絶チル

絶対可憐チルドレン (ぜったいかれんチルドレン)は、椎名高志による日本の漫画作品、及びそれを原作とするテレビ東京系列にて放送されている日本のテレビアニメ作品。

初出は小学館 少年サンデー超増刊 2003年7月増刊号の読切で、一部設定を変え 週刊少年サンデー 2004年第39 - 42号に短期集中連載として掲載された後、同誌2005年第33号から連載されている。話数カウントは「○th sense.」。略称は「絶チル」。

絶チルの概要

世界でトップクラス超能力を持つ3人の少女と、彼女らに翻弄される上司兼教育係で非エスパーの天才科学者である青年が、様々な事件を解決していくコメディアクション

絶チルのあらすじ

21世紀、超能力者(エスパー)増加により、その存在はごく当然となっていた。彼らは、あらゆる分野で活躍し、国際競争の鍵を握る存在だが、高レベルになる程、その数は少なく、国内に存在する最高ランクの超度(レベル)7を誇るエスパーは、内務省特務機関超能力支援研究局・通称:B.A.B.E.L.(バベル)に所属する、チームザ・チルドレン」の明石薫野上葵三宮紫穂の3人だけである。

彼女達は、日本の将来に大きな利益をもたらすと期待される反面、もし普通人(ノーマル)と敵対する事になれば、止める事が出来ない、危険な存在でもあった。そして、近い将来発生すると予知された、 普通人と超能力者の最終戦争 を避ける為に正しい方向へ導かなくてはならない。その任務を与えられたのは、彼女達の現場運用主任・皆本光一。

彼は極めて性格に難のある彼女達に翻弄されつつも、4人で様々な事件を解決していく。


注意:以降の記述で絶対可憐チルドレンに関する核心部分が明かされています。


絶チルの登場人物

詳細は絶対可憐チルドレンの登場人物を参照

絶チルの登場する組織・国家・勢力

絶チルのB.A.B.E.L.

B.A.B.E.L.(バベル)は、内務省特務機関超能力支援研究局BAse of Backing Esp. Laboratoryの略。現場へ出動する場合はエスパーと現場運用主任(ノーマル)とによるチーム制を採っている。大日本帝国陸軍特務超能部隊を前身とし、半世紀前に発足したらしい。また、専用機としてBAe 146などを使用している。原作コミックではノーマル護身用火器としてベレッタM92を採用している。

絶チルのザ・チルドレン

B.A.B.E.L.に所属する、日本で最高の超能力を持つ少女3人のチーム。普段は3人とも六條院小学校に通っているが、機密保持のため周囲にはレベル2と偽っている。作中、彼女らの背中に光る天使の羽根のようなものが確認されることがあるが、実際に確認したのは皆本と澪だけであり、はっきりしたことも判っていない。

彼女らは精神的に実年齢らしい情緒面未成熟さが垣間見えるが、その一方で桁外れの能力を持つ事による「普通の子供に、なりたくてもなれない」という冷めた自己認識がある。作中「普通の人々」に代表されるエスパーへの疑念を受けて、現在の立場への鬱屈がくすぶっているような描写(主に薫)が時々ある。

能力と情緒のアンバランスさ、そして「日本の宝」だとする桐壺局長の甘やかしで、彼女らは周囲が手を焼くほどの我侭ぶりを見せている。特に、皆本に出会う前はその性悪な性格は酷く荒みきっていたが、心を許せる皆本との出会いによりかなり丸くなってきた。

現場運用主任は皆本光一。作中では4人の運用主任が確認されているが、全員重傷を負っている。薫達は何か理由があるようだが、作中では明らかになっていない。また、皆本の前任者はチルドレンによって叩き出されている。チルドレンは皆本に対しては我侭ぶりを見せる反面、慕っている。彼女達は皆本のマンションで生活している。

普段の生活ではESPリミッターにより能力を抑えられているが、任務の際には皆本がリミッターを解除して本来の能力を発揮する。超能力そのものは他を圧倒するほど強いが、応用技術が未熟なため指揮官・皆本による補助が不可欠。また、幼い彼女達には負担が掛かり過ぎるという皆本の判断で能力の応用的利用は教えられていない。

