神のみぞ知るセカイ

神のみぞ知るセカイ (かみのみぞしるセカイThe World God Only Knows)は若木民喜による日本のラブコメディ漫画作品。 週刊少年サンデー (小学館)2008年19号より連載中。話数のカウントは「FLAG●」。愛称は「神のみ」。

神のみぞ知るセカイの概要

本作は 週刊少年サンデー 2007年32号に掲載された読み切り作品 恋して!? 神様!! が原型となっており、一部の設定を変更した後に連載化されたものである。


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


神のみぞ知るセカイのあらすじ

舞島学園高校に通う桂木桂馬恋愛シミュレーションゲーム、いわゆる「ギャルゲ」が好きな高校生。その腕前から「落とし神」と称されている彼は、ギャルゲの登場人物である2Dの女をこよなく愛していた。

そんなある日、彼の目の前で空から1人の少女が舞い降りる。その少女の名はエルシィ。地獄からはるばるやってきたという彼女は、桂馬に「駆け魂」の捕獲を依頼する。その方法は、取り付かれた人間の心のスキマを埋めること。そして、心のスキマを埋める方法はターゲットを恋に落とし、キスをすること。

こうして、桂馬の3D女性攻略が始まった。

神のみぞ知るセカイの登場人物

神のみぞ知るセカイの主人公

桂木 桂馬(かつらぎ けいま) ギャルゲを極めし神ゲーマーの高校生。ゲーマーの行き交うネット上ではまさしく神の如く崇められており「落とし神」の異名を持つ。これまでに総勢10000人ものヒロインを攻略しており、プレイしたソフトの数も5000近く存在する。 ギャルゲに登場する二次元の女性をこよなく愛しているのに対して、現実世界の女性とは手をつないだことすらなく、「理不尽な奴ら」と呼び毛嫌いしている。授業中も授業をそっちのけ(成績は体育実技以外優秀で、全科目100点を取っている)でギャルゲに没頭しており、同級生からは「オタメガネ」「オタメガ」のあだ名で呼ばれている。 「落とし神」の噂を聞きつけたドクロウから送られてきたメールに返信したことで悪魔と契約してしまい、人の心のスキマに入り込む悪人の霊魂「駆け魂」を捕獲するための「協力者」になってしまった。ギャルゲで培った知識を生かし現実の女性を攻略、つまるところ恋に落とすべく担当の駆け魂隊のエルシィとともに奮闘している。 愛用ゲーム機はPFPで、インターネットメールにも使用している。これは常に手元に置き、自分の命よりも大切にしているが、今までにエルシィによって2度水洗いされる、かのんにスタンガンセーブデータを飛ばされるなどの憂き目に合っている。 当然、ゲームに対しては無駄に能力が高く「落とし神モード」に入ると6本のゲームを同時プレイ全部ADVなら12コまでOK)し、3時間で各ゲームオールストーリー・オールグラフィックコンプリート完全攻略)できる。また、その時には6つのコンシュマーゲーム機およびパソコンキーボードを同時に操るその最速の反応から、腕が6本に見える。また、1時間のモード発動は、使用者の寿命を3年間も縮める(ような気がするほど疲れる)。 早いところ駆け魂狩りから解放されて、ギャルゲー三昧な元の日常に回帰したい不平をたびたびエルシィにぶつけているが、時折見せる懸命な表情や、駆け魂から解放され成長した少女達へ向けられる視線や言葉からは、義務感や優しさ垣間見られる。また攻略後の言動からは、多少の未練程度は残ってしまっているようである。 女性を攻略するためなら歯の浮くような台詞も平気で言い放つが、触られるのは苦手らしく、手を繋いだだけで赤面する。 エルシィ 本名「エリュシア・デ・ルート・イーマ」。地獄の冥界法治省極東支局の「駆け魂隊」の1人である悪魔。駆け魂隊になる前は300年ほど地獄の掃除係をしていた。亡霊対策室長ドクロウの命令で人間界へとやってきた。髑髏の髪留めをつけている。なお、この髪留めは駆け魂隊の隊員が常備している「駆け魂探知機」でもある。 天然で泣き虫な性格で、駆け魂隊になってから日も浅いために桂馬のことを現実世界の女性を難なく落とすことのできる「落とし神」だと勘違いしてしまい、駆け魂討伐に巻き込んでしまった。 桂馬との行動が容易になるようにドクロウに計らって貰ったことで桂馬の父親の隠し子ということとなり、桂馬と同居している。 常に持ち歩いているホウキは298年もの付き合いであり、300年掃除係をしていただけあって掃除がとても得意。また自らは「料理も得意」と語るが、作る料理は「地獄の材料」を使用した「地獄の料理」であるため、人間には不向きである。結局、桂馬からはそうした長所を認めてもらえずにいて「私から料理と掃除を取ったら何が残るの?」と悲痛な嘆きを上げる事になる。 身に纏っている羽衣を変形させることによって色々なものを作ることが可能。 テレビアイドルを好きになると自分もそのアイドルの真似をして頭にリボンを付けるなど、ミーハーな一面を覗かせることも多い。また、栞編以降では消防車が大好きになる。

