は15回(夏9回、春6回)と春夏ともに県内最多を誇る。また、プロ野球選手多数輩出しており、出身高校別の現役プロ野球選手輩出数は全国3位に入っている(2006年現在)。

男子ハンドボール部や硬式テニス部は全国大会数十回出場経験があり、こちらも全国屈指の強豪である。県内では数少ないアメリカンフットボール部やゴルフ部、馬術部もある。

文化部では吹奏楽部が盛ん。マーチング全国大会に出場している。

I類の生徒は授業や特別講座の影響で入部できない部活動もある(特に運動部)。

主な実績

硬式野球部全国ベスト4(86年夏・92年春)、全国ベスト8(98年春・02年春)

硬式テニス部(女子):全国大会個人戦優勝・団体戦準優勝、07年全国高校選抜ベスト8

硬式テニス部(男子):全国大会個人戦優勝・団体戦ベスト4、07年全国高校選抜ベスト8

男子ハンドボール部:全国高校選抜優勝(91年)・3位(04年)、インターハイ準優勝(91年・96年)・3位(03年・06年)

サッカー部:インターハイ出場2回

馬術部全国大会ベスト8(3回)

アメリカンフットボール部:全国大会出場(3回)

パワーリフティング部:世界大会個人準優勝(男子)、全国大会個人・団体優勝(男女)

レスリング部:全国大会(2回)

吹奏楽部:全日本マーチングコンテスト銀賞、2003年西関東吹奏楽コンクール金賞

漫画研究部:第2回(1993年)まんが甲子園準優勝

浦和学院の主な行事・カリキュラム

生徒に授業アンケートを実施し、生徒の声を生かした質の高い授業になるよう工夫している。

また、メディアリテラシーMESE企業戦略シミュレーションソフト)を正課授業に取り入れて、意思決定能力プレゼンテーション能力を身に付ける。

ベルリッツエクステンション講座

世界最大の語学学校の「ベルリッツ」と提携し、週2日間徹底的な実用英語講座エクステンション講座」を実施している。特別選抜コースは必修である。

カルガリー夏季語学研修(CSS)

1年次の夏休みにカナダカルガリーで18日間のホームステイを行う。特別選抜コースは原則全員参加である。

ブリティッシュヒルズ・イングリッシュキャンプ

福島県にある中世の英国様式を忠実に再現した空間で英語圏スタッフが対応。語学研修から体験型カルチャースクールまで、日本にいながら英国留学を体験できる。

オーストラリア修学旅行

II・III類は2月にメルボルンファームステイ、I類は11月にブリスベンで現地私立学校に通いスクールバディイングリッシュレッスンアクティビティを体験しながらホームステイも実施する。シドニーへも立ち寄り班別自主研修で観光をしながら、楽しく英語を身につける。

浦和学院の主な進路先

卒業生の約70%が大学、約10%が短期大学に現役進学する。専門学校も含めた現役進学者は約90%で浪人はわずかである。国公立大学や難関私立大学(慶應・早稲田・上智・立教・法政など)への現役合格者が増え始めているのも特徴である。

特に国公立大学は2005年から3年連続で2ケタの合格者を出すなど急増しており、現役で東工大東京外大千葉大や浪人ながら東北大へも合格者を出している。2005年度は国公立大学に26名の現役合格者を出した。「進学の浦学」を掲げてから徐々に成果が現れ始めている。

浦和学院の交通

最寄り駅は東川口駅だが、2001年の埼玉高速鉄道開通浦和美園駅の方が学校に近くなった。

東川口駅からはスクールバスも出ている。2007年度の9月からは浦和美園駅からもスクールバスが出るようになった。普段は学校関係者以外の利用は出来ないが、文化祭や学校説明会、入学試験などでは臨時運行される。

JR武蔵野線埼玉高速鉄道東川口駅北口から国際興業バス2番乗り場「さいたま東営業所」行きに乗車、「浦和学院高校入口」下車。

JR線/東武野田線ニューシャトル・大宮駅東口から高島屋向い側の国際興業バス7番乗り場「浦和学院高校」行きに乗車、終点下車。または「浦和美園駅」行きに乗車、「浦和学院高校入口」下車。

埼玉高速鉄道浦和美園駅前国際興業バス2番乗り場「大宮駅東口」行きに乗車、「浦和学院高校入口」下車。または「さいたま東営業所」行きに乗車、「浦和学院高校入口」下車。

浦和学院の主な出身者

赤坂和幸 -プロ野球選手・中日ドラゴンズ

石井義人 - プロ野球選手横浜ベイスターズ?埼玉西武ライオンズ

今成亮太 - プロ野球選手・北海道日本ハムファイターズ

大竹寛 - プロ野球選手広島東洋カープ

小川将俊 - プロ野球選手・中日ドラゴンズ

木塚敦志 - プロ野球選手横浜ベイスターズ

久保田智 - 元プロ野球選手東京ヤクルトスワローズ

田中充 - プロ野球選手千葉ロッテマリーンズ?東京ヤクルトスワローズ

坂元弥太郎 - プロ野球選手東京ヤクルトスワローズ?北海道日本ハムファイターズ

清水隆行 - プロ野球選手・読売ジャイアンツ

鈴木健 - 元プロ野球選手西武ライオンズ?東京ヤクルトスワローズ

須永英輝 - プロ野球選手・北海道日本ハムファイターズ

鷹野史寿 - プロ野球選手大阪近鉄バファローズ?東北楽天ゴールデンイーグルス

三浦貴 - プロ野球選手・読売ジャイアンツ?埼玉西武ライオンズ

古市隼人 - 野球選手独立リーグ)・新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ

黒須隆 - 元日産自動車硬式野球部・アトランタ五輪日本代表

谷口英規 - 上武大学硬式野球部監督

梅山修 - 新潟市議会議員・元プロサッカー選手

榎本達也 - プロサッカー選手・横浜F・マリノス?ヴィッセル神戸

加藤竜二 - 元プロサッカー選手・現ロアッソ熊本選手兼GKコーチ

岡村政幸 - 元プロサッカー選手佐川急便滋賀FC所属

垣田健 - 元プロサッカー選手

佐藤博康 - プロテニス選手

重松直樹 - 元フィギュアスケート選手

富澤優一 - アメフト選手・オンワードスカイラークス・2007年IFAFワールドカップ日本代表

山口慎 - アメフト選手富士通フロンティアーズ

甲斐信二 - アメフト選手富士通フロンティアーズ

新井洋平 - アメフト選手鹿島ディアーズ

鹿島弘道 - アメフト選手鹿島ディアーズ

原翔一郎 - アメフト選手東京ガスクリエイターズ

豊田賢治 - ハンドボール選手大崎OSOL所属)・北京五輪アジア予選日本代表

前田誠一 - ハンドボール選手大崎OSOL所属)

畑野ひろ子 - ファッションモデル・タレント

本木雅弘 - 俳優・タレント

浦和学院の併設校

浦和学院専門学校(さいたま市桜区

明星幼稚園(蕨市)

◇出典: フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)『浦和学院』より
取得日:2008-08-09

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