ESPリミッターに搭載されているブースト機能で葵と紫穂の能力を薫に上乗せする事で、さらに強力な能力を使うことができる。ただし、その代償として効果が切れてからしばらくは薫はサイコキノを使うことができない。これまでにESPリミッターに搭載された機能はECCM(超能力者対抗対抗装置)等がある。なお、1年半前チルドレンが付けているESPリミッター超能力を抑制すると同時に電気ショックが流れる首輪型リミッター。皆本が前主任リミッターの強化を依頼されたが、皆本は断っている(そのため、この時の事を見ていた桐壺は皆本のことを気に入っている)。

チルドレンの制服はブレザーミニスカートで、白いシャツの襟元に幅広のリボンを、頭にはベレー帽を、両足には革靴を着用している。ただし、薫だけはベレー帽を被っておらず、革靴の代わりに運動靴を履いている。リボンベレー帽の色は各自異なる。メアリーザ・チルドレンの制服のミニスカは駄目だと言っているが、皆本がザ・チルドレンの主任になってから薫が制服にミニスカを希望し、それが通ったようだ。ちなみにその意図は「葵と紫穂のがチラチラ見えた方がやる気が出る」という彼女のオヤジ趣味から来ている。なお、皆本がチルドレンの3人と初めて出会った時はミニスカの制服ではなく、その上にジャケットのような物を羽織っている。

絶チルのザ・ハウンド

幼馴染である明と初音のチーム特務エスパー採用試験で皆本が指揮し、ザ・チルドレンと対決した。その結果重大な欠点が判明するが、ザ・チルドレンに肩入れしている事がばれた局長が支援する事で合格となった。その後、小鹿が正式に指揮官に任命される。

絶チルのザ・ダブルフェイス

バベル本部看板娘である2人組の受付エスパーチーム常盤奈津子と野分ほたる。その能力により不審者を見分ける。ただし、任務の一環として探り出した来訪者のプライバシーを口に出してしまうなどのミスをすることもある。「デートの約束は半年待ち」だが、両者とも皆本に気がある(賢木談)ようで、合コンの時には皆本が来るということで参加を了承したらしい。不審者撃退用に拳銃を携帯しているが、射撃のセンスはいまいち。

絶チルのP.A.N.D.R.A.

P.A.N.D.R.A.(パンドラ)は、エスパーを解放するための革命組織。何の略称かは不明。兵部京介リーダーとし、他に真木、紅葉、葉と幹部が3人いる。メンバーは確認されているだけで30人近くいる。多くは周囲から迫害を受けたり、組織(バベルを含む)から冷遇を受けたエスパーらが所属しているが、自分から加入する者もいる。ヤマダ・コレミツ曰く「自分達の正義のために戦っている」との事。バベルなどからは悪の組織と思われがちだが、上記の理由からそうとも言い切れない。ただし、同じエスパーに対しては仲間意識は強いが、普通人(ノーマル)に対しては非情で容赦がない面もある。いずれノーマルとの戦争を起こすのが目的と初期設定にはあったが、最近では黒い幽霊にとらわれたエスパーを解放する組織というカラーが強い。黒巻に一軒家を提供するなど活動資金は豊富で、西エイジアの某国の武装政治組織との非合法な取引で資金を稼ぐエピソードがあった。

絶チルのコメリカ合衆国

コメリカ合衆国コメリカがっしゅうこく)は、本作におけるアメリカ合衆国の名称。漢字表記は「米国」。太平洋戦争で日本と戦争したのも、「アメリカ」ではなく「コメリカ」となっている。

ちなみに、「コメリカ」という名称自体は椎名が好んで使用するものであり、 (有) 椎名百貨店読切漫画 マリちゃんたすけて! など) にも登場している。

絶チルのザ・リバティーベルズ

合衆国中央情報局在日エスパーチーム

絶チルの黒い幽霊

黒い幽霊(ブラック・ファントム)は、普通人による殺し屋組織魔法使い(ウィザード)級の催眠能力ヒュプノ)を始めに捕らえ、それを利用しエスパーを攫い洗脳し、道具として扱う。構成員は体の一部に一ヶ所、QRコードタトゥーがある。コードネームが能力と関係しているようである。組織名 サイボーグ009 に登場する009達の敵組織、黒い幽霊団ブラック・ゴースト)のパロディと思われる。