神のみぞ知るセカイの攻略相手

高原 歩美(たかはら あゆみ) 舞島学園高校2年B組に在籍する女子高生。桂馬の現実世界の1人目の攻略相手で、クラスメイトでもある。 明るく活発な女の子で陸上部に所属しており、種目はハードル走。本気で走る際には競技前に髪をくくる。 青山 美生(あおやま みお) 舞島学園高校2年A組に在籍する女子高生。桂馬の現実世界の2人目の攻略相手。 「青山中央産業」の社長令嬢として知られており、桂馬たち他の生徒のことを「庶民」と呼んでいる。 社長令嬢として振舞ってはいるが、1年前に父親が死んだことで会社も他人の手に渡ったため、現在は貧乏な生活を送っている。社長令嬢として振舞っているのは、死んだ父を忘れないように父の教えである「社長の娘としての誇りを忘れない」ことを守り続けているためである。 桂馬曰く「猫目、明るい髪色のツインテール、おでこが出ている、背が低いなど典型的なツンデレキャラ」。 中川 かのん(なかがわ かのん) 舞島学園高校2年B組に在籍する女子高生で、現役の新人アイドル。桂馬の現実世界の3人目の攻略相手アイドルの仕事が多忙で数ヶ月に1回しか登校できないが、その時は大勢の生徒がカメラなどを用意して待っていることからかなりの人気が伺える。 アイドルとしての活動時では使用していないが、実は眼鏡の愛用者。学校やプライベートでは眼鏡を使用。作品中では強調されていないが、ハッキリ言えばメガネっ娘である。 デビューは3人アイドルユニットCitron」の端メンバーとして。メガネを取った事で容姿の魅力がハッキリして真ん中になり、髪を切った事で魅力が倍増してソロとなっている。 昔は外見も性格も地味で目立たず、周囲から忘れられていたことがトラウマになっている。そのため、普段の明るい表情や性格とは裏腹に非常にネガティブな思考の持ち主で些細なことですぐに落ち込み、自分のことを知らないと聞くと情緒不安定になりスタンガンで攻撃してくる。駆け魂の影響により、落ち込むと体が透けていってしまう。 そのような過去から、自分がトップアイドルであり、そうそうは無視されない存在であるという事を自覚できず、常に「無視される事」「他者にとって透明な存在となる事」を恐れている。これこそが彼女の「心のスキマ」である。 かつては目立たなかったため、現在ではトップアイドルとして他者が近寄り難い存在となってしまったため、学校での(また、同年代での)友人は皆無。桂馬がほぼ初めての友人となったため、それまでの孤独からの反動から、画面を「ヨロシクネ」で埋め尽くされたメールを送る、1日に36回もメールするなど、かなり人間関係に関して「イタいヒト」と化す。そのため連載中は読者から「病んでるアイドル」略して「病んドル(やんどる)」と評価されていた。 ペットとして「キタロー」という名の小さい亀を飼っている。 汐宮 栞(しおみや しおり) 舞島学園高校2年C組の図書委員。桂馬の現実世界の4人目の攻略相手図書館を好み、自分で「現実の喧騒から守ってくれる紙の砦」とも言っている。 図書館の本を全て読んだことがあり、エルシィのために消防車が関係している本を図書館から全て取り寄せた。 無口でほとんど話さないが、常に頭の中ではいろいろなことを考えており、それを上手く口にして伝えたいと思っている。しかしなかなか上手くいかず、それが本人の「ココロスキマ」となっている。 春日 楠(かすが くすのき) 舞島学園高校3年A組、古式武術春日流羅新活殺術の伝承者。桂馬の現実世界の5人目の攻略相手。 流派は違うが、女子空手部の主将もやっている。女子空手部は、楠が主将になってから2日で部員が0になったらしい。不良を3人相手にしても全く苦戦しない程強い。口では「軟弱なものが嫌い」と言っているが、春日流の頭首だから強くならなくてはいけないと思い、感情を抑制しているだけ。FLAG19「以心分心」で、猫を抱いているところを桂木に見られ、猫を投げた時に分裂する。その理由は、楠の中の弱い者、軟弱なものに惹かれる気持ちが、形となって現れるからだった。