絶チルの西エイジア某国

インド近辺を連想させる国。テロ組織アーレ・ルギア解放戦線異教徒を殺すべく暗躍していたが、兵部により壊滅させられた。

絶チルのインパラヘン王国

世界最小だが日本への最大の希少金属レアメタル輸出国エスパーの巫女が王室顧問を務める。レアメタルの結晶でできた玉座に座り息を引き取ったエスパーの魂(残留思念)は死後もレアメタルの像に宿り生き続け、それを次代の巫女が精神感応で読み取ることで能力と精神を引き継ぐことができる。なおインパラヘンの由来は、インドパキスタンの辺り( 印 パ らへん)ということで特にモデルはない。

絶チルの普通の人々

普通の人々(ふつうのひとびと)は、超能力排斥を訴える反エスパー団体エスパーは人類文明の破壊者であるとし、エスパー追放を目的として掲げている。場合によっては銃器などによる実力行使も辞さない過激な団体。

「我々はどこにでもいる」のスローガン通り、人間社会の様々な場所に「普通の人々」を名乗る者達が潜伏・存在している。数多くのノーマルの支持者がおり、新型ECMといった最新鋭の対エスパー用兵器を容易に入手できる事からも、支持者の中には政財界や軍部に太いパイプで繋がっている者もいる事が予想できる。

しかし、組織としての横のつながりはほとんどないという欠点もあり、それ故に普通の人々を名乗る者の中には、あくまで自分達を「普通」と定義しながらも、エスパー排斥の為には無関係なノーマルの犠牲も厭わない危険思想の持ち主もおり、半ば暴徒と化した彼らは「普通」という概念の持つ曖昧さを自ら皮肉る存在となっている。

皆本は「自分の中に超能力以外の価値を見つけられない負け犬」と手厳しい評価を下しており、実際に支持者の中にはエスパー超能力を持っている事を妬んでいるだけの者もいる。

読切版では サザエさん 、短期集中連載では 渡る世間は鬼ばかり のパロディキャラが登場したが、連載開始以降は、その種のパロディはほとんどない。ただし、 バビル2世 のコスプレなどをしたことがある。そのため、「今回えらいフツーやん?」と葵からブーイングが飛ぶこともあった。

絶チルの基礎用語

絶チルのESP関連

能力者(エスパー) 超能力を持つ人々。 ノーマルが何らかの理由により(第一期までに詳しい説明は無い)超能力を身につけた人々とその子孫が該当する。能力については後述。 遺伝性である為、片親がノーマルでも超能力は受け継ぐほか、事故や病気、成長期などノーマルと認定された人物が何らかのきっかけでESPに目覚めるケースもあり、両者の境界は曖昧なものとなっている。 普通人 ノーマルとも言う。超能力を持たない一般の人々のこと。世界社会の中枢はエスパーではなくノーマルが運営している。後述参照の様々な理由により、一時期エスパーを異質・毛嫌いする傾向が世界的に高まったため、エスパー擁護運動や差別を無くす運動を行っている。 現代は社会に浸透しており、良好な関係を保っているが、「普通の人々」や一部の人々は今だエスパーを倦厭している。 ESPリミッター 超能力者が普通人に疎外迫害されない様に自ら装着している超能力を弱める機能を持った装置。形状はアクセサリー型が多い。しかし万全ではなく、超度を3弱めることが限度である。そのためチルドレンはこれを装着しても超度4までしか超度を弱められないが、数を持つ事でほぼ0まで引き下げることは可能(兵部が実行)。あくまで装着具の類であるため、ESP錠などの拘束型を除き、外してしまえば能力は回復する為、最終的に着用は個人の意思に任せられる。 チルドレン達が身に付けているESPリミッターも性質的には後述のESP錠に分類されており、皆本の指令をうける事でロックが外れ全能力が解禁される仕組みになっている(従来のリミッター同様、自分の意思で取り外しができる)。後に他のESPの念波を一人に上乗せする事で出力を上げられるようパワーアップされた(ただし、パワーアップを受けた者は反動で少しの間超能力を使えない)。 ESP錠(ESPロック) 超能力者を拘束する場合などで使用する、超能力を阻害する手錠。拘束具である為鍵となる解除コードが個別に設定されており、外部からの接続解除は難しい(兵部には簡単に外された)。 ESPリミッター同様、ある程度以上の能力者を完全に止めることはできないが、外部電源を使用した強制遮断能力を有する物も存在する。 ECM 超能力対抗措置Esp Counter Measure)(イーエスピー カウンター メジャー)の略。人工的に強力なデジタル電波を発生させて超能力を中和し阻害する。機械装置を用いるが、効果に比例して装置も巨大化する。しかし、ECMの影響を回避する能力を持つ兵部にはあまり効かない。また、暴走時の薫にもECMは意味を成さない。後に皆本の携帯電話に内蔵されるようになった。 ECCM 超能力対抗対抗措置Esp Counter Counter Measure)(イーエスピー カウンター カウンター メジャー)の略。ECMを中和し、超能力の阻害を解消する装置。皆本はECM対策としてチルドレンリミッターに搭載していたが、エピソード ギフト・オブ・チルドレン 以降の新型リミッターには搭載されていない。 対超能力遮断施設(仮名) ECMECCM施設内いたるところに設置する事でESPリミッターESP錠を使わなくとも、施設内ではノーマルと同じように活動が出来る。通常は銀行の地下金庫などの重要施設にて使われているが、大半は当初兵部がいた隔離施設などエスパーにたいする監禁施設刑務所)として劇中では使用されている。 簡易設置型ESP探査機器(仮名) 公的公共機関においてエスパーを確認する装置。作中で遊園地のもぎりに設置されていることから、一般機械として普及していると思われる。

絶チルの軍事・技術関連

光学迷彩 周囲の景色に合わせ自動的に自らの色彩を変化させる迷彩服。かなり目立ちにくいが、完全に見えなくなるわけではない。ヘルメットが外れたりすると機能は停止する。 ネオ・クリア・エネルギー 架空のエネルギーの一つ。日本では発電などで平和利用しているが、ネオ・クリア爆弾として大量破壊兵器にも転用が出来る。放射能を伴うが人体には無害。ニュースでは食べても安全というふれこみが流れた。ネーミングは「nu - clear(核)」から。 大日本帝国陸軍特務超能部隊 劇中では旧日本軍も超能力開発研究を行っていたらしい。兵部京介・蕾見不二子ら複数の少年兵(作中の回想談より)が所属しており、伊 - 九号・伊 - 八号桃太郎などの動物実験が行われた。現在のB.A.B.E.L.の雛形となっている。

絶チルのその他

甲殻王者カニキング 劇中に登場するカードゲーム。 甲虫王者ムシキング パロディ。市販が決定したらしい。 魔法少女ぜったい!チルチル 劇中に登場するテレビアニメ。元ネタは もえたん 。 モガちゃん リカちゃんのパロディ。作者の代表作であるGS美神 極楽大作戦!!でも登場。本作品では九具津隆の手作りのメイド人形。

絶チルの超能力について

物理法則をねじ曲げることが可能な力。質量・エネルギー保存の法則はもちろんのこと、空間も光の速度も超える。 「超感覚」と「念動力」の二通りに分けられる。またこの作品にはそれらの組み合わせなどによって複合能力合成能力が存在する。エスパーは下記に書かれている超能力の内の1つ及び幾つかの能力を持っている。最近では合成能力主体エスパーが主流になっており、チルドレンのような純粋種高超度エスパーは希少。負傷や極限状態に陥ることにより、通常では不可能な成長を遂げ、能力が強化・増加することがある。

読切版には「アンチエスパー超能力を無効化する超能力)」と「アンチアンチエスパー超能力を無効化する能力を無効化する超能力)」という相手の超能力直接干渉する2つの超能力がある。なお、この2つの能力は超感覚・念動力複合能力合成能力の4つのどの分類に属されるかということは明らかになっていない。