神のみぞ知るセカイのその他

桂木 麻里(かつらぎ まり) 桂馬の母親。「カフェ・グランパ」という名の喫茶店を経営している。 普段は非常に朗らかな性格であるが一度キレれば豹変し、元暴走族の一面が垣間見える。 夫(桂馬の父親)は職業柄取材で海外へ出張することが多く、ドクロウの入魂のニセ手紙のせいでエルシィを夫の隠し子だと信じきってしまい夫とは離婚する構えを取っている。 飛鳥 空(あすか そら) 後に「伝説のクソゲー」と呼ばれることになるPFPゲーム「くれよん 空の芸術」に登場するキャラクター。 発売が23回も延期され、2枚組み大作と銘打っていたが、実際は2枚目は修正ファイル。3回に2回は起動せず、しかもセーブするとハードが壊れてしまう。他にも選択肢永久ループ文字化けなど、致命的なバグが無数に存在。しかも修正パッチ(有料)でもそれらは回復されず、メーカーも夜逃げしてしまい、攻略は不可能とされた。 しかし桂馬は「悪いのはゲームであって、ヒロインではない」との持論から、選択肢の総当りでなんとか攻略を目指す。 なお、ゲームを扱ったWikiサイトで攻略不可能のクソゲーとして伝説化した一方、後に未確認情報として「1人だけ、このゲームを攻略した者がいる」との伝説が残されている。(その「一人だけ」が桂馬であるかどうかは作内では明確には明かされていない) ドクロウ・スカール 地獄の冥界法治省極東支局亡霊対策室長。髑髏のような顔をしており、エルシィたち駆け魂隊を統率している。 人員不足ゆえに駆け魂の捕獲率も低く、掃除係であったエルシィをも駆け魂隊にするほどである。 ハクア・ド・ロット・ヘルミニウム 地獄の冥界法治省極東支局の「駆け魂隊」の地区長。エルシィの学生時代の同期生で親友。同期で主席を取るほどの天才で、学生時代の成績は常にトップ。学生時代はいつも落ちこぼれのエルシィの面倒を見ていた関係上エルシィにとっては誰よりも尊敬する同期でもある。 天才とは言うが、それはあくまで本人の努力の成果の賜物であり、最終的に自らの努力の成果に自分で追い詰められるという、かなり皮肉な状態と化す。さらに駆け魂隊の一員となってからはこれまで培ってきた学習と現実の現場と(いわゆる理想論と現実)のギャップに苛まれ、人間界に来てからは契約者を見つけることもできず、エルシィと再会するまで一度も駆け魂を捕縛できなかった。常に「人間のココロが解らない」と悩みに苛まれ、いわゆる「学んだことを杓子定規に遵守しようとして失敗する優等生」を地で行く存在と化していた。この事から捕縛途中の駆け魂を逃がしてしまい、それを追っている最中にエルシィと再会する。 元が優等生であり、人の上に立つことを強要された身の上であること(さらにエルシィ元々落ちこぼれであること)から、エルシィや桂馬に対して目の上目線の発言が目立った。 前述の理想と現実のギャップエルシィが成績を上げている現実に対するショックが彼女の心のスキマ顕在化させ、そこを駆け魂につけこまれて操られてしまう。最終的にはエルシィの彼女を思う心から出た、桂馬を真似した言葉が、彼女を駆け魂から開放する。 以上の事情から同時に攻略対象でもあるが、「駆け魂」の関係者のため、此処に記載する。