エスパー達の力は人様々であり、世界的に超度(レベル)ごとに分類されている。これらは超能力の能力の度合いを計測器によって1から7の数字で表しており、数字が大きいほど能力が高くなる。分類は1996年以前の震度の基準をもじったものである。超度が上がるほどエスパーの数は少なくなり、最高度超度7は数えるほどしか存在しない。

超度1 - 静止している人や、特に超能力に敏感な人が感じる程度。

超度2 - 大勢の人が感じる。戸や障子が揺れる程度。

超度3 - 家屋が揺れ、電灯などのつり下げ物が大きく揺れる。

超度4 - 花びん等が倒れ、歩いている人にも感じられる。多くの人が驚いて外に飛び出す。

超度5 - 壁に割れ目が入り、墓石が倒れる。

超度6 - 家屋倒壊3%以下。地割れや山崩れが発生する。

超度7 - あらゆる物が破壊され、物が飛ぶ。

超度6を超えると計測不能になる為に、超度7の中でも力の優劣は大きく分かれてくる。

絶チルの超感覚

超感覚的知覚。ESPExtra Sensory Perception)と表記される事も。霊感・テレパシー・第六感・予知・過去視など、通常見たり感じたり出来ないものを察知する能力。

接触感応能力(サイコメトリー) 超感覚の代表。 体表面を接触させることにより、人間や物体から過去や現在の情報を読み取ることができる。読み取る内容は状況によって異なるため必ずしも万能ではない。また、同じ精神感応系超能力者や、自制心等精神的プロテクトの強い人には多少能力が効き辛い。 対象物体体表面が間接的にでも接触していれば能力の対象になる。衣服越しでも「人物」を対象に、壁などを挟んでもその室内などを対象に能力を使える。また、風など実体のない物も対象になる。 発動条件は体表面と示されるが、紫穂は1st senseにて服の上から思考を読み取っている。 透視能力クレヤボヤンス) 物影を見通す能力。ポケットの中身から心臓などの臓器まで、前方以外の360度も透視、視認できる。 遠隔透視能力リモートネスクレヤボヤンス透視能力クレヤボヤンス)よりもさらに遠くの物影を見通す能力。力が強ければ数百キロ範囲でも見通す事が可能。 作中ではケン・マクガイア遠隔透視能力を持っている。 予知能力プレコグ) 未来を予知する能力。比較的数の多いESPだが、高い超度が出にくい能力でもある。そのためバベルでは数十人の予知能力者の予知を統合し、ひとつの予知として扱う特殊な機械を使い、予知の精度を高めている。 精神感応能力(テレパス) 他人の思考を読んだり自分の思考を相手に送ったりする能力。思考だけでなく、他人の視覚イメージを他者に送ることも出来る。他者同士の思考を中継することで、意思伝達の手間を大幅に省ける。 変動確率 予知能力によって予知された未来を覆すことができる確率。超能力と同様に1?7の超度がある。「変動確率超度7」の予知は「超度7」のエスパーにしか覆せない。 催眠能力ヒュプノテレパシーで他人の脳の化学物質をイメージどおりに変化させ、暗示をかける能力。相手の望まない暗示やイメージを与えようとすると、強力な念力が必要な上短時間しか効果が持続しない。 その為、長期に渡って効果を持続させようとする時には相手の思考を自分の考えに誘導しようとする。

絶チルの念動力

PK:(Psycho Kinesis)と表記される事も。精神の力で物を動かしたり状態を変化させたり外の世界に働きかける能力を広い意味でそう呼ぶ。

念動能力サイコキネシス念動力の代表。精神の力で物を動かし、超度が上がるほど重いものを動かしたり、細かいコントロールができるようになるが、不安定さも増すため、常に暴走の危険がある。超度6あたりで自分の体を持ち上げて飛ぶこともできるようになるが、かなりの才能と特訓が必要。衝撃波による攻撃や身体能力の強化など戦闘の第一線で活躍する能力。人によっては物を燃やしたり凍らせたりもできる。又、波形を電気的な物(電磁波など)にも変換できるようだ。薫に限っては能力を使う際には「サイキック」もしくは「サイコ」と言ってから技名を言っている為、一種の解号だと思われる。低レベルであっても心臓を止めるなどして害を加えられるため、兵部やバレットなど、人によっては念動能力を殺しの道具に使っている。 火炎発火能力(パイロキネシス) 発火能力。熱風を操る。水を操ることも出来る人もいて、人さまざま。

絶チルの複合能力

一人のエスパーがいくつかの能力を併せ持っている状態。組み合わせて使えるため応用範囲は広いが、ほとんどの場合個々の能力の超度は低く、兵部京介、蕾見不二子のような高レベルの複合能力者はほとんど例外である。

絶チルの合成能力

複合能力の変形で、複数の能力が組み合わさって全く新しい一つの能力のように発動した能力。どんな特殊な能力もESPとPKの組み合わせとなっている。

瞬間移動能力テレポーテーション合成能力の代表。基本的にはPKだが、移動先の空間を無意識に感じ取ったりするので厳密には合成能力になる。一瞬で物体を別の場所に転送できる、超度が一定以上でないと発動させることが難しい高度な超能力。そのため、超度が低いと光の屈折率を変える程度しかできない。超度が高くなればヘリコプター程度の質量も瞬間移動させられる。移動の距離・回数・質量は互いに反比例する。非公式ながら葵はそのすべてにおいて世界記録を保持している。三次元空間を直に感知しそれを操る能力のため、もっとも進化したエスパーと呼ばれている。超度が高いほど空間を把握する感覚も鋭くなる。暴走すると様々な物が降ってくる「石降り現象」が起こる。発動に一瞬の間がある・ショックを受けるとしばらく使用不能になる・近い念波で干渉されると能力が発動しない・雨や雪など水や埃が多い所では能力が制限される・近距離に移動する場合、目線などを通して出現場所が読まれることがあるなどの弱点がある。発動形質には念動能力同様バリエーションがあり、物質透過や部分的な移動なども出来る。また、何種類かの原理があるようで、この作品でも、数種類が挙げられている。作者曰く、「テレポーテーションに、何種類かの原理があるというアイディアは、 ぼくの地球を守って から」らしい。