神のみぞ知るセカイの用語

駆け魂(かけたま) 地獄から抜け出した悪人の霊魂。再び悪事を働くべく、地獄から抜け出し人間界へとやってくる。人の心のスキマが駆け魂の隠れ処としており、心のスキマが埋まってしまうと駆け魂の居場所はなくなる。 本当は、野蛮な時代を終わらせ、清い地獄にするために封じられた、昔の悪魔の魂。力が弱いので、女の子(心のスキマが大きいので)に寄生する。 逃げ込んだ女性の子供に転生するのが目的であるため、基本的に女性の心のスキマにしか逃げ込まない。 「駆け魂隊」はその駆け魂を討伐するための地獄の存在で、駆け魂を捕獲するには心のスキマを埋めることが必要となっている。対象となる女の子を恋に落とすことは心のスキマを埋める方法の1つであり、恋に落とす際には人間界の協力者の手助けが重要なものとなっている。駆け魂は心のスキマが埋まると具現化し、勾留ビンを使うことで捕獲できる。 ちなみに駆け魂はハクア編の段階で残り6万匹もいる(ハクア談)。 攻略 駆け魂の捕獲のために必要な女の子を恋に落すまでの過程を、桂馬はギャルゲと同じように「攻略」と称している。 「攻略」が完了すると攻略相手と目撃者を含めた関係者の記憶は修正される。ただし、完全に消えるかどうかは地獄が管理する因果律によって変わる。 協力者(バディー) 駆け魂を捕まえるために、悪魔と契約した人間のこと。駆け魂討伐には欠かせない存在となっている。 地獄の契約 悪魔と協力者の間で結ばれる契約。この契約をすると契約者に悪魔と同じ首輪が巻かれ、駆け魂を捕獲できず契約を達成できなかったり、許可なく契約を破棄したりすると、契約不履行により首輪が作動し首を?ぎ取ることとなる。また契約は対等であり、協力者が死んだ場合は契約を結んでいる悪魔の首も吹っ飛ぶこととなる。 舞島学園高校(まいじまがくえんこうこう) 桂馬らが通っている高校。校舎が3つ(中等部高等部・中央校舎)、講堂、図書館・シアター体育館の大きく分けて6つの建物からできている。海に面していて、桂馬いわく「田舎」にあるらしい。学食があり、高価。そのため、生徒の中には売店を利用する者も多い。 大学が隣接している(系列校であるかは不明)。 もともとは女子校だった。このため中等部高等部を合わせた男女比男子約200人に対して女子約1000人と女性が多い。

神のみぞ知るセカイの単行本

2008年7月11日発売 ISBN 9784091224300

2008年10月17日発売 ISBN 9784091214973

◇出典: フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)『神のみぞ知るセカイ』より
取得日:2008-12-12

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