絶チルのストーリー・年表

巻数 日付 タイトル 特記事項 内容
- 1930年 - 兵部、誕生 -
- 1939年頃 - 遅くともこの頃には兵部、不二子と出会う。不二子、バレンタインを思い付く。 -
- 1941年?1945年 - 兵部と不二子、陸軍特務超能力部隊の一員として、戦争に参加。 -
- 広島爆撃の翌日 - 兵部が将来超能力者のリーダーとなり世界を滅ぼす事を知った隊長が兵部を狙撃。 -
- 1945年 - 太平洋戦争終戦 -
- 1947年 - 桐壷、誕生 -
- 遅くとも1960年 - 兵部、捕まる。 -
- 1966年 - 遅くともこの頃までに、兵部、仲間となるエスパーを探し始める。 -
- 1990年 - 皆本、誕生。 -
- 2000年 - チルドレン達、誕生。 -
- 2006?2009年 - 皆本、賢木と出会う。 -
- 2009年 - 皆本、キャリーと出会う。 -
- 2010年4月頃 - 皆本、チルドレンの担当に。 -
1巻 あたしたちは天使じゃない - バイクで逃げるヤクザを逮捕
1巻 あしたのチルドレン - 落石で埋まった妊婦と胎児を救う
1巻 2010年夏頃 未来は踊る(前編、後編) 伊-九号、未来を予言。 -
2巻 天使で悪魔 薫の超能力の暴走の初の描写。 ヘリがビルに衝突する事件を解決。
2巻 姿なき保護者 ちさと、東野初登場 チルドレン、六条小学4年生に編入。
2巻 触る大捜査線 - 紫穂の父、初登場。
2巻 長距離移動能力者の孤独 - 葵、ストックホルムの首相に荷物を届ける。
2巻 あたしンち 薫の家族初登場。 -
2巻 普通の敵(前編、後編) 普通の人、本編初登場。ECM登場。 -
3巻 誘惑者(1〜3) 兵部、初登場 -
3巻 プリンセス・メーカー ナオミ、谷崎初登場。 -
3巻 瞳の中の悪魔(1〜3) - 兵部のヒュプノの為、皆本にはチルドレンが大人に見える。
3巻 美しき獲物たち(1〜3) 明、初音初登場。 -
4巻 ハート・ブレーカーズ(1〜4) 賢木、九具津奈津子、ほたる初登場。 皆本、賢木に誘われて合コンに行くが…。
4巻 サイコ・ダイバーズ(1〜4) 黒巻、初登場。 黒巻、皆本に未来の夢を見せる。
4〜5巻 ナショナル・チルドレン(1〜4) メアリ、ケン、グリシャム初登場。 無許可離隊したグリシャムを追う。
5巻 ガール・フレンズ(1〜4) - 葵と紫穂にボーイフレンドができそうになる。
5〜6巻 パンドラの使者(1〜5) 澪とコレミツ初登場。パンドラの存在発覚。 -
6巻 荒野のエスパー(1〜4) - 兵部、アーレ・ルギア解放戦線が薫似の少女を怪我させた事に怒り、同団体を壊滅させる。
6巻 浅き夢みし(1〜4) 不二子初登場。 不二子の提案により、皆本がチルドレン担当から一時的に外される。
6〜7巻 いつか王子が(1〜3) 末摘、初登場。 不二子の命により大人になったチルドレン達に変身した末摘が皆本を誘惑するが…。
7巻 葵祭り・京都ぶらりテレポート(1〜4) - 京都の名所に落書きをする自称アーチスト・クライドボニーを皆本、葵、ケンが逮捕。
7巻 タッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(1〜3) - 葵祭り?の最中、留守番中の紫穂と賢木が対立。賢木が東都大時代の教授を手術。
7〜8巻 パンドラからの挑戦状(1〜3) - テレビ放送をジャックしてパンドラの宣伝を流す電磁波義兄弟を逮捕。
8巻 逃亡者(1〜7) 桃太郎マッスル初登場。この話から私服が長袖に。 戦時中にエスパーに改造された為人間を憎むモモンガ桃太郎が登場。すれちがい故に薫を憎むようになるが…。
8〜9巻 ギフト・オブ・チルドレン(1〜5) - チルドレンエスパー能力にめざめそうな少年タケシを監視する。しかしタケシの父親は「普通の人々」の支援者だった。
9巻 2011年1月頃 スキャンダルの舘(1〜2) - バベルの面々、雪山の中にある不二子の別荘で新年会を催す。しかし紫穂が幽霊(?)にあって気絶し…。
9巻 マジック・ガールズ - 澪とマッスル銀行に金塊を盗みに行く。犯行を予知したチルドレンは彼らを捕まえに行くが、銀行にいた普通の人々のせいで全員金庫に閉じ込められ…。
9〜10巻 国王陛下チルドレン(1〜6) - インパラヘン王国の王子、チルドレン達の学校に象で侵入。王子が巫女のセラとの結婚を認めないマサラと決闘するようチルドレン達に頼むが…。
10巻 絶対可憐ワイルド・キャット(1〜3) - チルドレンは、万引きの疑いがあるナオミを監視するよう谷崎に頼まれるが…。
10巻 2011年4月頃 とっておきの日(1〜4) チルドレン達、5年生に進級。 -
11巻 面影(1〜6) キャリー初登場 皆本、昔つき合っていたキャリーという女性と再会。チルドレン達に彼女との出会いと別れを話す。
11〜12巻 黒い幽霊(1〜6) 黒い幽霊の存在が発覚。バレット初登場 チルドレンに殺し屋「黒い幽霊」捕獲の命令がくだる。兵部はチルドレンと「黒い幽霊」の接触を妨害しようとするが…。
12巻 ビー・マイ・フレンド(1〜6) ティム初登場 チルドレン、「黒い幽霊」の一人であるティムと対決。